デジタルカメラもスマホも、4K動画が手軽に撮れるようになったが、問題となるのが、その保存先だ。いつまでも本体のメモリーに入れておくわけにもいかないし、やはり、テレビやディスプレイで見たいという欲求もあるだろう。ここでは王道の方法をお伝えしよう。
パソコン経由でHDDに保存するのが王道。BDレコーダーでディスク化する方法もある。
4K動画はファイルサイズが大きいので、保存するとなれば、パソコンを経由して、外付けHDDに移すというのが王道といえる。パソコンの内蔵HDDにも保存は可能だが、本体への負荷を考えると、外付けのほうが望ましい。
この機会にパソコン用4Kディスプレイを導入するなど、パソコンでの4K動画再生環境を整えるのもいいだろう。
●パソコンも4K環境にするのがおすすめ
LG
27UK650
(実売価格例:6万9590円)

4K動画を撮る機会が多いなら、パソコンも4K環境に移行しよう。4Kディスプレイは価格的にも手ごろになっている。
一方、カメラのメーカーによっては、BDレコーダーのHDDに保存することも可能だ。
例えば、パナソニック製レコーダー(2014年秋モデル以降)は同社製カメラで撮った4K動画を保存可能。また、ソニー製レコーダー(2017年夏モデル以降)は、同社製カメラに加え、パナソニック製カメラの4K動画も保存できた。
また、両社とも、HDD内の4K動画は、BDのデータディスクとして書き出せる。ただし、BDに書き出した4K動画を再生する場合は、再びレコーダーのHDDに書き戻す必要がある。
●4K動画を保存できるレコーダー
パナソニック
DMR-BRT1030
(実売価格例:5万7110円)

同社製カメラで撮った4K動画であれば、USBケーブル経由でHDDに取り込める。取り込んだ動画はBDに書き出すことも可能。
ソニー
BDZ-ZT3500
(実売価格例:6万7640円)

カメラからUSBケーブル経由で4K動画をHDDに取り込める。取説では同社製カメラのみという記述だが、編集部のテストでは、パナソニック製カメラの動画も取り込めた。
解説/福多利夫 (フリーライター)
※価格は記事制作時のものです。