【Honda】自転車を後付けで電動アシスト化してくれるアイテム スマホと連携してさまざまな機能・サービスも利用可能に

スポーツ・アウトドア

Honda(ホンダ)は、自転車に取り付ける電動アシストユニットとそれに連動するスマートフォンアプリにより、さまざまな自転車を電動アシスト化およびコネクテッド化できるサービス「SmaChari (スマチャリ)」を発表した。SmaChari搭載第一号となる自転車は、ワイ・インターナショナルが2023年5月から受注を開始し、9月に発売する予定。

HONDA
SmaChari

●価格:22万円(RAIL ACTIVE-e)

Honda(ホンダ)は、自転車に取り付ける電動アシストユニットとそれに連動するスマートフォンアプリにより、さまざまな自転車を電動アシスト化およびコネクテッド化できるサービス「SmaChari (スマチャリ)」を発表した。SmaChari搭載第一号となる自転車は、ワイ・インターナショナルが2023年5月から受注を開始し、9月に発売する予定。

Hondaは、SmaChariアプリをユーザーに提供。自転車を製造・販売する企業に対しては、電動アシストユニットの制御ソフトウェアに関する技術を始め、SmaChariを運用・管理するプラットフォームを提供する。

SmaChariは、スマホアプリと自転車に取り付ける電動アシストユニットで構成され、さまざまなタイプの自転車を電動アシスト化およびコネクテッド化することができる。取り付け車両のタイプに合わせて法規に準拠するアシスト出力を算出するのは、日本初とのこと。コネクテッド化により、電動アシストシステムの起動から個人に合わせたアシスト出力の最適化、速度など走行状態やバッテリー残量の表示、故障の検知、位置情報の共有まで、さまざまな機能が利用可能。

【SmaChariの主な特徴】
◆〈さまざまな既製の自転車の電動アシスト化、 コネクテッド化が可能〉
電動アシスト機能を搭載していないさまざまなタイプの既製の自転車を電動アシスト化・コネクテッド化し、 型式認定取得にも対応することができる。
電動アシストユニットには既製の部品を活用することで、 製造・販売企業は、ユーザーのニーズに応じたさまざまなタイプの電動アシスト自転車を提供することが可能。
◆〈快適な移動をサポート〉
さまざまなセンシングデータから乗り手の意思、走行状況を判断し、モーター出力を制御する機能や、きめ細やかなアシスト出力の調整機能を搭載。
◆〈安心感の向上〉
乗り手がペダルに足を置いた際などに、システムがアシスト出力を制御してユーザーの予期しない急発進を抑制する機能を搭載。
システムが電動アシスト機能の故障やエラーを検知してユーザーに通知。
販売店は、システム上で車両組立・修理時の履歴などの車両データを管理でき、来店したユーザーに対して、車両データをもとに定期点検などの提案をすることも可能。
Hondaの四輪車から集まる走行データ、ならびにSmaChariユーザーから収集蓄積された走行データに基づき、急ブレーキの多い地点などで注意を喚起。
◆〈セキュリティの向上〉
スマホアプリ、オンラインアカウントを活用して自転車の所有者情報を管理。
スマホをシステム起動のワンタッチキーとして使用可能。また、スマホ上でキーの貸し借りもアプリで簡単に行える。
車両を手放す際には、車両譲渡の登録にも対応するため、安心して利用可能。
◆〈利便性の向上〉
スマホアプリ上でマップ、速度、走行距離、アシスト出力、バッテリー残量、消費カロリーなどを表示するとともに、走行データとして記録・管理する走行ログ機能を搭載。
SmaChariユーザー間での位置共有機能を搭載し、ユーザー同士での走行時や、外出した子供の見守りなどに活用できる。
スマホアプリを介した将来的な機能追加にも対応可能。

SmaChariを搭載した自転車は、まずワイ・インターナショナルが「RAIL ACTIVE-e(レイルアクティブイー)」を2023年5月から受注を開始し、9月に発売する予定。販売は同社が展開するスポーツ自転車専門店「ワイズロード」ならびに「ワイズロードオンライン」で行う。

「RAIL ACTIVE-e」(写真): 幅広い層に人気のクロスバイク「RAIL ACTIVE」をSmaChari対応としたモデル。価格は22万円。車体重量は15kg。

RAIL ACTIVE-eは、通勤通学だけでなく、サイクリングやロングライドにも対応。スマホアプリでロック解除ができるほか、電動アシストシステムの状態を把握し、故障やエラーを検知し、速やかにユーザーに通知することで適切な整備を促してくれる。一般的なe-bike(スポーツタイプの電動アシスト自転車)よりも軽量かつリーズナブルな価格なのも魅力。

トリプルパテッド加工を施した超軽量アルミフレームを採用。電動アシストシステムを搭載しながら、車体重量は15kgと軽量。

SmaChari開発の背景には、高校生の通学課題を解決して、より快適な通学環境と移動の喜びを提供することがあった。開発チームが自転車で通学する全国の高校生に聞き取り調査を行ったところ、48%が自転車通学に体力的負担を感じており、「電動アシスト自転車が欲しい」と回答したという。また、国土交通省のデータによると、人口10万人当たりの自転車乗車時の交通事故死傷者数は、全年齢の平均に対して高校生 (16~18歳) は約5倍と非常に高く、そのうち半数を通学中の事故が占めているとのこと。

乗車イメージ。

SmaChariは今後、幅広い自転車への搭載を目指していくとともに、システムを継続的に進化させていくという。

◆Honda:「SmaChari」 の公式サイト。

◆ワイ・インターナショナル:「RAIL ACTIVE-e」 のオンラインサイト。

※製品の価格及び仕様については、記事制作時のもので、その後諸事情により変更されている場合があります。

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