【スマホで防災】安否確認サービスの使い方を知っておこう

Android

大手キャリアは災害用アプリを使うと便利

ドコモのスマホでは、「災害用キット」というアプリを利用することができる。

もしプリインストールされていない場合は、「App Store」や「Playストア」から無料でダウンロードできる。

災害が発生して、家族や友達と連絡が取れなくなった状況で役立つのが「災害用伝言板」。

ブラウザーからも利用できるが、「災害用キット」アプリの「簡易版」を使えば、画面のガイドに従うだけで、メッセージを登録したり、探している人の安否を確認したりできる。

災害用伝言板は携帯電話番号を用いて人を探したり、探されたりする仕組みなので、キャリアが違っても相互に検索でき、ほかの安否確認サービスとも連係している。

なお、「災害用音声お届けサービス」は、声のメッセージを専用サーバーに保存し、その通知がSMS(ショートメッセージサービスの略で、携帯電話番号を利用したテキストメールのこと)で届くというもの。これも、各キャリアが相互で利用できる。

また、auは「au災害対策」というアプリを用意しており、「災害用伝言板」「緊急速報メール」「災害用音声お届けサービス」「災害情報」の4サービスを利用可能。

ソフトバンク(ワイモバイルを含む)は、ドコモやauのような統合アプリはないが、「災害用伝言板」アプリがあり、そこから災害用音声お届けサービスも利用できる。

●ドコモの場合

「災害用キット」アプリをプリインストール

ドコモの「災害用キット」アプリ。災害時に役立つサービスが統合され、Android、iPhoneどちらにも対応。

大規模災害が発生したときの「災害用伝言板」は、携帯電話番号にひも付けて安否確認ができる。

自分の安否を登録する場合、あらかじめ用意された文例から選択できるほか、任意のメッセージもOKだ。

家族や友人の安否を確認したい場合は、携帯電話番号で検索。電話帳から引用することもできる。

一方、格安スマホの場合も、ほとんどの機種で緊急速報メールが受信できる。

しかし、通常は大手キャリアのような災害用伝言板は用意されていないので、ブラウザーで利用できる「災害用伝言板(web171)」など、ほかのサービスを素早く利用できるように準備しておこう。

また、各社のサービスを横断してくれる「J-anpi」も要チェックだ。

格安スマホ・Androidの場合

「災害用伝言板」や「J-anpi」を利用

web171

NTT東西が運営する「災害用伝言板(web171)」。固定電話や携帯電話の番号で登録し、パソコンからも利用可能。毎月1、15日などに体験利用が可能。

J-anpi

「J-anpi」は、ここで紹介した各キャリアの災害用伝言板に加えて、報道機関やGoogleなどによる安否情報を横断して、安否を確認することができるサイト。

解説/村元正剛(ITライター)

※アプリの画面は変更になる場合があります。

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