Bowers & Wilkinsは、ワイヤレススピーカーの新製品として「Zeppelin」を発売した。本製品は、2007年に発売した初代「Zeppelin」から数えて4代目にあたる製品で、ストリーミング時代のユーザーに合わせて、よりアップグレードされている。
Bowers & Wilkins
Zeppelin(4世代目)
●価格:11万5500円
Amazon Alexaに対応したワイヤレススマートスピーカー
Bowers & Wilkinsは、ワイヤレススピーカーの新製品として「Zeppelin」を発売した。2007年初代モデルを発売して以来、今回の新モデルで4代目となる。
本製品は、ストリーミング時代に合わせた再構築がされているモデルで、ハイレゾ音源をこれまで以上にきめ細かく、そしてダイナミックに響かせる一方で、その頭脳はよりスマートに、よりフレキシブルに進化している。
新しい「Zeppelin」には、ミッドナイト・グレーとパール・グレーの2種類のカラーバリエーションがあり、金属製のスタンドを柔らかく照らす調光可能なアンビエントライトが新たに追加されている。
妥協とは無縁の設計
本製品は、左右それぞれにトゥイーターとミッドレンジ・ドライブ・ユニットを搭載しており、エンクロージャーの中央には150mmの大口径サブウーファーを設置している。各ドライブ・ユニットはそれぞれ専用のアンプモジュールで駆動しており、特にサブウーファーの駆動には、ブリッジ接続されたステレオ・アンプモジュールを使用することでクリーンかつパワフルな低音を実現している。
これらのドライブ・ユニットは、堅牢なエンクロージャーに配置されており、周囲の形状もサウンドの拡散性の優れたものにしている。これにより、一体型ステレオスピーカーでありながら、部屋全体に響き渡る広大なサウンドステージの再現を可能にしている。
エンクロージャーの両端にマウントされているトゥイーターには、「600 Series Anniversary Edition」のために開発された25mmダブルドーム・トゥイーターと同じものが使用。サブウーファーから発生した振動がエンクロージャーを通して伝わり、トゥイーターの音を濁らせることがないようにエンクロージャーからデカップリングされている。これにより、ワイドで透明感が高い空間表現と極めて精度の高いサウンドを実現。
ミッドレンジには、独自のFST(Fixed Suspension Transducer)技術を用いた90mmドライブ・ユニットを搭載。この技術は、アビーロード・スタジオのモニタースピーカーとして選ばれた「800 Series Diamond」を含む同社のすべてのプレミアム・フロアスタンディング・スピーカーに採用されている。
そして、サブウーファーには、先代モデルである「Zeppelin Wireless」に搭載されていたユニットをさらに改良した150mmバス・ドライバーを搭載。エンクロージャーの中心にサブウーファーを配置する構造は、サブウーファーの動作時に発生する振動をエンクロージャーに伝えないように設計されており、よりクリーンで反応の速い低音域を実現している。
大好きな曲を、自由自在に
本製品は、AirPlay 2とBluetooth(aptX Adaptive)の両方に対応しているため、iOSユーザーもAndroidユーザーも手軽に高品位サウンドを楽しむことができる。Amazon MusicやSpotifyのユーザーは、使い慣れたそれぞれのアプリからZeppelinに合わせて音楽を変換することが可能。また、「Bowers & Wilkins Musicアプリ」を使えば、Deezer、SoundCloud、TuneInなどのストリーミングサービスにアクセスすることもできる。
さらに本製品は、Amazon Alexaを搭載しているので、直接「アレクサ」と話しかけて聴きたい曲をリクエストすれば、本製品がそれに応えてくれる。音声操作、アプリでの操作に加えて、本製品の背面上部にあるボタンで操作することもできる。
本体サイズは、幅650mm、奥行き194mm、高さ210mm、重さは約6.5kg。Bluetoothは、5.0でコーデックはアダプティブAAC/SBCに対応している。
※価格は記事作成当時のものです。