文房具の進化が止まらない! 持っているだけで仕事や勉強の時間がワクワク、楽しくなるアイデア満載の逸品を紹介します。今回は、「捺す」がテーマです!
手塚治虫が生み出したキャラクターを印影に刻んだファン垂涎のはんこ
ハンコズ
手塚ずかん
標準価格:4000円(税込)ほか
手塚治虫が生み出したキャラクターは、私たちの思い出の中で今も躍動している。
そんな永遠のアイドルを印影に刻んだはんこが発売された。
はんこは、大きく分けて2種。
宅配便の受け取りなどに使えるスタンプ印と、全国のほとんどの金融機関で使える銀行印タイプである。さらに銀行印タイプは、木彫りと黒水牛から選ぶことができる。
キャラクターは43種、名前の書体は3種を用意。パッケージも保存版にしたいほどの出来だ。
手塚世代としては、非常に魅力的なアイテムである。
©Tezuka Productions
【チェックポイント】
スタンプ印か銀行印か迷うところだが、正直、キャラクターを分けて2種とも欲しい。スタンプ印は、手紙や持ち物などに捺せば楽しそうだ。印鑑登録については、役所に確認のこと。
印影を押印場所に照射するプロジェクター内蔵のスタンプ
天野製作所
プロジェクタースタンプ認印サイズ
標準価格:1万2960円(税込)ほか
押印が苦手である。上下曲がらないように慎重に捺したつもりが、直前にわずかな回転をするのか、必ず傾いてしまう。
日ごろ、押印を主業務としていないライターにとって、不思議事務体験の一つである。
そんな不器用人生を歩む者たちに、文字どおり光を当てる印鑑が登場した。
その名も「プロジェクタースタンプ」。
印影を超小型プロジェクターで投影することで、押印場所を正確に定め、曲がらずに捺せる。同時に、朱肉のつき具合もわかるので、カスレの防止にもなるのだ。
プロジェクターのオン・オフはタッチスイッチ、先端に触れるだけで点灯する。もう完璧だ!
ボディは、梨地と鏡面を用意。認印・銀行印用と実印・法人印用の2種が発売されている。印面彫刻は、販売店か印章店に依頼する。
【チェックポイント】
押印時のストレスを大幅に軽減してくれる画期的なシステム。しかし、それなりの値段である。
上で紹介した「手塚ずかん」とのコラボを望みたい。
バッグに一つ用意しておくと便利! 押印してから約3秒で乾く朱肉
マックス
瞬乾朱肉プレミオ20号SA-2004PS
標準価格:390円
朱肉が苦手である。どれだけつければいいのかわからず、グリグリやったあげく、押印すると濃すぎて乾燥に時間がかかったり……。
そんな悩みを解決するのが、約3秒で乾く速乾性の朱肉だ。
フタを開けたままでも乾きにくいパッドを採用している。
これは、「ホッチキス」で有名なマックスの定番だが、あまり知られていないのではないだろうか?
【チェックポイント】
シヤチハタなどのスタンプ印が実印などに使えない現状では、朱肉を使うことはたびたびあること。そこで、この「瞬乾朱肉」。価格も手ごろなので、一つ持っておくと便利だ。
解説/宇野正樹