昨年登場したiPhone 8/8 Plus/Xに共通して搭載されたのが、ワイヤレス充電機能だ。古くから一部のガラケーやAndroidスマホが採用していたが、広く普及しているとはいえなかった。今回、iPhoneが対応したことで、ついに一般化するか、と期待されている。というわけで、今回はワイヤレス充電器6機種を比べてみよう。

ワイヤレスチャージャー F302W

画像: ワイヤレスチャージャー F302W

厚さ4ミリの超薄型充電パッド。比較的大きめのパッドで、大画面スマホも置きやすい。パッド上面5ミリまでが充電エリアで、ケースに入れたスマホでも充電できる。USB電源アダプターは別途用意する。

BOOST↑UP ワイヤレス充電パッド

画像: BOOST↑UP ワイヤレス充電パッド

アップルと共同開発した製品で、アップルストアで販売されている2機種のうちの一つ。この2機種のみiPhoneの7.5ワット急速ワイヤレス充電に公式対応。本体デザインにフィットするACアダプターが付属。

XVIDA 充電用ケース&充電器

画像: 充電用ケース(iPhone X用)

充電用ケース(iPhone X用)

画像: 充電器(デスクスタンド型)

充電器(デスクスタンド型)

スマホケースと充電器を組み合わせる独自スタイル。オフィス用以外に、ホーム用や車載用のパッドなどもある。専用ケースはマグネットで充電器に吸着する。旧型iPhoneを充電できるケースも用意されている。

ノールドメルケ(トリプル)

画像: ノールドメルケ(トリプル)

5ワットの充電パッドを3基搭載。これらのパッドは独立した回路となっており、さらに、側面にUSBも1口装備しているため、ワイヤレスで3台、ケーブルで1台、計4台のスマホや機器を同時に充電できる。

Seneo Qi ワイヤレス充電器

画像: Seneo Qi ワイヤレス充電器

スタンドのスマホに接する部分がほぼすべて充電パッドになっている。内部には3重のコイルが装備されており、充電できるポイントが広く、大型スマホ、スマホの縦置き、横置き、どのパターンでも充電できる。

W-QC01BK

画像: W-QC01BK

スマホをサイドから抱え込むホルダータイプ。強力ゲル吸盤でダッシュボードに固定。ボールジョイントでスマホの角度を自由に調整できる。Quick Charge2.0以上のアダプターで9ワットでの充電も可能。

世界的にシェアの高いQi規格を採用している

ワイヤレス充電には複数の規格が存在するが、日本で販売されていて、iPhoneも採用している規格がQi(チー)である。

もともと世界的にも大きなシェアを持っていたQiだが、iPhoneが採用したことで、事実上の標準規格になったといえるだろう。今回取り上げる機種は、すべてQiを採用したもので、それぞれに特徴を持っているものを集めてみた。

まず、スタイルについては、パッド型とスタンド型に分類できる。

パッド型は、どんなサイズの機器でも上に置いて充電できるが、充電できる範囲から外れた位置に置いてしまうと、充電を失敗するリスクがある。充電中は画面が真上を向いてしまうので、動画を再生しながら充電という使い方はしにくい。

スタンド型は、ほぼスマホ専用。充電できる位置がズレる可能性が低く、本体操作を伴わない用途なら、動画やナビなど、スマホを使いながらの充電も可能だ。

Seneoは充電エリアが広く、スマホの横置きにも対応しているので自由度が高い。XVIDAは専用ケースがスタンドのマグネットに吸着するので、充電位置のズレが発生しない。なお、ホルダー型で車載用のW-QC01BKも、スタンド型の一つと考えられる。

次にチェックしたいのは、出力だ。Qiには、ワイヤレス充電と急速ワイヤレス充電の二つのモードが存在する。

各社が採用している5ワットがワイヤレス充電モードで、7.5ワットや9ワットが急速ワイヤレス充電モードだ。ワイヤレス充電対応の機器を充電器の上に置くと、スマホと充電器の間で情報交換が行われ、どちらのモードで充電するかが決まる。

7.5ワット対応機なら急速充電が可能

iPhoneは、発売当初は5ワットのワイヤレス充電モードのみの対応だったが、iOS11.2から7.5ワットの急速ワイヤレス充電に対応したといわれている。ただし、原稿執筆時点では、すべての充電器の急速ワイヤレス充電モードに対応するわけではないようだ。

現在、iPhoneを7.5ワットで急速ワイヤレス充電できる充電器としては、アップルとの共同開発品で、アップルストアで販売されているBOOST←UPとmophie社製品しか公式対応をうたっていない。

急速ワイヤレス充電が使えるメリットは、当然、充電時間が短くて済むことなので、これを求めるならBOOST←UPがいい。

ちなみに、5ワットのワイヤレス充電モードでの充電は、iPhone付属の充電器をケーブル接続した場合と、同等かやや遅い程度。この充電時間に納得できるなら、安価なF302WやSeneoと手持ちのUSB電源の組み合わせで、出費を抑える手もある。

実際の使い勝手に影響を与えそうなのが、電源とケーブル長だ。

BOOST←UPとノールドメルケは付属のACアダプターが専用品で、ケーブル長を変えることができない。F302W、Seneo、W-QC01BKはUSB電源アダプターが別売で、2アンペアのものを別途用意する必要があるが、自分で用意できるのでケーブル長の自由度が高いともいえる。

Qi規格品としては、どれも推奨に値する製品だが、iPhoneで使うのであれば、現状ではBOOST←UPを選ぶのが最もおすすめだろう。

基本はシングル充電だが、大型パッドの製品は4端末を同時に充電可能。急速充電対応機も便利

画像: 基本はシングル充電だが、大型パッドの製品は4端末を同時に充電可能。急速充電対応機も便利

解説/福多利夫(フリーライター)

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