【免許返納】車は「処分」より「寄付」で社会貢献!車検切れでも無料で引き取り可能

スポーツ・アウトドア

免許返納後の無免許運転による交通事故が問題となっている。主な原因は「運転できる車が近くにあること」だという。このような事故を減少させようと、一般社団法人日本カーシェアリング協会が呼び掛けている「乗らなくなった車の寄付」が注目を集めている。

「乗らない車」を寄付して社会貢献

8月は「乗らない車を寄付する月間」

昨今、高齢化の進展に伴い、高齢者による交通事故が社会問題化している。なかでも「免許返納後の交通事故」が深刻だ。
直接の原因は、“運転できる車が近くにあること”だろう。免許返納と同時に車を処理することができれば、こういった事故の発生は防げる。
しかしながら、「車の処理の方法」が多くの人にとって悩みの種になっているのだという。

そこで一般社団法人日本カーシェアリング協会は、お盆休みなどで家族が集まる機会が多い8月を、車の処理について考える月とし、乗らなくなった車の寄付を呼び掛けている。

協会では、東日本大震災以降、寄付された車を活用した支援活動を行っている。
今までの寄付は延べ300台超。災害で車を失ってしまった人や、何らかの事情で車を所有することができない人、地域の移動支援活動やNPOなどに寄付車を提供することで、生活や事業立て直しの後押しをする。

peraichi.com

車の寄付の流れ

  1. 寄付予定の車の車検証を準備し、日本カーシェアリング協会へ連絡
  2. 協会より説明を受け、車の寄付に同意後、書類の取り交わしを行う
  3. 活用できる車の場合、石巻・車を必要としている地域へ回送、もしくは寄付待機。
    活用が難しい車の場合は引取日程を調整のうえ、車の引き取りを行う
  4. 後日、協会より感謝状が送付

※8月31日以降も車の寄付の募集は受け付けています。

車の提供時の様子。ボンネットにステッカーを張る。

活用が難しい車も引き取ってもらえる

車検切れでも全国無料で引き取り

活用できる車だけでなく、活用が難しい車の寄付も可能だ。
寄付された車は協会が実施する、地域コミュニティへの支援活動や災害支援活動のほか、地域活性化や生活困窮者支援のためのレンタカーやカーリースといった有償の支援活動にも活用される。
修理や整備にかかる費用が高額になった場合など、活用を続けることが難しいと協会が判断した場合は、適正に処理される。

活用できる車の条件

  1. 車検が6ヶ月以上残っている車 (車種不問)
  2. オイル漏れやエアコン不調など安心安全な走行に支障がない車
  3. 活用用途により、宮城県石巻市へ車の運搬をお願いするケース有
    ※協会の車の活用状況によってすぐに車両の受取ができない場合がある。その際は、期限を区切り、災害発生時や地域で車の利用の希望者が出た場合に活用をする待機車両として登録される。
活用できる車は社会のために役立てる!

peraichi.com

活用が難しい車の寄付

車の状態によっては活用前提での車の寄付の受取ができないことがある。
この場合、寄付者が同意した場合に限り、以下の流れで寄付することも可能だ。

・車検切れ・エンジン不調といった「活用が難しい」状態の車でも、日本全国(沖縄県・離島を除く)で、寄付が可能。
※車の引き取りは無料
・適正な資格を有した自動車リサイクル業者により車を引き取りに訪問し、業者が車両の金額を査定
・査定金額が協会への寄付金となる(車は再利用・再資源化)
・寄付金は100台以上ある協会の車の維持費や、様々な支援活動の運営費用として活用

業者の引き取り額が寄付金となる仕組み

peraichi.com

日本カーシェアリング協会活動紹介

youtu.be

◆佐々木由美
フリーのwebデザイナー、時々ライター。猫好きの30代。目標はペット可ドラム可の物件に引っ越すこと。

スポンサーリンク
スポーツ・アウトドア
シェアする
特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

特選街web編集部をフォローする
特選街web

PR

【ドライブ中に純正ナビでテレビ視聴!】データシステム・テレビキットシリーズから最新車種対応のカー用品『TTV443』が登場!
長時間のドライブで同乗者に快適な時間を過ごしてもらうには、車内でテレビや動画を視聴できるエンタメ機能が欠かせない。しかし、純正のカーナビは、走行中にテレビの視聴やナビ操作ができないように機能制限がかけられているのがデフォルト……。そんな純正...

PRガジェット