スマホで快適にウエブサイトが閲覧できる、シンプル便利ワザを伝授!

Android

ふだん何げなくスマホでウエブサイトを見ていると思うが、実はその操作をより快適にする方法がいろいろとあるのをご存じだろうか。スマホでウエブサイトを検索したり、閲覧したりするときに知っておきたい、便利に使える方法を集めてみたので参考にしてほしい。

スマホに話しかけてインターネットを検索する方法が知りたい

文字を入力するのはめんどうという人には、音声検索がおすすめだ。

iPhoneの場合、「Safari」を開き、キーボードの右下にあるマイクボタンをタップすると、音声入力に切り替わる。その状態で話しかけると、話した内容が文字に変換される。

Androidは、Googleの検索ウィジェット(ホーム画面に表示されているネット検索のための窓)が音声検索に対応しているため、キーボードを開く必要がない。検索ウィジェットにあるマイクボタンをタップし、話しかけるだけだ。

いずれも、スマホに話しかけられるシチュエーションであれば、キーボードで入力するよりも手軽に検索ができる。

iPhone

「Safari」のアドレス欄をタップして、キーボードのマイクをタップ。

Android

検索ウィジェットの右端のマイクボタンをタップすると音声の認識がスタート。

よく見るサイトをブックマークしておきたい

よく見るウエブサイトは、ブックマークに登録しておくと、検索などで探す必要がなくなり、便利だ。

iPhoneは、「Safari」でウエブサイト閲覧中に、気に入ったサイトがあったら画面下の中央にある共有ボタンをタップ。次に、本のアイコンが描かれた「ブックマークを追加」をタップし、登録する場所などを指定したあと、「保存」をタップすれば、ブックマークを登録できる。

Androidは「Chrome」を開き、メニューの中の「☆」マークをタップ。ブックマークは、あとで編集もできるので、気になったサイトは一とおり登録しておこう。

iPhone

「Safari」を開き、画面下にある共有ボタンをタップする。

「ブックマークを追加」のボタンをタップしよう。

「Safari」の画面下にある本の形をしたブックマークボタンをタップすると、ブックマークの一覧が開く。

Android

「Chrome」を開き、画面右上にあるメニューをタップする。

「☆」アイコンをタップすると、ページが登録される。

「Chrome」のメニューからブックマークをタップすると一覧が表示される。ここでフォルダー分けもできる。

閲覧したサイトの履歴を消す方法や、履歴を残さずに閲覧する方法が知りたい

iPhone、Androidともに、閲覧したウエブサイトの履歴を残す仕様になっている。

あとから同じサイトをもう一度見たいときなどに便利な機能だが、閲覧履歴はプライバシー情報でもある。友人や家族などに一時的に端末を貸すような場合は、念のため事前に履歴を削除しておいたほうがいい。

iPhoneの場合、閲覧履歴は「Safari」のブックマークの中の時計マークのタブにまとめられている。この画面を開き、右下に表示されている「消去」ボタンをタップすると、消去したい履歴の範囲を選択する画面が現れる。「直近1時間」や「今日」など、目的に合わせて選択するといい。

Androidは、「Chrome」のメニューの「履歴」をタップすると、閲覧履歴が表示される。ここにある「履歴データを削除」をタップすると、履歴が削除される。こちらも、1時間や24時間などに期間を変更できる。ただし、Cookie(※)まで一緒に消すと、会員制サイトからログアウトされてしまうので注意が必要だ。

※Cookieとは……会員制のサービスを提供するウエブサイトが、会員情報などを識別するために訪問者であるユーザーの端末に一時的にデータを保存しておく仕組み。

iPhone

「Safari」のブックマークを開き、時計のタブを表示。消したい履歴の時間を指定すると、履歴が削除される。

Android

「Chrome」のメニューから履歴を開き、「履歴データを削除」を選択。閲覧履歴だけを消したい場合は、そのほかのチェックを外して「データを消去」をタップ。

ウエブサイトの文字が小さくて読みづらい

ウエブサイト閲覧中は、ピンチアウトで文字を拡大することもできるが、改行などがあると読みづらくなる。文字が小さくて読みづらいときには、文字そのものを大きく表示するようにしておきたい。

iPhoneの場合は、「設定」の「画面表示と明るさ」にある「文字サイズを変更」で、文字を大きくすることが可能だ。

Androidは、「設定」の「画面設定」にある「フォントサイズ」で、文字の大きさを変更できる。基本はこれでOKだが、一部のアプリでは効果がないこともある。

iPhone

「設定」→「画面表示と明るさ」→「文字サイズを変更」で、スライダーを右に動かすと文字が大きくなる。一部のアプリでは効果がない。

Android

「設定」→「画面設定」→「フォントサイズ」と進み、スライダーを右に動かすと文字のサイズが大きくなる。サンプルを見て変更しよう。

ページの切り替えがめんどう! タブで切り替えながら閲覧する方法はない?

iPhoneの「Safari」、Androidの「Chrome」は、ともにタブブラウザーになっており、複数のウエブサイトを開いたままにしておくことができる。

「Safari」は、画面右下に表示されるタブボタンをタップすると、閲覧中のサイト一覧が現れる。いつの間にか開いてしまっていて、不要なウエブサイトは、「×」ボタンをタップすれば消せる。

「Chrome」は画面右上のタブボタンをタップすると、同様に利用中のタブがすべて表示される仕組みだ。

iPhone

「Safari」のタブボタンは画面右下に表示される。上下にスワイプして、ウエブサイトを選択しよう。画面下の「+」で新規タブも作成可能だ。

Android

右上にあるタブのボタンをタップすると、表示中のウエブサイトが一覧できる。ボタンの中の数字が、開いているタブの数を表している。

今、閲覧しているウエブサイトの画像を保存したい

閲覧中のウエブサイトに表示されている画像は、端末内に残しておくことができる。あとから画像だけを見返したいときには、次の方法で画像を保存しておくといい。

iPhoneでは、画像を長押しするとメニューが現れる。このメニュー内にある「イメージを保存」をタップすると、画像が端末内に保存され、「写真」アプリでいつでも見ることができる。

Androidも同様に、「Chrome」で表示中に画像を長押しして、メニューで「画像をダウンロード」を選ぶだけだ。

iPhone

「Safari」で画像を長押しすると、メニューが現れる。3D Touch対応機種の場合は、強く押し込むと表示されないので注意が必要だ。

Android

「Chrome」の場合も、保存しておきたい画像を長押しすると、メニューが表示される。ここでは、「画像をダウンロード」をタップしよう。

解説/石野純也(ジャーナリスト)

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