4K放送は必要?4Kと8Kが同時に開始した理由はある?

家電・AV

4Kと8Kが同時に開始したのは、8Kの番組制作費と8Kテレビが高価なので、映画制作のスタンダードでもあり、制作コストの負担も比較的軽い4Kと一緒にスタートさせることで、放送としての魅力を高め、普及させていく戦略だからだ。

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なぜ新放送は4Kと8Kが同時に開始?

読者から質問

4K放送と8K放送が同時に始まった理由は?8Kのほうが上位という位置付けならば、8Kだけでもよかったのでは……?(K・Fさん 富山県 38歳)

専門家の回答

編集部:
こちらは、AV評論家の藤原陽祐さんに聞きます。

専門家:
「昨年の12月1日、計17チャンネル体制でスタートした新4K8K衛星放送。ご存じのとおり、8K放送はNHKの1チャンネルだけで、ほかはすべて4K放送。現段階ではさらなる8Kのチャンネルが登場する計画はありません。

8Kの番組制作費が高価なこと、より広い伝送帯域が必要なこと(4Kの約3倍)、8Kテレビが高価なことなど、新衛星放送で4K放送が標準になった理由は少なくありません。

8K放送だけでスタートという考え方もあるかと思いますが、8K制作費の負担は大きく、NHKといえども再放送が多いのが現状です。コンテンツが限定的では放送としての魅力に欠けますし、テレビの普及もままなりません。映画制作のスタンダードでもあり、制作コストの負担も比較的軽い4Kと一緒にスタートさせることで、放送としての魅力を高め、普及させていく戦略と思われます

編集部:
なるほど。了解しました!

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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