【ドコモ・au・ソフトバンク】今&これから体験できる「5Gサービス」を紹介

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気になる「5G」各社のサービスをまとめて解説する。ドコモの配信サービス「新体感ライブCONNECT」は、マルチアングルや8KのVR映像を楽しめるからいい。auの「auスマートパスプレミアム」はVRを使ったライブ映像などを用意。ソフトバンクの「5G LAB」は、マルチアングルやVR映像を提供している。

映像系サービスやクラウドゲームが続々登場!

「高速・大容量」「低遅延」「多端末接続」といった特徴を持つ5Gだが、当初提供されるのはノン・スタンドアローン(NSA)といって、制御に4Gを使った方式。低遅延や多端末接続は、「真の5G」とも呼ばれるスタンドアローン(SA)方式を待たなければならない。そのため、今の5Gサービスは、必然的に「高速・大容量」を生かしたものになる。

そこで、各社とも、新サービスは動画やゲームを中心に投入している。動画といっても、単に高画質なだけでなく、高速・大容量を生かした工夫が盛り込まれている。マルチアングルによる視点の切り替えはその一つだ。VR(仮想現実)やAR(拡張現実)などの活用も、5Gならではといえる。

例えば、ドコモは、「新体感ライブCONNECT」という配信サービスを開始していて、マルチアングルや8KのVR映像を楽しめる。

auは、「auスマートパスプレミアム」に、VRを使ったライブ映像などを用意する。

ソフトバンクも、「5G LAB」でマルチアングルやVR映像を提供。 クラウド上のサーバーで高負荷なゲームを動かし、スマホ側でそれを操作するクラウドゲームも、5Gに合わせたサービスだ。

ドコモは「dゲーム プレイチケット」で「ファイナルファンタジー13」などを提供。

auやソフトバンクは、NVIDIA(エヌビディア)社とタッグを組み、「GeForce(ジーフォース)NOW」というサービスを提供する。

ドコモ

視点を一瞬で切り替えられる新体験

ドコモの「新体感ライブ CONNECT」では、マルチアングルの動画を配信。視点の切り替えは一瞬。ライブ映像の楽しみ方が変わりそうだ。

ドコモ「新体感ライブ CONNECT」

従来にない高精細なゲームが楽しめる

「dゲーム プレイチケット」では、据え置き型のゲーム機でしかできないゲームも遊べる。映像の精細感は、従来のスマホゲーム以上。

ドコモ「dゲーム プレイチケット」

au

渋谷の街でARを楽しめるスポットを用意

渋谷の街をARで飾って楽しめる。「Netflix」で配信される「攻殻機動隊SAC2045」ともコラボし、街中で同作品の世界観を再現できるという。

スマホで楽しめるAR絵本

「AR飛び出る絵本(仮称)」は、2020年夏以降に提供予定。ARで、コンテンツが本から飛び出してくるような迫力を実現。大人も楽しめそうだ。

au「AR飛び出る絵本(仮称)」

ソフトバンク

複数の視点から同時に楽しめる

5G LABの売りの一つが、多視点映像を配信する「FR SQUARE」。AKB48などの人気アイドルを起用したコンテンツを、多数用意している。

ソフトバンク「FR SQUARE」

バスケットボールの試合を多角的に観戦

ソフトバンクはヤフーとタッグを組み、5G LABのコンテンツを拡充。「バスケットLIVE」では、一部の試合のマルチアングル配信を実現。

ソフトバンク「バスケットLIVE」

動画がより身近になる!次のキラーサービスに期待

多彩なコンテンツを用意する3キャリアだが、現時点ではどれがヒットするかは未知数だ。SNSが、スマホ人気や4Gのエリア競争を後押ししたように、キラーサービスは、キャリアの想像を超えたところから登場するだろう。

ただ、少なくとも、動画の視聴や配信が、今まで以上に身近になることは確かだ。例えば、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、リモートワークや遠隔授業のために導入が進んだビデオ会議アプリは、5G向きのサービスといえる。

また、先述のSA方式も、5Gサービスの多様化に貢献する。端末も、現在のようなスマホに限らず、VRゴーグルやデジカメ、スピーカーなど、あらゆる機器が直接5Gに接続できるようになる。現時点でのサービスは、あくまで始まりにすぎないというわけだ。

■解説/石野純也( ジャーナリスト)

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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