格安SIMの中でもひと際リーズナブルな「LINEモバイル」。「一体どれくらい安いの?」と気になっている方は多いと思います。そこで本記事では、LINEモバイルのメリット・デメリットを徹底調査。料金プランや押さえておきたいポイントまでご紹介します。ぜひ参考にしてください。
LINEモバイルの新規受付が2021年3月に終了
LINEモバイルの既存プランの新規受付が、2021年3月31日(水)11:00に終了することが発表されました。また、家電量販店で契約する場合の期限は2021年2月28日(日)です。既存ユーザーへのサービス提供は継続されるので、格安でスマホを利用したい方は2~3月中に申し込みましょう。
※訂正(2021/1/28/ 8:20)
記事初出時、『LINEモバイルはSoftbankの新プラン「Softbank on LINE」に統合される予定です』と記載しておりましたが、そのような発表はありませんでした。お詫びして訂正いたします。
LINEモバイルの基本情報
LINEモバイルとは、コミュニケーションアプリ「LINE」が展開する格安SIMです。
月額600円(税別)からスマートフォンを利用でき、圧倒的安さを理由に注目を集めています。
またLINEモバイルは自社回線を持たないMVNOです。
Softbank回線、docomo回線、au回線の3つが存在し、契約時に1つを選ぶ仕組みになっています。
LINEモバイルのメリット
ここでは、徹底調査で判明したLINEモバイルのメリットを解説します。
圧倒的な安さ
LINEモバイルの最大のメリットは、月額料金の圧倒的な安さです。
まずは下記の料金プランをご覧ください。
「音声通話SIM」と「データSIM」の違いは電話機能を利用できるかどうかです。
つまり、電話を利用しない方なら月額600円(税別)、電話を利用する方なら月額1,100円(税別)からLINEモバイルを利用できます。
ただ、LINEモバイルをメインのスマートフォンとして利用する場合、電話機能は必須レベルです。
データ通信量も最低3GBはなければ、外出先で通信規制に悩まされてしまいます。
まとめると、LINEモバイルで「不自由なくスマホが利用できる」のは、月額1,480円(税別)の「音声通話SIM」です。
それでも大手キャリアの月額料金と比較すれば、圧倒的な安さを誇っています。
SNSのデーターフリーオプション
LINEモバイルが他の格安SIMより優れている点は、やはり各SNSのデータフリーオプションでしょう。
上記の画像から分かる通り、LINEモバイルでは「LINE」のデータ通信量が発生しません。
つまり、LINEでどれだけ通話しても、毎月のGB数を圧迫しないということです。
また、月額280円(税別)で「Twitter」や「Facebook」が、月額480円(税別)なら「Instagram」や音楽系サブスクのデータ通信量を0にできます。
残念ながら「YouTube」は対象になっていませんが、価格を考慮すると非常に魅力的なサービスです。
「毎日インスタのストーリーをチェックする」「サブスクで音楽を聴いている」という方は、LINEモバイルを利用することで、大幅なデータ通信量の節約を実現できます。
※データフリーオプションには一部例外があります。SNSの全機能が通信量0になるわけではありません。
データ通信量をシェアできる
LINEモバイルは、毎月のデータ通信量をシェアすることができます。
家族や友達が通信規制に困っていれば、自分のデータ通信量をプレゼントすることが可能です。
具体的な方法に関しては、公式ブログを参考にしてください。
クレジットカードが必要ない
LINEモバイルは、クレジットカードがなくても利用できる格安SIMです。
「LINEプリペイド決済」が用意されており、「Visa LINE Payプリペイドカード」で支払うことが可能。
クレジットカードを発行できない学生にぴったりな格安SIMです。
※以前まで利用できたLINE Payカード(JCB)の新規発行は終了しています。
LINEモバイルのデメリット
ここでは、徹底調査で判明したLINEモバイルのデメリットについて解説します。
電話機能が使いにくい
LINEモバイルには、無料の電話サービスがが存在しません。
電話機能を利用すると別料金が発生するので注意が必要です。
一応、月額880円(税別)の「10分間かけ放題オプション」は存在します。
基本的な通話であれば、本オプションでカバーできるでしょう。
しかし、110番や119番、フリーダイヤルなど、「10分間かけ放題オプション」から発信できない番号帯もあります。
頻繁に電話を利用するという方にLINEモバイルは向いていません。
キャリアメールが使えない
LINEモバイルに限らず、格安SIMはキャリアメールを利用できません。
- @softbank.ne.jp
- @docomo.ne.jp
- @ezweb.ne.jp
メールを利用する方は、GmailやYahoo!など、フリーメールを活用する必要があります。
※SMSは利用可能です。
口座引き落としに対応していない
LINEモバイルは口座引き落としに対応していません。
そもそも、「クレジットカード決済」と「LINEプリペイド決済」以外の支払方法が存在しないからです。
ただ、「LINEプリペイド決済」のチャージ先を銀行口座に設定することはできます。
つまり、「銀行口座」→「LINEプリペイド決済」→「支払い」のような間接的な口座引き落としを実現することができます。
LINEモバイルの通信速度は遅いのか?
「格安SIMの通信速度は遅い」というイメージをお持ちの方は多いと思います。
結論から述べると、「LINEモバイルはSoftbank回線ならそこまで遅くない」です。
ただTwitterの口コミを調査したところ、「曜日やエリアによっては遅い」「問題なく使えている」「ソフトバンク回線以外は遅い」などの意見が目立ちました。
LINEモバイルを快適に使いたい場合、Softbank回線がおすすめです。
また、「通信速度にこだわりたい」という方は、大手キャリアの回線を利用している「ワイモバイル」をおすすめします。
LINEモバイルの申込方法
LINEモバイルの申込方法は、店舗とオンラインの2種類存在します。
また、新規契約・MNP転入でも流れが変わるので、詳細は公式サイトを参考にしてください。
念のため簡単な流れを記載しておきます。
新規契約の場合
- スマートフォンの用意
- LINEモバイルに申し込む
- SIMカードの受け取り
- APN設定
- 契約者・利用者連携
MNP転入の場合
- MNP予約番号の用意
- スマートフォンの用意
- LINEモバイルに申し込む
- SIMカードの受け取り
- 利用開始手続き
- APN設定
- 契約者・利用者連携
まとめ
今回は、格安SIMのLINEモバイルについて解説しました。
「月額600円(税別)から利用可能」「各SNSのデータフリーオプションが存在する」など、様々なメリットがあります。
しかし、無料電話サービスが存在しないので、「よく電話を利用する」という方は要注意です。
また、LINEモバイルの新規受付は2021年3月31日(月)で終了します。
ご利用を検討中の方は2~3月中までに申し込みましょう。