ヤマハの 「MusicCast VINYL 500」は、ベルトドライブ方式のアナログプレーヤーに、フォノイコライザーとWi-Fiを内蔵したネットワークターンテーブルだ。一般的なアナログプレーヤーとして楽しめるだけでなく、MusicCast対応機器として、インターネットラジオや音楽配信サービスまでワイヤレスで使用することができる。本機を実際にテストしたので、おすすめポイントを紹介しよう。

ネットワークターンテーブル
ヤマハ MusicCast VINYL 500

実売価格例:8万1000円

●プロフィール

ベルトドライブ方式のアナログプレーヤーに、フォノイコライザーとWi-Fiを内蔵。レコードの再生をワイヤレスで送信できるほか、インターネットラジオや音楽配信サービスなどまで楽しめるユニークな「MusicCast」対応モデル。

画像: 見た目は、ごく普通のアナログプレーヤーだが、Wi-Fiを内蔵し、同社の「MusicCast」対応機器としてワイヤレスで使用することができる。

見た目は、ごく普通のアナログプレーヤーだが、Wi-Fiを内蔵し、同社の「MusicCast」対応機器としてワイヤレスで使用することができる。

SPEC●駆動方式/ベルトドライブ●回転数/33-1/3、45rpm●カートリッジ/MM型●出力端子/RCA×2●Bluetooth/Ver.4.2●対応コーデック/受信:SBC/AAC、送信:SBC●Wi-Fi/IEEE802.11 a/b/g/n/ac準拠●サイズ/幅450㎜×高さ136㎜×奥行き368㎜●重量/5.7kg

スマホアプリを使って音楽配信も楽しめる

本機は、一見、光沢ブラック仕上げの高級感ある普通のアナログプレーヤーである。ストレート形状のトーンアームは、カートリッジ着脱が可能で、針圧の調整など、一とおりの機能を搭載。本体は、高密度MDF材を使って剛性を高めるなど、作りもしっかりとしている。オーディオ出力は、フォノとラインの両出力があり、背面のスイッチで切り替えることができる。一般的なアナログプレーヤーとしての機能性は十分だ。

ところが、本機の大きな特徴は、MusicCastにも対応し、インターネットラジオや、HDD、NASに保存したハイレゾ音楽データのネットワーク再生なども行えるという点。見た目はオーソドックスなアナログプレーヤーなのに、先進的なネットワーク再生までできてしまうのだから驚きだ。

ネットワーク機能は、スマホのアプリ「MusicCast CONTROLLER」(無料)で行うが、最初の設定でネットワーク接続設定などもまとめて行えるので、ネットワーク接続に詳しくない人でも、比較的簡単に使える。あとは、スマホアプリを操作すれば、「Spotify」などの音楽配信サービスも多彩に楽しめるし、もちろん、アナログ再生への切り替えも簡単にできる。

■ネットワーク端子も装備する

画像: フォノ出力に加えてライン出力も備え、一般的なオーディオ機器との接続にも対応。ネットワーク端子も備えるほか、Wi-Fiのオン・オフも可能だ。

フォノ出力に加えてライン出力も備え、一般的なオーディオ機器との接続にも対応。ネットワーク端子も備えるほか、Wi-Fiのオン・オフも可能だ。

低音の力感もあるバランスのいいサウンド

アナログレコード再生は、低音の力感もしっかりと感じさせるバランスのいい鳴り方で、音の粒立ちがよく、歯切れのいいサウンドを楽しめた。音の響きの余韻もきれいだ。この音が、Wi─Fiスピーカーとの組み合わせでも楽しめる。同社のMusicCast 20との組み合わせでは、モノラル再生ながらも低音もしっかりと出るし、各楽器の音や声も自然だ。アナログ的な柔らかい感触もあり、気持ちよく音楽を楽しめた。

■レコードの音をネット経由で再生できる

「MusicCast」対応のスマートスピーカー、MusicCast 20(実売価格例:2万4000円)などと連係し、レコードの音を、ワイヤレスで飛ばして、別の部屋で楽しめる。

再生に手間のかかるアナログ再生は、休日などの時間のあるときにじっくりと楽しみ、ふだんは、ネット再生で手軽に音楽を聴く。そんな新しいスタイルを、リビングや書斎でシンプルに楽しめることが一番の魅力といえるだろう。

ここが〇

アナログプレーヤー+ネット機能というと、キワモノ的にも感じるが、デジタルノイズの影響はほとんどない。音のよさでもおすすめ。

ここが×

ちょっと欲張りすぎかもしれないが、USB出力も装備し、パソコンなどでレコードの音をデジタル化できる機能があれば万全だ。

解説/鳥居一豊 (AVライター)

※価格は記事作成時のものです。

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