Androidスマホから、続々と高性能カメラを搭載したモデルが登場している。ディスプレイを折り畳める新機軸モデルなど自分に最適なモデルを見つけるためには、最新モデルだけではなく、発売済みのモデルなども考慮するといい。
2020年版 スマートフォン選び方&使い方
「Android高級機」
Pixel4、Galaxy Note10+、Xperia 5など、高級クラスは注目機ぞろい!
2019年は、Androidスマホが”豊作”だった。高性能カメラを搭載したモデルが続々と登場し、ディスプレイを折り畳める新機軸モデルも発売された。自分に最適なモデルを見つけるためには、最新の秋冬モデルだけではなく、発売済みの夏モデルなども考慮したい。というのも、最新モデル=最先端とは限らず、ハイスペックのフラッグシップモデルをリリースしたあとに、スペックや価格を抑えたモデルなどが追加されるケースもあるからだ。
高性能モデルがそろう
サムスンは10周年を迎えたGalaxyの集大成として、6月にGalaxy S10/S10+を発売。10月にGalaxy Note10+も発売した。6.8型の有機ELを搭載したNote10+は、手書きの文字をテキストデータに変換できるなど、ペンの機能が進化。TOF(深度測定用)カメラを含む4眼カメラも搭載する超ハイエンド機だ。しかし、ペンを必要とせず、持ちやすさを重視するなら、S10が魅力だ。
サムスン
Galaxy Note10+
実売価格例:12万1176円
販売:ドコモ、au
顔認証、指紋認証
メインカメラ | ディスプレイ | |||
1200万画素×2、1600万画素 | 6.8型 有機EL |
XPeriaなど夏モデルもチェック
ソニーモバイルは、6月に6.5型で画面縦横比が21対9の4Kディスプレイを搭載したXperia(エクスペリア) 1を発売。新発売のXperia 5は、Xperia 1と同等の機能を備えながら小型化し、
フルHD+の6.1型有機ELを搭載。高性能と持ちやすさを両立させたモデルだ。
ソニーモバイル
Xperia 5
実売価格例:8万7912円
販売:ドコモ、au、ソフトバンク
指紋認証
メインカメラ | ディスプレイ | |||
1220万画素×3 | 6.1型 有機EL |
「純正のAndroid」といえるGoogle製のPixelは、10月に最新モデルのPixel4/4XLが発売された。メインカメラはデュアルレンズになり、夜景を明るく撮れることはもちろん、星空の撮影も可能になった。iPhone同様、eSIM(イーシム※)に対応したこともセールスポイントだ。
※eSIMとは、物理的なSIMカードを使わずに、端末に情報を書き込むだけで利用できるSIMのこと。iPhoneではiPhone XS以降の端末でeSIMに対応している。
グーグル
Pixel4/4 XL
実売価格例:8万7840円・4 64GBモデル
販売:ソフトバンク、SIMフリー
顔認証
メインカメラ | ディスプレイ | |||
1220万、1600万画素×3 | 5.7/6.3型 有機EL |
ユニークな2画面モデルも登場
予算に余裕があり、先進性を重視するなら、ディスプレイを折り畳めるGalaxy Fol(ギャラクシー フォールド)や、画面を追加できるLG G8X ThinQ(シンキュー)という選択肢もありだ。
サムスン
Galaxy Fold
実売価格例:24万5520円
販売:au
ディスプレイ:7.3型 有機EL
メインカメラ:1200万×2、1600万画素
LG
G8X ThinQ
価格未定
販売:ソフトバンク
ディスプレイ:6.4型 有機EL
メインカメラ:1200万、1300万画素
解説/村元正剛(ITライター)
※価格は記事作成時のものです。