メルカリで出品した商品が買われたら、購入者への発送となりますが、商品梱包の際は、水濡れや破損から商品を守るための工夫が必要です。とはいえ、過剰包装は送料がかかるのでNG。シンプルで安全な梱包のコツをつかみましょう。

梱包に必要なアイテムを用意しよう

◎内側の梱包材

防汚・防水
宅配ビニール袋、OPP袋、ショッピングバッグ
破損防止
気泡緩衝材、新聞紙

相手に「丁寧な梱包」と思ってもらえる必需品!メジャーやカッターナイフ、ガムテープなどの梱包作業に使う道具もそろえておきましょう。

◎内側の梱包材の代用

防汚・防水
チャック付きポリ袋、紙袋
破損防止
ペーパーナプキン、緩衝材(再利用)

紙袋などの梱包材はきれいなら再利用OK!ネットショッピングの際に付いてきた緩衝材は保存しておくと便利です。

◎外側の梱包材

メルカリの資材
クッション封筒、宅急便コンパクト専用箱、ゆうパケット用段ボール箱、ゆうパケットポスト専用箱、60〜100サイズ対応段ボール箱など
その他の資材
レターパック、レターパックプラス、段ボール、茶封筒、紙袋など

メルカリの梱包資材はコンビニや郵便局、宅配便センターで購入可能!配送方法によっては自分で用意した資材で梱包してOK。

らくらくメルカリ便で使える梱包品

◎宅急便コンパクト

宅急便コンパクト専用BOX
ヤマト直営店、セブン-イレブン、ファミリーマートで購入可能。薄手の洋服や雑貨などを送るのに最適。

◎ネコポス

❶ クッション封筒
セブン-イレブン、ファミリーマートで購入可能で、CDや貴金属などの小物を保護できる。

❷ ネコポス用段ボール箱
セブン-イレブン、ファミリーマートなどで購入可能。書籍や雑誌、小物類の発送に便利。

ゆうゆうメルカリ便で使える梱包品

◎ゆうパケット・ゆうパケットポスト

❶ ゆうパケット用段ボール箱
ローソンなどで購入可能で、薄手の衣類やCD、アクセサリーなどの小物類の発送に使える。

❷ ゆうパケットポスト専用箱
ローソンなどで購入可能。郵便ポストから匿名配送できる「ゆうパケットポスト」の専用箱となっている。

◎ゆうパケットプラス

ゆうパケットプラス専用箱段ボール箱
ローソンなどで購入可能。食器や厚みのある雑貨、ペット用品などを送るのに最適。

両方の発送方法で使える梱包品

◎宅急便/ゆうパック

❶ 60サイズ対応段ボール箱
コンビニ、イトーヨーカドーなどで購入可能。雑貨や衣類、精密機器の発送に活躍する。

❷ 80サイズ対応段ボール箱
イトーヨーカドーなどで購入可能。厚手の衣類や食器のセットを送るときに便利。

❸ 100サイズ対応段ボール箱
メルカリストアなどで購入可能。大型のリュックや小型の家具を送るときに使おう。

商品別梱包テクニック

衣類

衣類を梱包する際は、送料が上がらないように、厚みを抑えることがコツ。また、シワにならないように丁寧に畳むことも大切です。

❶シワがつかないように衣類を丁寧に畳み、ビニール袋などに入れて水濡れを防ぐ。衣類の生地によっては、無理に薄く畳むと傷みの原因になるので注意。

❷箱や袋に詰める。薄手の衣類は、ビニール袋の空気を抜くと厚みを抑えられる。厚手の衣類は、つぶれるとシワがつくので大きめの梱包材を使おう。

靴

靴は、型崩れや水濡れから商品を守るために緩衝材で包みます。靴ひもがある場合は、きれいに整えてから梱包しましょう。

靴ひもなどを整えたら、片方ずつ緩衝材で包んでテープで留める。パンプスなどの場合は、ヒール部分の梱包がたるまないように注意しよう。

両足の梱包が済んだら、そろえて段ボールに入れる。それぞれの足が上下逆になるように入れると箱にきれいに収まる。

バッグ

ブランドバッグの梱包は型崩れに要注意。トートバッグなどは、折り畳んでOPP袋に入れるとコンパクトに梱包できます。

型崩れを防ぎたいバッグは、つぶれないように中に緩衝材を入れる。続いて全体を気泡緩衝材で包み、金具やベルトなどを保護する。

ぴったりサイズの段ボールを選び、バッグを入れる。すき間がある場合は新聞紙などを詰めて、ずれないようにしよう。

貴金属

アクセサリーなどの貴金属類は、保証書と一緒に購入時のケースに入れて梱包します。箱がない場合は、手作りの台紙に商品を固定すると丁寧です。

箱なしのアクセサリーは、台紙に切り込みを入れて固定するか、柔らかい紙で包む。金具やチェーンの破損に気をつけよう。

OPP袋に入れたら、空気を含ませて封を閉じ、封筒などに入れて梱包。段ボールに入れる場合は、両端をガムテープなどで止めて動かないように固定する。

食器

食器などのキッチン用品の発送では、破損に十分注意しましょう。全体を緩衝材で丁寧に包み、箱に入れる際は新聞紙を詰めてズレを防ぎます。

気泡緩衝材を多めに使い、全体をしっかり包む。複数の食器を送る場合は、一つずつ丁寧に梱包しよう。

包んだ食器を段ボールに入れ、新聞紙や梱包材で固定。セットで送るときは、箱の中で商品どうしがぶつからないように注意しよう。

精密機器

カメラなどの精密機器は、水濡れや運搬中の破損を防ぐための工夫が必要。気泡緩衝材で包み、段ボールの中で動かないように固定します。

可能な場合はボディからレンズを外し、それぞれ気泡緩衝材で包む。さらに水濡れに気を付けたいときは、ビニール袋などに入れよう。

適当な大きさの段ボールに入れ、新聞紙などを詰めて固定する。商品を入れてすき間が気になる場合は、さらに新聞紙を入れよう。

本

本やCD・DVDを梱包する際は、OPP袋に入れて水濡れから商品を守りましょう。気泡緩衝材で包むのは、厚みが出てしまうので注意が必要です。

ビニール袋やOPP袋に入れ、テープで留める。漫画などを複数冊送る場合、ラップでまとめて包むといい。

本の厚みに合った梱包材で包む。CDやDVDの場合は、割れないようにクッション封筒を使おう。

ポスター

ポスターやゴルフクラブといった細長い物は、まず気泡緩衝材で保護しましょう。続いて、解体した段ボールで商品を包みます。

気泡緩衝材でポスターを包む。緩衝材の長さが足りない場合は、テープでつなぎ合わせよう。

段ボールをカッターナイフで解体し、三角形を作る。中にポスターを入れたら、ガムテープなどを使って補強しよう。

※この記事は『メルカリ売り方&買い方完全ガイド』(マキノ出版)に掲載されています。