様々な種類のあるボードゲームのなかでも、家族団欒や仲間との楽しいひと時におすすめなのが、難易度が低くコミュニケーションを重視したタイプのもの。大喜利要素のあるものや、話し合い協力してクリアを目指すもの、逆に騙し合いをするものなど、様々な種類があります。この記事では、コミュニケーション重視型のボードゲームをジャンル別にご紹介していきます。
誰でも楽しめるボトゲが知りたい!
ボドゲは一見難しそう?
「ボードゲーム」と聞くと、チェスや囲碁、将棋などの戦略的な要素の強いゲームを想像する人は多いのではないでしょうか?確かにこうした戦略を競い合うゲームも楽しいのですが、「ゲームが下手だけどボドゲをしてみたい」「仲間内や家族団欒のコミュニケーションで取り入れたい」という要望も多くみられます。特に今年は異例のコロナ禍。普段より長くなった家での時間に、ボードゲームを取り入れる人が増えています。
最近は、ボードゲームも多種多様に進化しており、ひとくちにボードゲームといっても様々なジャンルがあります。この記事では、家族団欒や仲間との時間が盛り上がる、おすすめのボードゲームを種類別にご紹介していきます。
コミュニケーション重視系がおすすめ
様々なボードゲームのなかでも、家族団欒や仲間との楽しいひと時におすすめなのが、難易度が低くコミュニケーションを重視したタイプのもの。大喜利要素のあるものや、話し合い協力してクリアを目指すもの、逆に騙し合いをするものなど、様々な種類があります。以下は、コミュニケーション重視型のボードゲームをジャンル別にご紹介していきます。
大喜利系
ミリオンヒットメーカー
1000枚ものワードカードを組み合わせて、ヒット商品を作ろう!という大喜利系のゲームです。なんと、言葉の組み合わせは10億通りもあるんだとか。ワードがあらかじめ用意してあるので、1から言葉を考えるのが苦手な人でも安心。「大喜利なんだけどハードルが高くない」ところが人気の秘訣です。また、「そんな簡単にミリオンヒットしそうなタイトルできるの?」と思うかもしれませんが、厳選されたワードカードによって、思いの外おもしろい「パワーワード」が多数出来上がっていくので結構楽しいです。
この本体以外にも、子ども向けの拡張と、大人向けの拡張も販売されているので、一緒にプレイする人たちに合わせて新しく追加してみるのも良さそう。かなり”キワドイ”ワードも多い印象なので、子どもとやるなら子ども向け、大人同士なら大人向け、という拡張のルールに素直に従えば、盛り上がること間違いなし。
がんめんマン
様々なセリフが書かれたカードの中から、自分が引いたカードに書かれたセリフに合わせて、顔をつくっていきます。様々なかたちのパーツをうまく組み合わせてつくってみてください。あるいは、自撮りでもOK! なんだとか。みんながお題のセリフを当てることができたら勝利!ぜひ相違溢れる顔を作ってその場を沸かせてください。
ちょっぴり福笑いに似たようなゲームなので、お正月の家族団欒にもぴったりですね!スタイリッシュなビジュアルがオシャレなゲームなので、プレゼントやコレクションにもおすすめです。
連想系
ゲスクラブ
ゲスクラブの「ゲス」とは、ここでは「推察する」という意味の「guess」です。あるお題に対して1人6個連想する言葉を書き、最終的にいくつ回答が被るかを予測してコイン(お金)を賭けます。
例えば「白い物」というお題なら、「牛乳」「豆腐」「雪」などの言葉を6つ連想します。他のプレーヤーと被りそうなワードを狙って出すもよし、ちょっとニッチなワードをチョイスしてその場を沸かせるもよし。ルールはシンプルなのに、それぞれのプレーヤーの価値観のズレが笑いを呼ぶゲームです。
ボブジテン
カタカナ言葉を、カタカナを一切使わずに説明するゲーム。タイトルに「辞典」とあるように、文章ではなく、適切な形容詞をつかって「〜な〇〇」というふうに説明します。
たとえば、「アメリカンフットボール」というお題なら、「米国の国技に認定されている競技」などと答えます。一見簡単そうに見えますが、とっさに説明するのは案外難しく、大人もどハマりしている人が多いそう。通常版は一定以上の語彙力が必要な「やや大人向け」なので、お子さんと一緒にプレイするときは「きっず」版がおすすめです。
騙し合い系
ラブレター
ラブレターは、シンプルなルールと短時間プレイが特徴的なゲームでありながら、高度な心理戦を楽しむことができ、ボードゲームの入門編とも言うべきカード。
ルールは簡単。プレイヤーは、カードを1枚もった状態で山札からもう1枚カードを引き、2枚のカードの内どちらか一方のカードを場に出すだけです。場に出されたそれぞれのカードが持つ役割と効果により、様々な展開を起こすことができます。すでに出たカードから残りのカードを予測し、相手が何のカードを持っているかを予測し行動をするので、シンプルながら戦略的な駆け引きも味わえるゲームです。
タブーコード
自分の前に置かれたタブーの内容を分からないまま喋り、相手にタブーな言動、行動をさせるゲーム。時に白熱、そして時にギクシャクとした心理戦が楽しいゲームです。
まず最初に「タブーカード」が1人1枚配られ、自分以外のプレイヤーに見えるように付属のカードスタンドに添えます。そして、自分はタブーを破ったら負け。プレイヤーは相手がそのタブーを侵すように誘導します。しかし、相手に感づかれてはなりません。自分のタブーが何か感づいた時「解除!」と言って そのタブーを宣言し、正解すれば、脱出することができます。
協力系
ito クモノイト
1~100のカードが1人1枚ずつ配られ、「数字を口にしたらアウト!」という制限の中、みんなでテーマに沿って自分のカードの数字を表現し合います。「クモノイト」は、お互いに数字を伏せたまま協力してカードを小さい順に出し、全員のカードを出し切る完全協力型のゲームです。
テーマは「憧れの職業」や「なりたいキャラ」などさまざま。例えば、「30」という数字をバイキンマン、「100」をアンパンマンだと表現すると、「バイキンマン」と答えた数字の方が小さく感じます。そうしたお互いの価値観をすり合わせつつ、数字の大きさを比べます。
まとめ
今回は、大人も子どもも楽しめる、難易度低めのコミュニケーション重視型のボードゲームをご紹介していきました。どれもルールがシンプルなのに本格的な心理戦や、しっかりとしたコミュニケーションによる連携を必要とするゲームなので、家族団欒や仲間との時間で大盛り上がりすること間違いなし!ぜひ年末年始の長期休みに遊んでみてくださいね。