【659g】軽くて高性能な2in1パソコン「OneMix 3S」をレビュー Corei7搭載の高性能スペックに注目

Windows

「ONE-NETBOOK OneMix 3Sプラチナエディション」をテストした。本機は、超小型のWindows10マシンで、8.4型の画面は高精細な表示が可能。約650グラムしかない軽量ボディに超パワフルなCPU。また、電源ボタンの隣に指紋認証用のセンサーを搭載。別売のペンの使い勝手もかなりよく、注目のウルトラモバイルPCといえる。

今回のテストアイテムはこちらONE-NETBOOK OneMix 3Sプラチナエディション

実売価格例:16万8480円

●プロフィール
8.4型、2560ドット×1600ドットの小型・高精細な液晶画面に、第8世代Core i7-8500Yという強力なCPUの組み合わせ。659グラムと超軽量で超ハイスペックな2in1(ツーインワン)ウルトラモバイルPCである。

SPEC
●プロセッサー/第8世代インテルCorei7-8500Y、2コア/4スレッド●ディスプレイ/8.4型IPS、2560ドット×1600ドット●メモリー/16GB●ストレージ/512GB SSD●スピーカー/モノラル●Wi-Fi/IEEE802.11a/b/g/n/ac●インターフェース/USB3.0Type-A、USB3.0Type-C、microSD、3.5mmジャック、Micro HDMI(D Type)●バッテリー/リチウムポリマー(8600mAh)●サイズ/幅204mm×高さ14.9mm×奥行き129mm●重量/659g

■片手でつかめるサイズ

回転式の2in1(ツーインワン)なので、サイズ的にはちょうどタブレット端末と同じぐらい。厚みはあるが、成人男性なら片手でつかめる。

高解像度表示にするとボタン操作がしづらい

本機は、超小型のWindows10マシンである。8.4型の画面は高精細な表示が可能だが、標準状態では拡大率が250%となっており、実質的には横1024ドット相当だ。

これを100%表示にすると、解像度は上がるものの「スタート」ボタンも「アクションセンター」のボタンもサイズが小さくなってしまう。筆者の場合、遠近両用メガネをかけても見づらく、操作するのが一苦労だった。

キーボードは英語配列で、文字キーのピッチは実測で18ミリ。「デスクトップモード」でキーボード入力をしてみると、数字キーが文字キーの真上に並ぶ違和感はあるが、それ以外に不便さはない。

キーボードの手前側に配置されるポインティングデバイスは、ポッチの上で指先を滑らす方式。テスト時期が梅雨時だったということもあり、指先が湿っていて滑りが悪く、あまり正確な操作ができなかった。それよりも、直接画面をタップしたほうが、操作はラクである。

別売のスタイラスペンを使ったところ、ペン先と画面の摩擦感が、かなり紙とペンのそれに近く、絵も文字も書きやすかった。

「タブレットモード」にして、本機を左手で縦向きに持ち、ペン入力をするという使い方が、画面サイズ的にもやりやすいだろう。

■指紋認証用のセンサーを搭載

キーボード右上、電源ボタンの隣に指紋認証用のセンサーを搭載。特殊キーは小型化されているが、文字キーは18ミリピッチで、文字入力もラク。英語キー配列だ。

SIMフリー版を用意してほしいところ

ネットや動画再生など、日常的な作業においては、Core i7はパワフルすぎて、全力発揮する場面は少なさそうだ。

一般の用途では、CPUにCore m3を採用する、下位グレードの「OneMix3S」や「OneMix3」のほうが、価格も含めた満足度は高いかもしれない。

なお、筆者の本音としてはマシンパワーはそこそこでいいので、ぜひ、SIMフリー版を用意してほしい。

おすすめ度…A

高性能CPUや高精細画面を採用。スタイラスペンでの入力がやりやすい

ココが〇

約650グラムしかない軽量ボディに超パワフルなCPU。性能面では文句のつけようがない内容。別売のペンの使い勝手もかなりいい。

ココが×

さすがに8.4型の画面で、2560ドット×1600ドットの解像度は使いこなせない。モバイル機なので、SIMフリー版の登場が待ち望まれる。

※文中の「オススメ度」は、「A+」から「C-」までの9段階評価になっています。

※価格は記事作成時のものです。
解説/福多利夫(フリーライター)

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特選街web編集部

1979年に創刊された老舗商品情報誌「特選街」(マキノ出版)を起源とし、のちにウェブマガジン「特選街web」として生活に役立つ商品情報を発信。2023年6月よりブティック社が運営を引き継ぎ、同年7月に新編集部でリスタート。

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