文房具の進化が止まらない! 持っているだけで仕事や勉強の時間がワクワク、楽しくなるアイデア満載の逸品をズラリと紹介します。今回は【消す・守る】の〈その2〉です。
→【消す・守る】〈その1〉はこちら
カードの利用明細やDMハガキなどを裁断するのに最適な小型シュレッダー
ナカバヤシ
パーソナルシュレッダ put
標準価格:3600円
手のひらサイズの電動シュレッダー。
細断できるのはA4縦二つ折り1枚もしくはハガキ1枚で、大量処理には不向きだが、カードの利用明細やDMハガキを処分する程度なら十分だ。
細断くずをためるダストボックスを装備せず、本体に格納された背面フックか側面ワイヤーでゴミ箱の縁に固定して使用する。
乾電池で駆動し、使う場所を選ばない。
【チェックポイント】
前面に排出口があるので、デスクの上などに置いて細断状態を確認しながら使うこともできる。幅168ミリのコンパクトボディだから、設置・収納場所を取らないのもありがたい。
カフェやオフィスの離席中に持ち物を見守ってくれるアイテム
キングジム
トレネ
標準価格:6800円
一人でカフェやファミレスなどに出かけて、荷物を置いたまま離席するとき(トイレなど)、残した荷物が気になるという人は少なくないはず。
そんな人のために開発されたのが、スマホと連係して荷物を見守ってくれる「トレネ」だ。
使い方は簡単で、専用アプリをインストールしたスマホとブルートゥースでペアリングし、荷物の上に置くだけで準備完了。
この状態で、スマホを持って席を離れ、ブルートゥース通信が切断されると、「トレネ」が自動的に見守りを開始する。
そして、見守り状態に移行した「トレネ」に少しでも振動が加わると、異常を察知してアラームとLEDライトが作動するという仕組みだ。
席に戻ると、ブルートゥース通信が再開され、見守りも自動的に終了する。
【チェックポイント】
直径4センチ、重さ18グラムの小型・軽量設計なので、ポケットやバッグに入れて気軽に持ち歩ける。バッテリーをフル充電すれば、約20時間の連続使用が可能だ。
指でタッチするだけで解錠できる指紋認証機能付きの南京錠
BIO‐Key
タッチロック TSA
標準価格:8980円
南京錠というと、名前も含めてアナログな道具の代表のようなイメージだが、バッグや金庫から倉庫の扉まで、今でも幅広く活用されている。
そんな南京錠に、先進の指紋認証を取り入れたのが、この「タッチロックTSA」。
静電容量方式の高性能な指紋センサーを搭載しており、登録した指で軽くタッチするだけで簡単に解錠することができる。
登録できる指紋は最大20個まで。
一番めと二番めに登録した指紋の持ち主が管理人となり、指紋の追加や削除には、管理人どちらかの認証が必要になる。
また、専用ソフトをインストールしたパソコンとUSB接続すれば、パソコンからの操作で解錠や指紋の全消去を行うことが可能だ。
【チェックポイント】
タッチするだけで開けられるのは本当に便利。鍵を落としたり、暗証番号を忘れたりする失敗も防げる。付属のゴムと防水ケースを装着すれば、簡易防水仕様になる。
解説/生島 保