ハイレゾ再生に必要なUSB DACやネットワークプレーヤーの選択で大事なのは、再生できるハイレゾ音源のスペック。WAVやFLACは192kヘルツ/24ビットまで、DSDは5.6Mヘルツまで対応していることが望ましい。そこで注目なのは実力の高いUSB DAC「ティアック UD-301-SP」、ネットワークプレーヤーは、「デノン DNP-800NE」、高スペックなDACを内蔵する「サーモス SSB-380S」などだ。
USB DACとネットワークプレーヤーのおすすめ製品はこれ!
ハイレゾ再生に必要なUSB DACやネットワークプレーヤーの選択で肝心なのは、その機器で再生できるハイレゾ音源のスペックだ。WAVやFLACは192kヘルツ/24ビットまで、DSDは5.6Mヘルツまで対応していることが望ましい。これらを満たしていれば、ほとんどのハイレゾ音源を再生できるので、安心して使うことができる。
現在の推奨機として、低価格ながら実力の高いものを挙げると、USB DACではティアック・UD-301-SPがいい。デュアルモノラル構成を採用し、バランス出力も搭載。アップサンプリング機能などを備え、CD音源の高音質化ができるのも特徴的だ。
音質にこだわった高コスパ製品
ティアック
UD-301-SP
実売価格例:3万8800円
ネットワークプレーヤーは、デノンのDNP-800NE。独自のネットワーク機能「HEOS」搭載で、音楽配信サービスにも幅広く対応するなど、機能も充実している。これらでハイレゾ音源を体験してみよう。
多彩なネット音楽サービスに対応
デノン
DNP-800NE
実売価格例:4万9500円
DAC内蔵のアクティブスピーカーなら手軽にハイレゾを楽しめる
パソコンでハイレゾ再生を行うバリエーションとして、USB DAC機能を備えたアクティブスピーカー(電源が必要なスピーカー)を使う方法もある。この場合、パソコンからハイレゾ音源データをUSBケーブルで伝送し、スピーカー内蔵のDACでデコードして再生できるので、より手軽にハイレゾが楽しめる。スピーカー本体もコンパクトなものが多く、デスクトップで使えることも魅力だ。
高スペックなモデルなら、魔法びんの技術を応用し、真空構造を採用したサーモス・SSB-380Sが、PCMの768kヘルツ/32ビット対応で、注目度が高い。音場感や豊かな空間の広がりを楽しむなら、卵形がユニークなイクリプスのTD-M1がおすすめ。音質やデザインなどを吟味しつつ、自分の好みに合ったものを選びたい。
高スペックなDACを内蔵する
サーモス
SSB-380S
実売価格例:16万5240円
音場再現が正確な卵形スピーカー
イクリプス
TD-M1
実売価格例:7万9700円
ネットワークプレーヤーを使うならタブレット用アプリがいい!
ネットワークプレーヤーは、製品によっては、大きなディスプレイを持ち、楽曲の検索などがしやすいものもあるが、逆の場合もよくある。そんなときは、スマホ用アプリを使えば、スマホの画面で楽曲リストを表示し、音楽再生を楽しめる。このアプリはリモコンとして使えるので、ネットワークプレーヤーを使う人ならば必須といえるだろう。
さらに、こうしたネットワークプレーヤーのコントロール用アプリは、スマホ版とタブレット版が別々のものである場合が多い。スマホ版では、画面が小さいため、曲名やアーティスト名が省略して表示されることもあり、クラシックのように曲名が長いと少々不便に感じることがある。しかし、タブレット版では大きな画面を生かして、曲名やアーティスト名が省略されることなく表示されるため、とても使いやすい。
スマホ版でも十分便利なのだが、もしタブレット端末を持っているなら、タブレット版を使うのがよりおすすめだ。
タブレット版は表示が大きい
MusicCast CONTROLLER
無料(iOS用/Android用)
解説/鳥居一豊(AVライター)
※価格は記事制作時のものです。