インターネット販売が急増し、宅配便業者に大きな負担がのしかかっている。国土交通省が行った調査によると、6~7軒に1軒は再配達されている計算だ。そんな社会問題を解決するのが、「スマート宅配ポスト」だ。
今回のスゴ腕家電ファイルは
LIXIL スマート宅配ポスト
「しまった!」金田一耕助のように思わず駆け出し、そのまま飲み屋に駆け込み、勢いよく話したくなる! そんな事件な製品を毎月ファイリング。その事件性を“スゴ腕”家電探偵こと滝田勝紀が丹念に捜査して暴く!
今回の事件家電ファイル
LIXIL スマート宅配ポスト
再配達問題を解決する「スマート宅配ポスト」
ポスト、サイン、インターホンが一体化!
インターネット販売が急増し、宅配便業者に大きな負担がのしかかっている。国土交通省が行った平成30年10月の調査によると、宅配便再配達率は15・2%。つまり、6~7軒に1軒は再配達されている計算だ。これはあくまでも全国平均の数字で、共働き世帯の多い都市部の平日昼間の時間帯などは、倍以上に高まることは想像に難くない。
そんな社会問題を解決する事件な家電が、スマート宅配ポストだ。
宅配業者が荷物を届ける際に、インターホンを押すと、住人のスマートフォンに通知。外出先から内蔵カメラで宅配業者とやり取りできたり、複数の荷物がある場合も受け取り対応ができたりする。さらに宅配ポストに、荷物を入れて操作するだけで、集荷依頼もできる。
しかも、見た目に野暮ったさはなく、玄関前に置かれるからこその、ポストと宅配ボックスを一体にしたシンプル&スマートな美しいデザインを実現した。
本体カラーも、住居に合わせてホワイト、ブラック、シャイングレーから選べ、フレームもチェリーウッド、オーク、ラスティックオーク、ブラックのなど6色展開。新築に合わせて設置するのはもちろん、玄関前が限られたスペースしかない住居のリフォームにも対応する。
ココが事件だ!
スマートフォンで留守宅でも対応
ココが事件だ!
大型の郵便物や荷物も入る
ココが事件だ!
住宅に上質に調和しアクセントにもなる
LIXILという、日本を代表する住設メーカーが発売したことも上質な要因。ポスト、サイン、インターホンが一体化したスマートポストは、業者にも消費者にも大きな事件なのだ!
※価格は記事作成時のものです。
解説/滝田勝紀
クリエイティブ・エディター&プロデューサーで、家電スペシャリストとして「All About」の家電ガイドを務める。30代男性向けのオフを充実させる電子雑誌『ds』編集長に就任。ドイツで開催される「IFA」ほか、海外展示会取材経験も豊富。