ブルーエアの車用空気清浄機をレビュー!専業メーカーの “本気” がドライブを一層快適にする

空調家電

スウェーデンの空気清浄機専業メーカー、ブルーエアが、本格的な機能を持つ車載専用の空気清浄機を作ってしまった。中型車で使用した場合、わずか3分で車内の空気を清浄、SUVやミニバンでも、5~6分というハイスピード清浄が可能だ。

今回のスゴ腕家電ファイルは
ブルーエア Blueair Cabin

「しまった!」金田一耕助のように思わず駆け出し、そのまま飲み屋に駆け込み、勢いよく話したくなる! そんな事件な製品を毎月ファイリング。その事件性を“スゴ腕”家電探偵こと滝田勝紀が丹念に捜査して暴く!

解説者のプロフィール

滝田勝紀(たきた・まさき)
クリエイティブ・エディター&プロデューサーで、家電スペシャリストとして「All About」の家電ガイドを務める。30代男性向けのオフを充実させる電子雑誌『ds』編集長に就任。ドイツで開催される「IFA」ほか、海外展示会取材経験も豊富。

今回の事件家電ファイル
ブルーエア Blueair Cabin

ブルーエアが手がける車載用空気清浄機。本体はヘッドレストに装着し、コントローラー部はシガーソケットに差して使用する。車両サイズに合わせて「Blueair Cabin P2i」と「Blueair Cabin P2iD」の2モデルを展開。実売価格は3万1320円と5万1840円。

Blueair Cabin P2i

Blueair Cabin P2iD

空気清浄機専業メーカーが車内の空気を本気でキレイにする!

ブルーエアは、スウェーデンの空清専業メーカーだ。世界基準No.1の単機能型空気清浄機を日本で展開中である。

常に効率よく、スピーディに空気をキレイにすることだけを考え、HEPASilent(ヘパサイレント)テクノロジーや独自フィルターを開発。イオン機能に頼ることなく、空気中の汚れをひたすら取り去ることをミッションとしている。

これまで、その恩恵を受けられるのは、家の中のみだった。そこに今回、事件は起きた。

我々は、クルマに乗って移動する機会が多い。その際、道路上から流入するタイヤクズや、汚染物質などを密閉された車内で容赦なく浴びせられている。

ならば、車内でもキレイな空気を供給するのが空清専業メーカーのミッションであると、車載専用の空気清浄機を作ってしまったのだ。

もちろん、機能は本格的。粒子イオン化技術と高性能フィルター技術を融合した独自の空気清浄技術、HEPASilentテクノロジーを採用。車特有の有害物質やアレル物質を99%除去、ニオイに対しても効果的だ。

Blueair Cabin P2iDをセダンなどの中型車で使用した場合、わずか3分で車内の空気を清浄。SUVやミニバンでも、5~6分というハイスピード清浄が可能だ。

ココが事件だ!
フィルターもファンもすべてが本格仕様

背面寄りの四方に吸気口があり、そこから汚れた空気を吸引。フィルターを通すことでキレイな空気を本体側面の四方から放出する仕組みだ。

ココが事件だ!
操作と装着がとにかくシンプル

ヘッドレストにベルトを巻きつけて装着するだけ。コントローラーを回せば風量が調節できる。オートモードなら空気の状態を検知し、自動で最適な風量に調節する。

ココが事件だ!
空気の質をリアルタイムに可視化する

空気の状態は、コントローラーのLEDでリアルタイムに知らせてくれる。キレイなときは青色、汚れている場合はオレンジに点灯。専用アプリ「Blueair Friend」も用意する。

日本の場合、クルマは“チョイ乗り”で利用する機会がほとんど。でも、この車載用空気清浄機ならあっという間に空気をキレイにするから、いつでも安心してクルマに乗ることができるだろう。

※価格は記事作成時のものです。

解説/滝田勝紀
クリエイティブ・エディター&プロデューサーで、家電スペシャリストとして「All About」の家電ガイドを務める。30代男性向けのオフを充実させる電子雑誌『ds』編集長に就任。ドイツで開催される「IFA」ほか、海外展示会取材経験も豊富。

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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