4Kテレビと4Kチューナーを「同じメーカーでそろえた」場合、使い勝手がいいのはどのメーカーだろうか。この記事では、パナソニックで連係をチェック。使用した外付け4Kチューナーは「TU-BUHD100」、4K対応テレビは「TH-43FX750」だ。
4Kチューナーと4K対応テレビの連係をチェック
手持ちのテレビで新4K衛星放送を楽しめるのが、外付けの単体チューナーだ。テレビとチューナーを同じメーカーでそろえた場合の使い勝手を試してみた。
手持ちのテレビが4Kチューナー非内蔵タイプの場合、4K放送を見るためには、単体の4Kチューナーと組み合わせなくてはならない。そうすると、リモコンが2個になるので、操作がめんどうになると思いがち。しかし、今どきのテレビとチューナーなら、HDMI接続で相互連係できる「CEC機能」により、電源の連動やテレビのリモコンだけで基本操作ができるなど、利便性が向上している。しかも、同一メーカーであれば、各社独自のリンク機能を活用できる。
ここでは、国内のテレビメーカー4社(シャープ、ソニー、東芝、パナソニック)のテレビ&チューナーの組み合わせで、どんな連係操作が行えるかをチェックした。理想は、「4Kチューナー内蔵テレビのように使えること」だ。さて、どんな結果が待っているのだろうか……?
この記事では「パナソニック」の連係をチェックする。
パナソニックの4Kチューナーと4K対応テレビの連係をチェック!
使用したチューナーとテレビはコレだ!
●チューナー
パナソニック TU-BUHD100
実売価格例:3万90円
●テレビ
パナソニック TH-43FX750
結果単体チューナーとしては優秀だが、連係には不満あり
録画機能の追加も待たれる
パナソニックの4KチューナーのTU-BUHD100は、AndroidTV搭載など、機能的にはなかなか優秀。リモコンにマイクが装備され、音声アシスタントによる番組検索が行える。ただし、4K放送の番組録画機能の実装が3月下旬に延期されており、今回のチェック(3月上旬)でも録画関連の連係などについてはチェックできなかった。
連係動作も最小限で、テレビの電源オンに連動してチューナーの電源がオンになるといった程度。4Kチャンネルの選局やEPGの呼び出しは可能だが、リアルタイム録画や録画予約については、前述の事情でチェック不可だった。
この4Kチューナーは、スマホと連係できるChromecast Built-in対応など、ほかにはない機能も多いが、テレビとの連係機能は不満。パナソニックの4Kテレビのユーザーは、同社製4Kチューナー内蔵BDレコーダーとの併用を考えよう。
チューナーとの連動は最小限のもの
連動の設定
EPG
AndroidTVを搭載
※価格は記事作成時のものです。
解説/鳥居一豊(AVライター)