4Kテレビは「4Kチューナー内蔵」と「4Kチューナー非内蔵」に大きく分けられるが、今後は4Kチューナー内蔵型がスタンダードになりつつある。さらに、2019年夏のボーナス商戦に向けてどんなテレビが登場するか予想。まだ4Kチューナー内蔵モデルがないソニーの動向に注目だ。
パナソニックも投入!4Kチューナー内蔵がスタンダードになる!
各社から4Kチューナー内蔵モデルが続々登場!
新4K8K衛星放送がスタートして早4ヵ月。今のところ独自の番組編成で、ピュア4K/8Kに強いこだわりを見せるNHKの孤軍奮闘といったところだが、ここにきて映画「ダ・ヴィンチ・コード」 (BS-TBS4K)をピュア4Kとして放送するなど、民放も“やる気”を見せ始めている。
そんな中、4Kチューナー内蔵テレビも徐々にではあるが、増える傾向にある。放送開始時、製品が間に合わなかったパナソニックがGX850シリーズ(65V/55V/49V/43V型)とGX750シリーズ(49V/43V型)の計6機種で、4Kチューナー内蔵モデルを製品化。
東芝のテレビ事業を傘下に収めたハイセンスに至っては、昨年末に第1弾の液晶テレビ、A6800シリーズ(50V/43V型)を投入したと思ったら、早くも第2弾として、液晶テレビのU7Eシリーズ(65V/55V型)、有機ELテレビの55E8000(55V型)を発表し、市場に送り出している。
4Kテレビは「4Kチューナー内蔵」と「4Kチューナー非内蔵」に大きく分けられる。そして各機種には、サイズ、画質や使い勝手など、強みと弱点がある。自分にとって何が大切なのか明確にしながら、ベストマッチの機種を見つけてほしい。
ソニーの4Kチューナー内蔵モデルの発売はいつになる?
この夏のボーナス商戦に向けてどんなテレビが登場するのか、予想してみよう!
最大のポイントは、まだ4Kチューナー内蔵モデルがないソニーの動向だが、4月中には4Kチューナー装備の中・高級機を発表する模様だ。
詳細は不明だが、液晶、有機ELの両方で4Kチューナー内蔵機をラインアップするのは間違いない。なお、米国の展示会CESで披露された8Kテレビ、Z8Gシリーズ(98V/85V型)は、秋以降、発売される可能性が高い。パナソニックも、画質を強化した次世代有機ELテレビに4Kチューナーを内蔵する準備を進めている。
解説/藤原陽祐(AV評論家)