薄型で軽量なボディに、広角24ミリから超望遠960ミリ相当をカバーする光学40倍ズームレンズを搭載。また、コンパクトデジカメで初めて、同社の映像エンジン「DIGIC8」を採用したことで、高速連写や4K動画撮影なども可能になった。

キヤノン
PowerShot SX740 HS
実売価格例:5万1830円

画像: ボディの材質感は、このクラスの製品としては、けっこう上質。

ボディの材質感は、このクラスの製品としては、けっこう上質。

画像: 液晶モニターは、上方向に約180度回転する仕様なので、自分撮りにも対応できる。

液晶モニターは、上方向に約180度回転する仕様なので、自分撮りにも対応できる。

大量連写時にデータの書き込み待ちがない

外観やサイズ、重量は、従来機のSX730 HSとほとんど変わらず、光学40倍ズームレンズの仕様も同じ。だが、新映像エンジン「DIGIC8」の採用で、各種の撮影機能やパフォーマンスが大幅に向上した。

例えば、連写性能。ワンショットAF時で最高約10コマ/秒、被写体を追従するサーボAF時で最高約7.4コマ/秒の高速連写を実現した(SX730 HSは最高約5.9コマ/秒)。実際に、向かってくる電車をサーボAFで連写したが、大量に連写してもデータ書き込み待ちによる途切れもなく、フォーカス追従の結果も良好だった。さらに、高精細な4K動画やタイムラプス動画(静止画をつないだ動画)の撮影も可能だ。

本製品の最大の特徴は、超望遠960ミリ相当までカバーする光学40倍ズームレンズだが、さらに、画質劣化を抑えて倍率を上げられるプログレッシブファインズームを併用すると、その倍率は約80倍となり、1920ミリ相当まで対応できる。

このように、超望遠撮影が堪能できるが、画角が極端に狭くなるため、被写体を見失うケースもある。そんなときは、ワンボタンで一時的に広角側にズームアウトできる「フレーミングアシスト」が有効。もう一度ボタンを押せば、撮りたい画角に自動で戻すことができる。

■遠くにいるキリンを超望遠で切り取った

画像: 80メートルくらい先にいる2頭のキリンを、960ミリ相当の超望遠域で切り取った。肉眼では判別できない細部までハッキリ見える。

80メートルくらい先にいる2頭のキリンを、960ミリ相当の超望遠域で切り取った。肉眼では判別できない細部までハッキリ見える。

超望遠撮影に合わせて手ブレ補正機構も進化

高感度撮影に有利な裏面照射型センサーを採用するが、1/2・3型の小型センサーなので、過度の期待は禁物。人物や風景ならISO400くらい、動く被写体でもISO800くらいにとどめれば、満足できる結果が得られそうだ。

1000ミリに近い超望遠域は、特殊な撮影というイメージがある。しかし、本機の場合、一般的なコンパクト機と大差ないボディサイズが、その敷居を下げている。そして、望遠撮影時でも手ブレに強い、進化した手ブレ補正機構「デュアルセンシングIS」を搭載(従来より0.5段分向上)。カメラの操作に慣れていない人でも、気軽に鮮明な超望遠写真を楽しむことができるのだ。

■スリムなボディは持ちやすさも配慮

画像: 前面グリップと背面の指当ては、スリムボディの安定保持に役立つ。「Wi-Fi」ボタンが触れやすい位置にあり、不用意に電源が入ることがある。

前面グリップと背面の指当ては、スリムボディの安定保持に役立つ。「Wi-Fi」ボタンが触れやすい位置にあり、不用意に電源が入ることがある。


高速な連写が行え、大量撮影でも途切れることなく撮り続けられる。光学40倍のズームレンズは、ズーム時の操作性や動作が良好。

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液晶モニターは、タッチパネル機能が非採用。また、ズーム途中の倍率表示が、動画撮影時は表示されるのに、静止画撮影時に表示されない。

SPEC●撮像素子/1/2.3型CMOS、約2030万●焦点距離(35ミリ判換算)/24〜960㎜●開放F値/F3.3〜6.9●液晶モニター/3.0型(約92.2万ドット)●記録メディア/SDXC/SDHC/SD●電源/専用リチウムイオン充電池●サイズ/幅110.1㎜×高さ63.8㎜×奥行き39.9㎜●重量/299g

解説/吉森信哉 (フォトグラファー)

※価格は記事制作時のものです。

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