定額制のストリーミング音楽配信サービスは、ほとんどがAACやMP3といった圧縮音源で楽曲を配信している。しかし最近は、高音質のストリーミングサービスが続々登場。CDとまったく同じ音質で楽曲を定額配信する「Deezer HiFi 」やDSD音源で配信する「Prime Seat 」などがスタートしている。
CD音質やハイレゾなど高音質ストリーミングサービスも続々!
ストリーミングを使う定額制の音楽配信サービスは、ほとんどがAACやMP3といった圧縮音源で楽曲を配信している。これらの音質は、厳密に比較するとCDに比べて劣るため、音質にこだわるユーザーにとっては、物足りなさを感じてしまう面があるのは否めない。
そこで、最近は、CDとまったく同じ音質で楽曲を定額配信するサービスがスタートしている。
Deezer HiFi
CDクオリティのロスレス圧縮で配信される月々定額サービス
いち早く日本でのサービスを開始したのが、「DeezerHiFi」。月額1960円と、ほかのサービスに比べると、やや高額になるが、配信形式はFLACで、44.1kヘルツ/16ビット、1411kbpsのCD品質だ。
利用には、パソコンで専用ソフトを使うほか、スマホにも専用アプリが用意されている。また、Googleアシスタント対応のスピーカーやオーディオコンポなどで利用することも可能だ。
Deezer HiFi
月額利用料金:1960円
URL▶https://www.deezer.com/ja/
・パソコンの画面
・スマホの画面
Prime Seat
DSDフォーマットの高音質な演奏をパソコンやスマホで楽しめる
さらに、DSDというハイレゾ音源で音楽配信を行う「Prime Seat」というサービスもある。クラシックを中心にDSD音源でライブ・コンサートなどを配信しており、高音質派には見逃せないサービスだ。
WindowsやMacのほか、iPhoneにも専用アプリが提供されている(Androidスマホは利用不可)。
楽曲数は、一般的な定額制音楽配信サービスと比べるとかなり少ないが、ベルリンフィルの定期演奏会など、リッチなコンテンツを超高音質のDSDで楽しめるのは貴重。主要なコンテンツは有料になるが、無料で聴けるコンテンツも用意されている。
Prime Seat
利用料金:コンテンツ単位で課金
URL▶https://primeseat.net/ja/
・パソコンの画面
※価格は記事作成時のものです。
解説/鳥居一豊(AVライター)