TOYOTAは、ハイブリッド車のプリウスをフルモデルチェンジして発売した。5代目となった新型プリウスは、2.0L/1.8Lエンジンを搭載したパラレルハイブリッドモデルで、最新の第5世代ハイブリッドシステムを搭載した車両になっている。

TOYOTA
プリウス(第5世代)

●価格:Xグレード=275万円(2WD/FF)/297万円(E-Four)、Gグレード=320万円(2WD/FF)/342万円(E-Four)、Zグレード=370万円(2WD/FF)/392万円(E-Four)、Uグレード=299万円(2WD/FF)/321万円(E-Four)

TOYOTAは、ハイブリッドの車プリウスをフルモデルチェンジして発売した。5代目となった新型プリウスは、2.0L/1.8Lエンジンを搭載したパラレルハイブリッドモデルで、最新の第5世代ハイブリッドシステムを搭載した車両になっている。

2.0Lモデルは、従来モデルを上回る低燃費(28.6km/L)を達成しつつ、システム最高出力となる144kw(196PS)を実現。高い環境性能と、動力性能を高次元で両立している。

1.8Lモデルは、全ての電動モジュールを刷新したことで、32.6km/Lの低燃費を達成。走りにも磨きをかけ、ハイブリッドならではの滑らかな加速に加え、軽やかな出足とダイレクトな駆動力レスポンスを感じることができる、そんな一台になっている。

いずれのモデルも、TNGAプラットフォームをベースに、新型に合わせたデザイン・走りを実現するために、第2世代のTNGAプラットフォームを開発。低重心化や大径タイヤの採用を可能としている。また、最新の4駆システム「E-Four」と高出力モーターの採用などにより、雪道をはじめとする低μ路での登坂性能や旋回時の安定性が向上させている。

新車両では、全車に最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を標準で装備。さらに先進安全システムの検知対象を拡大するなど、機能を追加している。

新たに追加した機能は、「後方車両接近告知」「周辺車両接近時サポート(録画機能・通報提案機能)」「セカンダリーコリジョンブレーキ(停車中後突対応)」の3つ。

「後方車両接近告知」は、ブラインドスポットモニターの後方ミリ波レーダーで後続車を検知し、後続車が接近した場合には、マルチインフォメーションディスプレイやブザーでしらせてくれるというもの。

「周辺車両接近時サポート」は、後方車両が非常に接近した場合、システムからドライバーに対して、警察もしくはヘルプネットへの接続をご提案。またドライブレコーダー装着の場合、状況を自動録画するほか、専用の記録領域へデータを保存するため上書きされにくくなっている。

「セカンダリーコリジョンブレーキ(停車中後突対応)」は、自車が停車中、ブライドスポットモニターの後側方ミリ波レーダーで後方車両を検知し、追突される可能性が非常に高いとシステムが判断すると、自車のブレーキを作動させることで、その後追突された場合の自車の速度を減速させてくれる。従来に比べ、衝突前からブレーキを作動することにより、早期での減速が可能となっている。

車両のデザインは、「モノフォルムシルエット」を引き継ぎながら、より低重心かつスタイリッシュなプロポーションへと生まれ変わっており、シンプルでありながら、抑揚のあるボディ造形は、感性に響くエモーションと普遍的な美しさを表現している。

内装は、「アイランドアーキテクチャー」コンセプトにより、圧迫感のない広々とした空間と運転に集中しやすいコックピットを両立。直感的な操作が可能で、ドライビングを楽しめる室内空間となっている。

ボディカラーは、全8色。そのうち2色は、スポーティな印象を与えるソリッドカラーをベースに「アッシュ」と「マスタード」を新たに開発している。

1月10日から受付を開始した、新サブスクリプションサービス「KINTO Unlimited」の第一弾として、今回の新型プリウスに＂Uグレード＂を設定しサービスを開始。「KINTO Unlimited」では、保険や税金のなどの諸経費を月額利用料金に含める「KINOTO」のこれまでのサービスに、新たに同社の技術を駆使した「アップグレード」と「コネクテッド」という2つの付加価値を追加。これらの付加価値を提供を通じてクルマ自体の価値を維持し、その分を月額利用料の引き下げに充当することで、月額1万6610円から利用することが可能となっている。

なお、Z及びGグレードについては、KINTOのこれまでのサービスを利用することができる。

◆TOYOTA:「新型プリウス」 の公式サイト。

※製品の価格及び仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更されている場合があります。