テレビの電気代は液晶か有機ELか、フルHD(2K)か4Kかで消費電力は異なってくる。専門家に聞いたところ、同じサイズのパネルでは、液晶より有機ELのほうが、2Kより4Kのほうが電気代がかかるということだ。この機会に覚えておこう。
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4Kテレビは同サイズの2Kテレビに比べて電気代がかかるって本当?
テレビの電気代は液晶か有機ELか、フルHD(2K)か4Kかで消費電力は異なります。シャープの製品で比較してみると、42V型の2K液晶テレビ「2T-C42BE1」の消費電力は約85ワット、42V型の4K液晶テレビ「4T-C42DJ1」の消費電力は約165ワット、48V型の4K有機ELテレビ「4T-C48CQ1」の消費電力は270ワットとなっています。
4K有機ELはパネルが大きいという不利がありますが、2K液晶に比べて約3.2倍も消費電力大きいことがわかります。つまり、同じサイズのパネルでは、液晶より有機ELのほうが、2Kより4Kのほうが電気代がかかるといえるでしょう。
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ビデオデッキやDVDレコーダーは長期間放置するのはよくない?
これは電源につないでいる状態とつないでいない状態とで、長期間放置によって傷む部分が異なります。電源につないでいる状態では、内部の電気基板上の部品、特に電界コンデンサーという部品が経年劣化し、15年ほどで寿命を迎えてしまいます。
電源をつないでいない状態では、10年程度で駆動部分、回転部分が固着してしまい、作動しなくなります。内蔵されるHDDも回転部分の固着が起きます。
いずれにしろ長期間放置は機械にとってよくないので、使わない機器でも1年に1度は通電作動させて、状態をチェックしたいところです。また、季節による温度差のない場所で保管することも重要です。
◆解説/福多利夫(フリーライター)