トヨタは、「クラウン」をフルモデルチェンジして、16代目となる「新型クラウン」4モデルを発表した。その第一弾モデルとして「クラウン クロスオーバー」をこの秋発売を予定している。本車両は、従来のセダンの常識を打ち破るデザインとなっており、セダンでもない、SUVでもない、力強さを感じさせる、新しい時代のフラッグシップモデルとしての姿を表現したモデルとなっている。
トヨタ
クラウン クロスオーバー
●価格:435万~640万円
セダンとSUVを融合させた新しいスタイルのクルマ
トヨタは、「クラウン」をフルモデルチェンジして、16代目となる「新型クラウン」4モデルを発表した。その第一弾モデルとして「クラウン クロスオーバー」をこの秋発売を予定している。
クラウンは、同社独自の国産技術で作り上げた初の量産型乗用車として1955年に誕生。戦後間もない時代に、初の独自開発で苦難を重ね高級車を作り上げた「革新と挑戦」のDNAは、その後67年に渡り歴代クラウンに受け継がれ、常に時代の一歩先を行く新しい価値を追求しつづけてきた。
本車両は、従来のセダンの常識を打ち破るデザインとなっており、セダンでもない、SUVでもない、スタイリッシュなクーペライクシルエットと、力強さを感じさせるリフトアップスタイルを組み合わせ、流麗さとダイナミックさを両立させた、力強さを感じさせる、新しい時代のフラッグシップモデルとしての姿を表現している。
左右に一直線につながるヘッドランプ・テールランプや、キャラクターラインに頼らず面の抑揚で質感を表現したサイドビューなど、シンプルでありながら鋭さと雄大さを兼ね備えたデザインとなっている。
従来のセダンの常識を打ち破る大径タイヤを採用。ボディ構造の工夫により、ボディ側面近くまで外側に張り出した足回りと、ボディとタイヤの隙間のバランスも徹底的に吟味したことで、セダンでもSUVでもない、踏ん張り感のある力強いスタイルとなっている。
内装デザインは、ディスプレイや操作スイッチを水平方向に集約したことで、どの席からも直感的に操作ができる機能レイアウトと、インストルメントパネルからドアにかけてひと続きで包み込まれるような造形にすることにより、ドライバーは運転に集中でき、同乗者は心地よく移動を楽しめる「全席特等席」を実現。
また、過度に飾り立てず温味を感じられる金属加飾「WARM STEEL」や、思わず触れたくなる造形と心地よい握り心地を両立したシフトノブ、一目でわかる仕立ての良さと着座時の安心感にこだわったシートなど、内装部品の1つ1つにもこだわり、上質で豊かさを感じられる空間を演出している。
ボディカラーは、新開発の「プレシャスブロンズ」や「プレシャスレイ」をはじめ、特徴的なバイトーンカラーのコーディネートで新しいクラウンの変革を表現。合計12通りのボディカラーと4種類の内装色の組み合わせで、幅広いバリエーションが用意されている。
フラッグシップにふさわしい、ゆとりと品格を感じられる走りと快適な乗り心地
2.4L デュアルブーストハイブリッドシステム搭載車は、低回転から最大460N・mの力強いトルクを生み出す直列4気筒ターボエンジンと、高い駆動力を発揮する最新の電動パワートレーン「eAxle」、新開発のバイポーラ型ニッケル水素電池を組み合わせたハイブリッドシステムを初採用。アクセル操作にリニアに反応し、ダイレクトかつトルクフルで気持ちのいいドライビングフィールを体感することができる。システムの最高出力は、257kw(349PS)で、WLTCモードの燃費は、15.7km/Lとなっている。
一方、2.5L シリーズパラレルハイブリッドシステム搭載車は、クラウン(クロスオーバー)に最適化した高効率ハイブリッドシステムに、新開発バイポーラ型ニッケル水素電池を搭載。クラストップレベルの低燃費と高い静粛性を実現し、クラウンならではの上質で滑らかな走りをさらに進化させている。システム最高出力は、172kw(234PS)で、WLTCモードの燃費は、22.4kmとなっている。
大径タイヤ(18~21インチ)の採用により得られた従来のセダンより高いヒップポイントを活かし、乗り降りがしやすく、視界の良い着座位置を実現。頭の上や前後の空間もより広く確保し、どの席に座っても特等席と感じられるように居心地のいい室内空間を目指して作られたモデルとなっている。
乗り降りや運転のしやすさを優先したパッケージでありながら、新開発のTNGAプラットフォームによる軽量かつバランスの取れた高剛性ボディと、足回りでは、フロントにマクファーソンストラット式、リヤには新開発マルチリンク式のサスペンションにより、クラウンらしいどっしりとした直進安定性と、しなやかな動き、目線のブレないフラット感と振動の少ない質感の高い乗り心地を追求し、ずっと乗っていたくなる快適性を実現。
先進機能は、機能を向上させた最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を全車標準装備しており、対応する事故形態を一層拡大し、より安心なドライブを楽しむことができる。
また、高度運転支援技術「トヨタ チームメイト」を搭載。渋滞時の安全運転を支援する「アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)」さまざまな駐車シーンでスムースな入庫・出庫を自動で行いリモート操作も可能な「アドバンストパーク(リモート機能付)」など、安心・便利な先進機能を装備している。
さらに、新型クラウン(クロスオーバー)は、今後クルマのサブスクリプションサービス「KINTO」でも取り扱いを開始する。KINTOの場合、自動車保険や定期メンテナンスなど、クルマにかかる諸経費を月々の支払いに含めており、販売店に加えて、WEBでの申込みも可能で、個人・法人ともに、手軽に乗ることが可能。
ボディサイズは、全長4930mm、全幅1840mm、全高1540mm、車重は、2.4L デュアルブーストハイブリッドモデルが、1880~1950kg、2.5L シリーズパラレルハイブリッドシステムモデルが、1740~1790kg、となっている。
16代目となる新型「クラウン」は、今回発売する「クロスオーバー」を皮切りに、スポーティな走りを楽しめる「スポーツ」、新たなフォーマル表現とともにショーファーニーズにも応える「セダン」、そして大人の雰囲気で余裕のある走りを持つ機能的な「エステート」を順次発売していく予定だ。
トヨタ:「新型クラウン クロスオーバ」 の公式サイト
※価格は記事作成当時のものです。