防災グッズは体や命を守るものから、避難先で安心・安全に過ごすためのものまでさまざま。必要なグッズを備えておきたい。重要で信頼性の高いグッズを危機管理アドバイザーの国崎信江さんに選んでもらった。
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❺海洋深層水を使い、12年間の超長期保存を実現!
飲料保存水
ユニーク総合防災
DSW PREMIUM 12 YEARS(12年保存水)
希望小売価格●6220円(500ml×24本)
通常は5年保存のものが多い飲料保存水だが、この製品は12年も保存できる。
海洋深層水を使い、高度な製造技術で長期間の保存を実現している。
「子供が小学校入学のときに買ったら、高校卒業時が保存期限の切れるときです。教育の節目に合わせて購入しておけば、保存期間切れのタイミングが覚えやすいですね」(国崎さん)
❻一口サイズで災害時に気軽にエネルギーが補給できる!
保存食
上野砂糖
焚黒糖(災害備蓄用)
実売価格例●388円(100g)
保存期間が5年の備蓄用の黒糖。
水や調理器具を必要とせず、そのまま食べられ、手軽にエネルギーが補給できる。
「エネルギーの摂取の観点だけでなく、甘みがあっておいしいというのがいいんです。被災して不安になった気持ちや心を、甘いものが慰めてくれるんです」(国崎さん)
アレルギーの心配がなく、疲労回復に役立つブドウ糖が含まれているのも、黒糖のいいところだ。
❼日常の食卓に出してもいいくらい、おいしい保存食が登場
保存食
杉田エース
IZAMESHI Deli
実売価格例●各540円
災害備蓄用の保存食は長期保存さえできればいい、というものではない。
「おいしさがとても大切です。避難中は不安な気持ちにかられます。その気持ちをおいしい食事が、ケアしてくれるんです。このIZAMESHI Deliは日常の食卓に出してもいいくらい、おいしい保存食です」(国崎さん)
ご飯類からスイーツまでそろったイザメシシリーズの中でもDeliは、素材本来の味を生かした本格派だ。
❽災害時にホッとする温かいにゅうめんが食べられるセット
保存食
マルキ
防災食 揖保乃糸にゅうめん使用
参考価格●432円
素麺の定番「揖保乃糸」のフリーズドライ麺を使用し、お湯をかけてから3分で即席のにゅうめんが食べられる。
「おいしいですし、素麺というなじみのある味なので、口に入れればホッとした気持ちにさせてくれます。温かい、というのもいいですよね」(国崎さん)
容器は折り畳み式になっていて、収納に場所を取ることはない。
解説/打越俊浩(アウトドアライター)
※価格は記事制作時のものです。