夏のMacBook熱暴走対策!冷却ファン付きスタンドで劇的に快適に【エレコム】

レビュー

になるとパソコンが熱暴走しませんか? 熱暴走までいかなくても、我が家のMacはどうも夏に弱いのです。最近購入した最新のM4 MacBook Airも今年も猛暑と予測される夏が心配。そこでELECOM(エレコム)の冷却ファン付きノートPCスタンドを導入してみました。その結果は予想外のメリットもあったのです。

酷暑によるMacの夏バテを防ぎたい

北海道だからこそ、発生するパソコンの熱暴走

エレコムの「折りたたみ式ノートパソコンスタンド(8段階/脚付き/ファン付き)」を開封したところ。付属品はUSBケーブルのみです

夏になると、パソコンが熱をもちすぎて、暴走したり、動きが遅くなったりすることはありませんか? 筆者は、北海道に住んでるのに、夏になるとだいたいパソコンが暑さにやられて、作業効率が落ちることが多いのです。

 

最近、筆者は最新のM4 MacBook Airを購入。自宅でも、コワーキングスペースでも、仕事のメイン機として使っています。ですが、実はすでに5月の時点で熱問題が発生してます。パソコン本体ではなく、接続したドッキングステーションが多数の周辺機器をつないで、同時にそれらを一斉に動かすと、かなりの熱をもち動作が不安定になるのです。

 

我が家には、現在メインで使っているM4 MacBook Airのほかに以前から使っているMacBook Air、さらにMac miniが2台あるのですが、これらも真夏の暑い時期になると、熱の影響で動作が不安定になります。

「折りたたみ式ノートパソコンスタンド(8段階/脚付き/ファン付き)」を裏側から見たところです。中央の冷却ファンが取り外せるのが大きな特徴です

おそらく原因は、我が家が北海道にあることだと筆者は考えています。最近はかなり暑いといっても、そこは北海道。真夏の一部期間を除けばクーラーなしでも生活できるため、我が家はリビングにしかクーラーがありません。

 

そのため、筆者の仕事部屋は空調が完備されたオフィスなどに比べると、夏場はかなり暑いのです。しかも、北海道の住宅は耐寒性が高いため、こもった熱が逃げない構造になっているようで、外は寒いのに、暖房なしでも家の中は暑いといったことも起きます。

 

この環境で、1日10時間を超える長い時間、連続で使用されることの多い我が家のMacたちは、だいたい熱でへばってしまうというわけです。おそらく新しく購入したM4 MacBook Airも同じ運命をたどる可能性があります。

 

しかし、メインマシンが熱でへばると、仕事の効率はがた落ちです。そこで、筆者はM4 MacBook Airの冷却用にノートPC用スタンドを導入しようと考えました。真夏でも確実に冷却できるノートPC用スタンドを探しました。

エレコムの冷却ファン付きノートPCスタンド

ファン部分を取り外して卓上扇風機としても使える

スタンドの脚の部分を引き起こした状態。起こして、スライドして、キッチリと固定される構造になっています。

我が家の環境では、ノートパソコンを浮かせて保持し、換気をよくするだけでは、真夏の暑さで不安定になることを防げないと考えた筆者は、最初から冷却用のファンが付いたノートPC用スタンドの導入を考えていました。

 

そうして、冷却ファン付きのノートPC用スタンドをいくつか、比較検討している際にみつけたのがエレコムの「折りたたみ式ノートパソコンスタンド(8段階/脚付き/ファン付き)」(以下、「ファン付きスタンド」)です。実勢価格は5,000円前後

「ファン付きスタンド」の傾斜は写真のように8段階で調整できるようになっています。自分にとって使いやすい角度を選択するのも簡単です。

冷却ファン付きのノートPC用スタンドは、かなりいろいろなものが販売されているのですが、筆者がエレコムの「ファン付きスタンド」を選んだ理由は、ファン部分が外せて卓上ファンとしても使えるというアイデアに引かれたからです。

 

15.6インチのノートパソコンにまで対応する「ファン付きスタンド」は、折りたたむと幅約280mm×奥行約280mm×高さ約26mmとかなりコンパクトになります。重さは約930gですが、耐荷重は約10kgと予想以上に頑丈です。

「ファン付きスタンド」を使用する状態に展開したところ。この上にノートパソコンを乗せて使用します。背面からのファンで風を当てて冷やすわけです。

この「ファン付きスタンド」の中心部分にUSBで電源供給可能な幅約90mm×奥行約110mm×高さ約30mmのファンが取り付けられており、取り外しも可能です。なお駆動時の騒音レベルは約29dBとかなり静かだといいます。

 

傾斜角度は約23から53度の8段階で調整でき、スタンドの下にはキーボードも収納可能で、スタンドの左右にはスマートフォンスタンドが用意されており、パソコンとスマートフォンを並べておくこともできる設計です。

「ファン付きスタンド」を実際に使ってみた

デスクスペースが広がったのは、予想外の効果

筆者の仕事場のパソコンデスクでは写真のようにM4 MacBook Airを「ファン付きスタンド」を使って配置しています。

我が家に到着した「ファン付きスタンド」を実際に使ってみたのですが、まずは予想以上にしっかりしていることに安心しました。筆者はM4 MacBook Airの冷却のために「ファン付きスタンド」を導入したので、スタンドの乗せたノートパソコンのキーボードを直接操作することは考えていません。

 

それでもタイピングする度にスタンドが大きく揺れると、実用性はかなり低くなってしまいます。ですが「ファン付きスタンド」はノートパソコンを乗せたまま、そのままタイピングしても、イヤな揺れ方はせず、安定感があります。

 

次に当然、冷却ファンを実際に回してみました。小型のファンを回すと、耳障りな騒音が発生することが多いのですが、想像よりも音は小さめです。その割には風はしっかり発生します。筆者はできれば最低レベルでファンを動かしたまま、常時使うことを想定していました。

「ファン付きスタンド」から冷却ファン部分を取り外し、背面のスタンドを開くとハンディファンサイズの卓上ファンになります

ですが、実際にファンを動かすと、当たり前ですが音が発生します。モニターの位置との関係上、かなり耳に近い位置で騒音が発生することになるので、その音が小さくても気になるのです。結果、筆者は普段はファンを動かさず、熱による影響が発生し始めたらスイッチを入れることに決めました。ファンを回す限り音が発生するので仕方ないでしょう。

 

また、ファン部分をスタンドから外して、卓上扇風機としても使ってみましたが、これはこれでありといった感じです。状況によってはレイアウトを工夫して、自分にも風が当たり、ノートパソコンの周りの空気が動くような位置に配置できれば、熱暴走の防ぎながら人間の快適な状況を作り出してくれそうです。結構いい。

 

そして「ファン付きスタンド」を設置してみて気が付いたのですが、ノートパソコン単体を見やすい位置にデスクの上へ設置すると、デスクの作業スペースをかなり専有してしまいます。しかしスタンドに設置して配置すると、この専有スペースが思った以上に小さくなるのです。

「ファン付きスタンド」を使うことで、デスクの作業スペースが広がりました。これによって従来よりも広々と作業ができます。快適性が向上

結果、デスクの作業スペースが広がります。筆者の場合は、トラックボールを配置している右手の周辺部分にスペース的な余裕ができ、以前よりも作業がしやすくなりました。これは意外な効果です。

 

6月現在「ファン付きスタンド」のファンは回していませんが、以前熱の影響で挙動が不安定になったドッキングステーションを使っても、不安定になることはなくなりました。デスクに直接M4 MacBook Airを置いていたときよりも、パソコン本体の温度が上がることもなくなったように感じます。

 

これなら、今年の夏はM4 MacBook Airを夏バテさせずに済みそうです。今年も酷暑が予想されているそうですが、筆者の夏の悩み事は「ファン付きスタンド」で解決できそうな予感。ノートパソコンの夏バテに悩んでいる方は、ファン付きスタンドの導入を検討してみてはいかがでしょうか。かなり期待できそうですよ。

 

公式サイト
ELECOM https://www.elecom.co.jp/

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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