デノンは、サウンドバーの新製品として、ワイヤレスサブウーハー付きモデル「DHT-S517」を発売した。本製品は、同社のサウンドバーとしては初となる、Dolby Atmos イネーブルドスピーカーを内蔵しているのが特徴で、上方から音が降ってくるような3次元的なサラウンド体験を存分に楽しめる。
デノン
DHT-S517
●実売価格:6万円程度
ワイヤレスサブウーハー付き、Dolby Atmos イネーブルドスピーカー内蔵サウンドバー
デノンは、サウンドバーの新製品として、ワイヤレスサブウーハー付きモデル「DHT-S517」を発売した。
サウンドバーには、高解像度で立体的なサウンドを実現させるため、合計7基のドライバーを搭載している。搭載ドライバーは、Dolby Atmos を存分に楽しめるように、上向きにサウンドを放射するDolby Atmos イネーブルドスピーカーを2基に、フロント左右それぞれ25mmツイーターと120mm×40mmの楕円形ミッドレンジ・ドライバーを4基、さらには人の声の再現性を高めるために専用のセンタースピーカー1基を搭載。
合計7基のドライバーを搭載するサウンドバーと、迫力の重低音を実現するワイヤレスサブウーハーを加えた3.1.2ch構成により、スピーカーとしての音の良さと、バーチャルサラウンドの立体的な空間再現能力を両立させている。
サブウーハーには、150mmの大口径ドライバーを搭載しており、パワフルな低音で映画も音楽も臨場感たっぷりに楽しむことができる。ワイヤレス設計なので、置き場所を選ぶことなく、好きな場所に設置可能。サウンドバーとサブウーハーは、あらかじめペアリングされているため、電源を入れるだけで自動的に接続され、すぐに使用できる。サブウーハーの音量はリモコンで簡単に調整できるため、コンテンツや視聴環境に合わせて柔軟な設定変更が可能。
サウンドモードは、コンテンツに合わせて選べる「Movieモード」と「Musicモード」、そしてデノンならではの「Pureモード」を搭載。Pureモードでは、バーチャルサラウンドやアップミックスなどの処理を停止し、入力信号に脚色を加えることなく再生することができる。また、夜間の視聴に最適な「Nightモード」、映画やドラマのセリフ、ニュース、ナレーションなど、人の声の周波数帯域だけを強調して聴き取りやすくする「ダイアログエンハンサー」も搭載。効果の強さは3段階で調整できる。
本製品は、4K/60Hzや幅広いHDR信号のパススルーにも対応するHDMI入出力を各1系統備えている。HDMI出力端子はARC/EARCに対応しているため、テレビとの接続はHDMIケーブルを1本繋ぐだけ。CECにも対応しているのでテレビとの電源オン/オフ連動や、テレビのリモコンによる本製品の音量調整が可能だ。
音声フォーマットは、Dolby Atmosの他、Dolby TrueHD、Dolby Digital PlusやMPEG-2 AAC、MPEG-4 AAC、7.1chまでのリニアPCMに対応。ARC/EARCに対応していないテレビと接続するための光デジタル入力やAUX入力(3.5mmステレオミニジャック)も装備している。また、Bluetoothにも対応しているから、スマートフォンやタブレットなどから音楽やアプリの音声を再生することもできる。
サイズは、サウンドバーが、幅1050mm、奥行き95mm、高さ60mm、質量は2.5kg。サブウーハーが、幅172mm、奥行き290mm、高さ370mm、質量は4.3kg。
※価格は記事作成当時のものです。