防災グッズは体や命を守るものから、避難先で安心・安全に過ごすためのものまでさまざま。いざというときのために、必要なグッズを備えておきたい。重要で信頼性の高いグッズを危機管理アドバイザーの国崎信江さんに選んでいただいたので、数回にわたって、注目グッズを紹介しよう。
❶揺れを感知したら自動でライトを点灯してくれる
感震センサー付きライト
NECライティング
グラン・クオリティ
実売価格例●1万7710円(12畳まで)
震度4以上(初期設定)の揺れを感知したら自動点灯し、同時にアラーム音が30秒鳴る(アラーム設定は解除可能)。
『真っ暗な状況だと不安と危険は増幅しますが、自動で明かりがつくことで、それを少しでも解消してくれます」(国崎さん)
また、突然の停電でもホタルック機能により、部屋全体を淡いブルーグリーンの光で、しばらくの間、照らしてくれる。
❷顔全体を煙からガードしてくれ、視界も確保できる!
防煙フードマスク
ワタベ
ライフキーパーS
実売価格例●8610円
煙が充満している中を逃げるとき、ハンカチで口を押さえただけではほとんど効果がない。
頭からすっぽりとかぶるライフキーパーSなら、煙から目や呼吸を守り、迅速な避難をサポートしてくれる。
「視界確保用のプレートが付いていて、目まできちんと覆ってくれます」(国崎さん)
❸消火機能を持ち、レールからすぐ外せる難燃性カーテン
防災用カーテン
インテリアおおた
プルシェルター
参考価格●4万7000円(2m×2m)
火の燃え広がりを防ぐ防炎素材のカーテンは多くあるが、この「プルシェルター」の特徴は、それだけではない。
「プルック」という、特殊なカーテンフックを採用している点に注目。
「生地を引っ張るとすぐにカーテンレールから取り外すことができるんです。火の上がっている場所にそれをかぶせて、消火することができます」(国崎さん)
❹ワイヤレスで連動し、火災をすべての部屋に知らせる
火災警報機
パナソニック
けむり当番/ねつ当番
実売価格例●1万2840円(ワイヤレス連動型の親機・子機セット価格)
ワイヤレスで複数の警報機が連動。1ヵ所で火災を感知すると、連動した警報機すべてが鳴って火災を知らせる。
1台の親機に対し、子機は14台まで連動可能だ。26ミリの薄型で、部屋のインテリア性も損なわない。
「電池式で配線は不要です。取り付けが簡単で、自分でも作業できます」(国崎さん)
取材・解説/打越俊浩(アウトドアライター)
※価格は記事制作時のものです。