ドライブレコーダーの人気9モデルを、都内を走行テストして比較した。今回は2カメラ型の「データシステムDVR3100」で実走テスト。前・後ともにフルHDの広角録画に対応したモデルで、家庭の大画面テレビでも見られるHDMI端子も備えているのが特徴だ。設置性、フロント昼間画質/夜間画質、リア昼間画質/夜間画質、操作性の6つの項目を10点満点で採点したので参考にしてほしい。
ドライブレコーダー最新モデル実走テスト
データシステム DVR3100
前・後ともフルHDの広角録画。夜間でも鮮明さが失われない
実売価格例:3万4800円
記録解像度:1920×1080
画角:対角140°
記録メディア:microSD16GB付属
モニター:3.0型
GPS/WDR
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●リアカメラ
記録解像度:1920×1080
画角:対角140°
対角140度の6層ガラスレンズを採用
暗所撮影に強いCMOSセンサーを前・後カメラに搭載し、ともにフルHD記録を実現。さらに、超広角の6層ガラスレンズを組み合わせ、フルHDならではの高精細かつ高画質映像で記録する。記録した映像は、若干赤みを感じるものの、十分な解像度と発色で再現。
フロントカメラはまずまずの鮮明さで、この画質をリアカメラでも実現している点には感心する。特に、昼間はスモークガラス越しとなるため、リア映像は一段とコントラストが増し、鮮明さが際立っていた。
夜間も、鮮明さはまったく失われない。前・後カメラとも、クルマのナンバーを鮮明に映し出していた。リアは、スモークガラス越しとなるため、映像が若干アンダーぎみになるが、ライトに照らされたナンバーもしっかりと読み取ることができたのは評価したい。
取り付け用のブラケットは、前後いずれも可動範囲が広く、対応幅は広い。
操作系では、メニュー画面はオーソドックスなデザインで、使いにくさは感じない。ただ、本体の上面に操作スイッチを並べたため、手探りでの操作が求められる。大きめな3.0型モニターのサイズを生かしきれていないのが残念に思えた。シガー電源ケーブルのプラグ部分にUSB出力を用意しているのは親切。また、ビューワーアプリはカメラの切り替えに対応しておらず、ファイルから一つずつ選んでいくしかない。
HDMI出力以外で機能面で特筆すべきものはないが、画質を優先する人にはおすすめのモデルだ。
設置性:7点(10点満点)
フロント昼間画質:8点(10点満点)
フロント夜間画質:8点(10点満点)
リア昼間画質:9点(10点満点)
リア夜間画質:7点(10点満点)
操作性:6点(10点満点)
⇒【ドライブレコーダーのおすすめはコレ】全9モデルの採点結果はこちら
※価格は記事作成時のものです。
解説/会田肇 (自動車評論家)撮影/河野公俊