撮像センサーの画素数は、大きくプリントした際にその違いが出てくる。高画素なカメラほど、細部まで緻密な描写を得ることが可能である。また、画面の一部分を切り出す際にも、十分な画素数が確保できる。現在、画素数の面では35ミリ判フルサイズの一眼レフが圧倒的に有利だ。
5060万画素のフルサイズ仕様。より高い解像性能を追求
キヤノン
EOS 5Ds R
実売価格例:46万5810円(ボディ)
EOS 5Dsの高解像バージョンだ。
自社開発の有効約5060万画素、35ミリ判フルサイズCMOSセンサーを搭載。
そして、偽色とモアレを軽減するローパスフィルター効果もキャンセルし、より高い解像性能を追求している。
●撮像素子/35mmフルサイズ ●有効画素数/5060万 ●AF測距点/61点 ●ISO感度/50〜1万2800 ●連写/5コマ/秒 ●液晶モニター/3.2型 ●本体サイズ/幅152mm×高さ116.4mm×奥行き76.4mm ●重量/930g
バランスの取れた画質チューニング
キヤノン
EOS 5Ds
実売価格例:45万6880円(ボディ)
有効約5060万画素、35ミリ判フルサイズCMOSセンサーという仕様は、上のEOS 5Ds Rと同じ。
本機は、偽色とモアレを軽減するローパスフィルターの効果も取り入れ、バランスの取れたチューニングが施されている。
●撮像素子/35mmフルサイズ ●有効画素数/5060万 ●AF測距点/61点 ●ISO感度/50〜1万2800 ●連写/5コマ/秒 ●液晶モニター/3.2型 ●本体サイズ/幅152mm×高さ116.4mm×奥行き76.4mm ●重量/930g
光学ローパスフィルターレス仕様を採用
ニコン
D850
実売価格例:39万9600円(ボディ)
5000万画素を超えるEOS 5Ds Rと5Dsには一歩及ばないが、こちらも、有効約4575万画素という高画素モデル。
さらに、高性能レンズの解像力が最大限に生かせる光学ローパスフィルターレス仕様を採用する。
●撮像素子/35mmフルサイズ ●有効画素数/4575万 ●AF測距点/153点 ●ISO感度/32〜10万2400 ●連写/7コマ/秒 ●液晶モニター/3.2型 ●本体サイズ/幅146mm×高さ124mm×奥行き78.5mm ●重量/1005g
解説/吉森信哉(フォトグラファー)
※価格は記事制作時のものです。