4K放送は「音」もいい?音声フォーマットのよしあしは関係ある?

家電・AV

新4K8K衛星放送の音声は、MPEG-2からMPEG-4へと進化し、22.2チャンネルのサラウンド放送(主に8K放送)が可能となった。ただ現状ではテレビの音質は心もとないので、サウンドバーの使用が有効だ。

画質がいい4K放送は、音もいいの?

新4K8K衛星放送の音声は、現行放送と同じAACだが、MPEG-2からMPEG-4へと進化し、22.2チャンネルのサラウンド放送(主に8K放送)が可能となった。

現在のところ、22.2チャンネル音声をそのまま再生できるテレビやオーディオ機器は存在しないが、5.1チャンネル音声やステレオ音声も一緒に送り出されているため、実用上、問題はない。

実際の放送の音質だが、テレビ単独で聴く場合、音声フォーマットのよしあしよりも、テレビに内蔵されたスピーカーシステムの実力に左右されると考えよう。

現状ではテレビの音質は心もとないので、サウンドバーが有効

スピーカーが本体と独立して、開口部(音が出る部分)が前を向いている製品が好ましいが、現在、こうした音質重視モデルは極めて少ない。HDMIケーブルでテレビと接続して使えるサウンドバーなどの使用を考えるのも一案だ。

なお、新放送ではオプション音声としてロスレス圧縮を規格化しているが、現状では運用されていない。ただ、将来的には、4K放送がロスレスのステレオや5.1チャンネル音声で楽しめる日が来る可能性もある。

テレビ内蔵スピーカーと同じ要領で操作できるサウンドバー

ヤマハ MusicCast BAR 400

実売価格例:6万9590円

ヤマハ MusicCast BAR 400は、22.2チャンネル音声をそのまま再生できません。

※価格は記事作成時のものです。

解説/藤原陽祐(AV評論家)

スポンサーリンク
家電・AVスピーカー
シェアする
特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

特選街web編集部をフォローする
特選街web

PR

【ドライブ中に純正ナビでテレビ視聴!】データシステム・テレビキットシリーズから最新車種対応のカー用品『TTV443』が登場!
長時間のドライブで同乗者に快適な時間を過ごしてもらうには、車内でテレビや動画を視聴できるエンタメ機能が欠かせない。しかし、純正のカーナビは、走行中にテレビの視聴やナビ操作ができないように機能制限がかけられているのがデフォルト……。そんな純正...

PRガジェット