Q
撮影モードはどれがおすすめ? 露出ってカメラ任せでいい?

A
最初は、すべてカメラ任せのフルオートでOK。慣れてきたら、そのほかのモードを試してみよう。

被写体の明るさに合わせて、絞りやシャッター速度(スピード)、ISO感度などを、適切な数値に設定することを「露出を合わせる」という。

多くのカメラには、すべてが自動的に設定されるフルオートモードが搭載されているので、わからない場合はカメラ任せでOK。

最初はカメラ任せでOK

画像: すべてカメラ任せで撮影できるフルオートモードなら、難しい設定が不要なので、初心者でも簡単に撮影できる(写真は、パナソニック・DC-GF10)。

すべてカメラ任せで撮影できるフルオートモードなら、難しい設定が不要なので、初心者でも簡単に撮影できる(写真は、パナソニック・DC-GF10)。

機種によって、さまざまな撮影モードが搭載されており(下表参照)、慣れてきたら、絞りやシャッター速度を自分で決めるモードで撮ってみよう。

主な撮影モード

画像: 主な撮影モード

さて、「絞り」とはレンズを通る光の量を調整する機能で、F5.6などの数値で表される。

この数値が小さいほうが、より光が多く入り、夜景や室内など暗い光でも撮ることができる。

また、数値によってピントの合う範囲が変わるという特徴もあり、背景をボカした写真が撮りたい場合は、絞り値を小さくするといい。

次に、「シャッター速度」とは撮像センサーに光が当たる時間のことで、1/60秒などの数値で表される。

この時間が遅いほうが光の量は増えていくが、あまり遅い数値にすると撮影時にブレてしまうことがある。

スポーツなど、動きの速い被写体をしっかりと写したいときは、速いシャッター速度が必要だ。

絞りとシャッター速度の組み合わせ例

画像: 露出はEV値で表され、絞りとシャッター速度の組み合わせで変化する。上の「F1.4と1/500秒」から「F11と1/8秒」はすべてEV値10になる例。

露出はEV値で表され、絞りとシャッター速度の組み合わせで変化する。上の「F1.4と1/500秒」から「F11と1/8秒」はすべてEV値10になる例。

このように、絞りやシャッター速度には露出を調整する機能と、ボケや動きを表現する効果もある。

「A」や「S」などの撮影モードを上手に使いこなせれば、こだわりのある写真を撮れるようになるので、よりカメラを楽しむことができる。

絞りとシャッター速度は自分で設定できる

画像: 上の画面は、キヤノン・EOS Kiss Mの例。「マニュアル」モードを選ぶと、絞りやシャッター速度を自分で設定でき、思いどおりの写真が撮れる。

上の画面は、キヤノン・EOS Kiss Mの例。「マニュアル」モードを選ぶと、絞りやシャッター速度を自分で設定でき、思いどおりの写真が撮れる。

Q
ピント合わせは基本的にカメラに任せておけばいい?

A
通常はAFでいいが、意図しない所にピントが合う場合は、マニュアルを利用するといい。

デジタル一眼のAFは非常に精度が高く、基本的にカメラ任せで大丈夫だ。

ただし、ピントは画面上の測距点というポイントで合うので、画面端にある被写体にピントを合わせたいと思っても、測距点から外れているとピントが合わない。

そんなときは、フォーカスロックというテクニックを使う。

まず、画面中央の測距点で被写体にピントを合わせ、シャッターボタンを半押しにする。

するとピント位置が固定されるので、そのまま被写体を画面端に寄せれば、ねらった被写体にピントが合った写真が撮れる。

このフォーカスロックを活用すれば、AFでたいていの場面を撮影できるが、例外的に暗めの星空など、どこにもピントが合わないような状況もある。

その際は、マニュアルでピントを合わせよう。

測距点から外れた場所にマニュアルでピント合わせ

画像: ライブビュー撮影では、画面の拡大表示が可能なので、マニュアルでのピント合わせも楽に行うことができる。

ライブビュー撮影では、画面の拡大表示が可能なので、マニュアルでのピント合わせも楽に行うことができる。

また、最近の機種は、顔や瞳を認識してピントを合わせてくれる。

予想以上に精度が高いので、人物撮影ではぜひ試してみてほしい。

顔認識AFを活用しよう

画像: パナソニックのDC-G9では、ディープラーニング技術を採用し、ベールをまとった顔までも認識する。

パナソニックのDC-G9では、ディープラーニング技術を採用し、ベールをまとった顔までも認識する。

Q
AFモードっていろいろあるけど、どこが違う?

A
基本的に「シングル」「コンティニュアス」「自動選択」の3とおりだが、メーカーにより名称が異なる。

AFモードには、シングルとコンティニュアスの2種類がある。

シングルAFは、ピントが合わないとシャッターが切れず、風景など動きのない被写体で、しっかりピントを合わせたいときに使う。

前項で述べたフォーカスロックもシングルモードで行う必要がある。

一方、コンティニュアスAFは、シャッターボタン半押しでピントを合わせ続け、被写体が動いていたり、自分が動いて被写体との距離が変わったりしてもピントが合う。

また、ピントが合っていなくてもシャッターが切れるので、シャッターチャンスを優先したいスポーツ撮影などに向いている。

また、通常はシングルAFで動作させているが、カメラが被写体の動きを感知すると、自動的にコンティニュアスAFに切り替えてくれる自動選択AFを搭載する機種も多い。

これらのモードを、被写体に合わせて選択するようにしよう。

AFモードは主に3種類

画像: AF-S、AF-Cという名称で表記される機種が多い。メーカーで呼び方が異なるが、機能的には変わらない。

AF-S、AF-Cという名称で表記される機種が多い。メーカーで呼び方が異なるが、機能的には変わらない。

AF-SとワンショットAFは同じ意味

キヤノン・EOS Kiss Mの場合

画像: AF-SとワンショットAFは同じ意味

解説/岡田清孝(カメラマン)

This article is a sponsored article by
''.