35ミリ判フルサイズ機は、画質や表現面での期待が大きい。それに対してAPS-C機は、小型軽量設計のボディや、充実した撮影機能や仕様が魅力。最近では、エントリークラスながら、上位クラス並みの機能や仕様を備えた機種もある。そういった、実力派APS-C機に注目したい。
約8コマ/秒の連写や4K撮影、チルト式液晶など多彩な装備
ニコン
D7500
実売価格例:12万320円(ボディ)
約8コマ/秒の高速連写や、4K動画撮影機能などを搭載。
液晶モニターもタッチパネル採用のチルト式で、快適なライブビュー撮影が可能。
また、被写体やねらいに応じた合成画像が得られる、多重露出機能も搭載する。
●撮像素子/APS-C ●有効画素数/2088万 ●AF測距点/51点 ●ISO感度/50〜164万 ●連写/8コマ/秒 ●液晶モニター/3.2型 ●本体サイズ/幅135.5mm×高さ104mm×奥行き72.5mm ●重量/720g
45点AFなど上位機並みの機能を搭載
キヤノン
EOS 9000D
実売価格例:10万4500円(ボディ)
エントリークラスに属する製品だが、オールクロス45点AFや、人工光源下での色や露出のムラを回避する「フリッカーレス撮影」機能など、上位機EOS 80D並みの機能を搭載。
上面には表示パネルも装備している。
●撮像素子/APS-C ●有効画素数/2420万 ●AF測距点/45点 ●ISO感度/100〜5万1200 ●連写/6コマ/秒 ●液晶モニター/3.0型 ●本体サイズ/幅131mm×高さ99.9mm×奥行き76.2mm ●重量/540g
防塵・防滴構造の頼もしい仕様を持つ
ペンタックス
K-70
実売価格例:6万8090円(ボディ)
防塵・防滴構造ボディで、マイナス10℃耐寒動作保証という頼もしい仕様。
視野率約100%の光学ファインダーも立派。
「手ぶれ補正機構SR」を応用して超高精細画像が得られる「リアル・レゾリューション・システム」も搭載する。
●撮像素子/APS-C ●有効画素数/2424万 ●AF測距点/11点 ●ISO感度/100〜10万2400 ●連写/6コマ/秒 ●液晶モニター/3.0型 ●本体サイズ/幅125.5mm×高さ93mm×奥行き74mm●重量/688g
解説/吉森信哉(フォトグラファー)
※価格は記事制作時のものです。