音楽の国イギリスは、世界最大のスピーカー大国。名門KEFの新Rシリーズ「R5」は、12世代めのUni-Qドライバーを搭載。同じ欧州勢、フランスのエリプソン「PRESTIGEFACET 14」やスコットランドのファインオーディオ「F500」は同軸ユニット1本のシンプルなスピーカーだ。ここでは8機を紹介する。

これぞオーディオの華! 評論家が太鼓判を押す最新ハイファイスピーカー図鑑

その国の音楽文化や技術が反映される!

スピーカーには長い歴史があり、その国の音楽文化やテクノロジーととともに発展し、今に至っている。ここで紹介するブランドやスピーカーは、ズバリ、私が欲しいと思う力作ぞろいだ。

まずは欧州勢から。音楽の国イギリスは、世界最大のスピーカー大国でもある。新旧のメーカーが個性を競いノウハウで勝負する。その中で、名門KEFはコンピューター解析をいち早く取り入れ、Uni-Qドライバーを進化させた「Rシリーズ」が大注目だ。

本格的な低音域と実在感のある音像描写。インテリア性の高さも素晴らしい

KEF
R5
実売価格例:48万3840円(ウォールナット・ペア)

トールボーイ

画像: ●サイズ/幅175㎜×高さ1025㎜×奥行き343.5㎜ ●重量/27.3㎏(1台)

●サイズ/幅175㎜×高さ1025㎜×奥行き343.5㎜
●重量/27.3㎏(1台)

KEFの中核となる新Rシリーズは、12世代めのUni-Qドライバーを搭載。シリーズ共通にユニットの高さをそろえてスリム化、コーンとキャビネットの色まで統一してインテリア性を高めたのが特徴。R5は3ウエイのフロア型らしい、本格的な低音域と実在感のある音像描写がみごとだ。

フランスの名門エリプソンは、音を拡散・整理するファセットリングが宝石のような形状。キラキラと明るく開放的なサウンドで、フランスのエスプリを感じさせる。

ユニットを取り囲む立体的なリングが印象的。おしゃれにフランスのエスプリを味わいたい

エリプソン
PRESTIGEFACET 14F
実売価格例:18万円(ペア)

トールボーイ

画像: ●サイズ/幅208㎜×高さ1005㎜×奥行き289㎜ ●重量/19㎏(1台)

●サイズ/幅208㎜×高さ1005㎜×奥行き289㎜
●重量/19㎏(1台)

フランス、エリプソンの新スピーカーシリーズ。14Fは主力のトールボーイだが、ユニットを取り囲む立体的なリングから"ファセット"の名がある。バッフル効果を抑える独自技術で、ツイーターはシルクドーム型。繊細で艶やかな音だ。おしゃれにスリムに、フランスのエスプリを味わいたい。

モニターオーディオは、フラッグシップの基幹技術をナンバー2の「Goldシリーズ」に下ろし、また、スタイリッシュなブックシェルフの単独モデルである「Studio」も人気である。

ウーハー2本でツイーターを挟むスタイル。ビビッドで生命力あふれる音楽を聴かせる

モニターオーディオ
studio
実売価格例:21万3840円(ペア)

ブックシェルフ

画像: ●サイズ/幅156.2㎜×高さ340㎜×奥行き360.9㎜ ●重量/7.1㎏(1台)

●サイズ/幅156.2㎜×高さ340㎜×奥行き360.9㎜
●重量/7.1㎏(1台)

かつて名をはせた「studio」を継承する、現代版のスタイリッシュブックシェルフだ。小型ウーハー2本でツイーターを挟む仮想同軸配置を採用。独自のC-CAMコーンやテンションロッドによる固定など、モニターオーディオの看板技術を惜しみなく投入し、ビビッドで生命力あふれる音楽を聴くことができる。かつて名をはせた「studio」を継承する、現代版のスタイリッシュブックシェルフだ。小型ウーハー2本でツイーターを挟む仮想同軸配置を採用。独自のC-CAMコーンやテンションロッドによる固定など、モニターオーディオの看板技術を惜しみなく投入し、ビビッドで生命力あふれる音楽を聴くことができる。

折り紙付きの完成度を誇るブックシェルフ。高音域の伸びのよさと低音再現は必聴

モニターオーディオ
GOLD 100-5G
実売価格例:30万7800円(ペア)

ブックシェルフ

画像: ●サイズ/幅195㎜×高さ360㎜×奥行き330.6㎜ ●重量/9.2㎏(1台)

●サイズ/幅195㎜×高さ360㎜×奥行き330.6㎜
●重量/9.2㎏(1台)

GOLDは最高峰のプラチナムに次ぐ、モニターオーディオの主力シリーズだ。本機はその中でも最もコンパクトなブックシェルフだが、5G、つまりGOLDの第5世代として完成度の高さは折り紙付きである。ツイーターがリボン型からMPDに変更。高音域にかけての伸びのよさと躍動する低音再現は必聴だ。

ファインオーディオは、タンノイの元スタッフが興したスコットランドの新進ブランド。「F500」は、同軸ユニット1本のシンプルなスピーカーだ。

同軸ユニット1本というシンプルな構成でりりしくも陰影のある音楽表現が光る

ファインオーディオ
F500 ‟Piano Gross”
実売価格例:12万9600円(ペア)

ブックシェルフ

画像: ●サイズ/幅200㎜×高さ325㎜×奥行き320㎜ ●重量/7.3㎏(1台)

●サイズ/幅200㎜×高さ325㎜×奥行き320㎜
●重量/7.3㎏(1台)

元タンノイのエンジニアが立ち上げた新進ブランド。その中核、F500シリーズのピアノグロスモデルだ。同軸ユニット1本というシンプルな構成で、ベーストラックス(低音拡散)など、独自の3大技術が最もよく生きる感じだ。りりしくも陰影のある音楽表現が光る。ピアノフィニッシュで表面が硬くなったぶん、音も向上。

このように、現在はスピーカーの多くが欧州勢という状況だが、一方で米国では、JBLが健在。1970年代の名機を最新の技術でよみがえらせた「L100 CLASSIC」は、レトロモダンな雰囲気。大型ウーハーが迫力のJBLサウンドを聴かせる。

チタンドームの高音のキレと、白色30センチウーハーの音圧力は、さすがJBL!

JBL
L100 CLASSIC
実売価格例:48万6200円(ペア)

ブックシェルフ

画像: ●サイズ/幅390㎜×高さ637㎜×奥行き372㎜ ●重量/26.7㎏(1台)

●サイズ/幅390㎜×高さ637㎜×奥行き372㎜
●重量/26.7㎏(1台)

JBLスピーカーの名機が帰ってきた。レトロモダンなデザインに新開発のユニットを搭載したL100 CLASSICだ。チタンドームでワイド化された高音のキレと、白色30センチウーハーの音圧力は、「さすがJBL!」といいたくなるもの。グリルカラーもブラック、オレンジ、ブルーの3色から選ぶことができる。

※執筆時が2019年9月のため、製品の「実売価格例」は、消費税8%込みの額を表記しています。ご了承ください。

解説/林正儀(AV評論家)

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