【アナログレコード】カートリッジ交換で音が変わる!MM型・VM型のおすすめ3モデル

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カートリッジとは、簡単にいうとレコード針だ。音質はカートリッジの選び方で大きく変わってくる。。MM型とMC型は、磁石が動くかコイルが動くかの違い。針交換も自分でできるなど、初心者にピッタリなのはMM型だ。

[別記事:【アナログレコード】新作から復刻盤まで目白押し「シティ・ポップ」のおすすめ新譜を紹介!宇多田ヒカルやいきものがかり、銀杏BOYSも →]

「カートリッジ」とはいったい何なのか?

カートリッジとは、簡単にいうとレコード針だ。アナログのレコード盤から音を拾う部分であり、「ピックアップ」と呼ばれることもある。

カートリッジは「小さな発電機」と考えよう。発電の仕組みによってMM(ムービングマグネット)MC(ムービングコイル)に分かれるが、働きとしては、レコード盤の溝に刻まれた音楽情報をなぞって、その振幅を電気信号に変換している。

信号はとても微弱で最上流にあるため、音質はカートリッジの選び方で大きく変わってくる。

MM型とMC型は、磁石が動くかコイルが動くかの違い。MM型はシンプルで高出力、針交換も自分でできるなど、初心者にピッタリ。レコードプレーヤーに付属してくるカートリッジは、ほぼMM型と思っていい。

MC型はその反対で、一品一品が熟練者による手作りの高級品だ。針交換はめんどうで、操作もデリケートなため、初心者には扱いにくい。

▶︎カートリッジの2大方式

MM型
針の動きでマグネットが振動して発電する方式。出力電圧が大きく、針交換も簡単で、入門者に向いている。

MC型
針の動きでコイルが振動して発電する方式。レンジが広く高音質だが、低出力のためMC(昇圧)トランスが必要。

シティ・ポップならMM型かVM型を!

手軽にシティ・ポップを聴くならMM型や、オーディオテクニカが特許を持つVM型(MM型の仲間)がおすすめだといえる。ここでは、3モデルほど紹介しよう。

日本のオーディオテクニカは明るくパンチの効いた、すがすがしいサウンド。海外製品の中でも英国のゴールドリング、デンマークのオルトフォンは、品格のあるしっとり系だ。

お国によってボーカルも楽器の表情も違い、それぞれに個性があっておもしろい。アナログならではの楽しみを味わってほしい。

▶︎おすすめのカートリッジ

オーディオテクニカ
AT-VM95E/H VM型
実売価格例:1万450円

シェル付きのVM型カートリッジだ。トレース性能のいい接合だ円針を採用。4ミリボルトの高出力で、針先が見やすいのもいい。

ゴールドリング
E3-MM MM型
実売価格例:1万9380円

同ブランドのエントリーシリーズでMM型モデル。交換針も安く、コスパが高い。帯域バランスが整い、音楽をすなおに楽しめる。

オルトフォン
2M-RED MM型
実売価格例:1万3600円

2Mシリーズの中核モデルで、各社のプレーヤーに採用されている。高性能な小型エンジンで、再生音はナチュラル。

※価格は記事作成時のものです。

■解説/林 正儀 (AV評論家)

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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