4Kテレビと4Kチューナーを「同じメーカーでそろえた」場合、使い勝手がいいのはどのメーカーだろうか。この記事では、ソニーで連係チェック。使用した4Kチューナーは「DST-SHV1」、4K対応テレビは「KJ-43X8500F」だ。独自の連係操作「ブラビアリンク」を確認してみよう。
4Kチューナーと4K対応テレビの連係をチェック
同じメーカーで揃えたら使い勝手が向上するはず!
手持ちのテレビで新4K衛星放送を楽しめるのが、外付けの単体チューナーだ。テレビとチューナーを同じメーカーでそろえた場合の使い勝手を試してみた。
手持ちのテレビが4Kチューナー非内蔵タイプの場合、4K放送を見るためには、単体の4Kチューナーと組み合わせなくてはならない。そうすると、リモコンが2個になるので、操作がめんどうになると思いがち。しかし、今どきのテレビとチューナーなら、HDMI接続で相互連係できる「CEC機能」により、電源の連動やテレビのリモコンだけで基本操作ができるなど、利便性が向上している。しかも、同一メーカーであれば、各社独自のリンク機能を活用できる。
今回は、国内のテレビメーカー4社(シャープ、ソニー、東芝、パナソニック)のテレビ&チューナーの組み合わせで、どんな連係操作が行えるかをチェックした。理想は、「4Kチューナー内蔵テレビのように使えること」だ。
この記事では「ソニー」の連係をチェックする。
ソニーの4Kチューナーと4K対応テレビの連係をチェック!
使用したチューナーとテレビはコレ!
●チューナー
ソニー DST-SHV1
実売価格例:5万9270円
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4Kチューナーを2基搭載し、地上/BS/CSチュナーも2基搭載。
●テレビ
ソニー KJ-43X8500F
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4Kチューナー非内蔵の4Kテレビ。2018年6月発売。
結果ブラビアリンクで、連係操作は優秀
ダブルチューナーの利便性もあり、4K視聴は快適
ソニーの単体4Kチューナーは、大手テレビメーカー製としては唯一のダブルチューナー搭載機。USB HDDを接続すれば、4K放送の番組を視聴しながら裏番組を録画できるなど、他社製チューナーにはできない機能も搭載しており、人気機種になっている。
連係操作も「ブラビアリンク」のおかげで、ほぼすべての操作をテレビのリモコンで行える。テレビ側の入力切り替え時、チューナーが接続されているHDMI端子を選ぶだけでチューナーの電源が入り、そのまま4Kのチャンネルの選局や録画予約、番組再生などの操作も行える。もちろん、テレビの電源を落とせば、チューナーの電源も自動でオフになる。
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KJ-43X8500Fのリモコン
逆に、チューナー用のリモコンを使う場合でも、リモコンの上部に「TV操作」のボタンがあり、これを押してから使えばテレビの基本操作のほとんどが可能だ。連係性の高さでは一、二を争う使いやすさとなっている。
設定が楽で、チューナー内蔵機のように使える
連動の設定
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ブラビアリンクの設定は、接続された対応機器のリンクについて「有効にする」を選ぶだけ。機器別に設定できるのが便利。
EPG
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EPGの操作もテレビのリモコンで可能。チューナーのEPGは、テレビのEPGと違うデザインのため、識別も容易だ。
録画予約
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シャープと同様、テレビのリモコンを使って、チューナー側に接続したHDDを録画先とする録画予約の操作が可能。
※価格は記事作成時のものです。
解説/鳥居一豊(AVライター)