この記事では、無印良品の人気商品を実際に購入して使用した感想をレポートしていきます。今回は、日本の伝統と知恵から生まれた「トルコ綿インディゴ染めダボシャツ」をレビュー。ダボシャツの選び方、同商品の基本情報、実際に着てみた個人的な感想や評価もまとめました。ぜひ参考にしてみてください。
評価者のプロフィール
休日はアウトドアにいそしむ一方で、平日の暇な時間は最新グッズのチェックに夢中。大学卒業後は編集プロダクションで勤務し、30歳を機に独立した。主にモノ系・レビュー系の記事を得意としているが、食レポのし過ぎで太ってきた気がする。
ダボシャツの選び方
だらしなく見えないサイズ選びが重要!
名前の通り、ダボッとしたシルエットが特徴的なダボシャツ。ウエストのくびれもなく袖口も広いため、かなりリラックスした着心地が特徴です。元々はお祭りに着用する伝統的な衣装でしたが、最近では気軽に着られる普段着として活用する人も。動きを邪魔せず通気性にも優れているため、パジャマから上着まで幅広く使うことができます。
ダボシャツを選ぶ上で特に気にしたいのは“素材”と“サイズ”。ゆったりと着たいダボシャツは、肌触りがよく適度な吸湿性もある“綿”素材を使う場合がほとんどです。しかし中にはポリエステルなど、より扱いやすい化学繊維を含んだ商品も。速乾性に優れるポリエステルにもメリットはありますが、着心地という点ではやはり綿素材が一歩上をいくはず。
またゆるい着こなしが魅力のダボシャツですが、サイズ感が合わないとみっともない印象に。せっかくのダボシャツを“粋”に着こなすには、余裕があるように見えても普段着ているサイズを選ぶのがポイントです。
部屋着だけではなく、中にはカーディガン風に羽織る人も。そんなおしゃれ上級者に今注目されているのが、無印良品の「トルコ綿インディゴ染めダボシャツ」です。お祭りの伝統衣装に発想を得て、気軽に使える日常着としてデザインされた同商品。ネットでも話題になっているダボシャツの使い勝手を、さっそくレビューしていきましょう。
「トルコ綿インディゴ染めダボシャツ」を買ってみた
価格は?
同商品は、化学肥料や農薬を3年以上使っていない土壌で育った“オーガニックコットン”で作られているのが特徴です。栽培に手間暇のかかるオーガニックコットンの衣服は高価になってしまいがちですが、無印良品は生産者と協力して新しい仕組みを開発。綿100%の同商品も、5900円(税込)という手に取りやすい価格で販売しています。
特徴は?
名前の通り、オーガニックコットン先進国であるトルコから仕入れた綿を使用している同商品。インディゴカラーに染め上げられたダボシャツは余計な装飾がなく、すっきりとしたデザインです。
インディゴで染めた素材は発色が美しいものの、洗濯時には色移りに注意が必要。買ってからしばらくの間は汗をかきそうな時、なるべく白や淡色のアイテムを身につけない方がいいでしょう。
一方で着るほどに風合いが変化するため、使い込むほどに味が出るという特徴も。リラックスできる普段着として、ちょうどいい小慣れ感を楽しめそうですね。
ポケットの収納力も、同商品の大きなポイント。体の左右についているポケットの大きさはかなり深く、スマホや小銭入れを入れておいてもポロッと落ちてしまう心配はありません。またポケットはダボシャツの内側にも。内ポケットも外ポケットと同じくらい広く作られているので、意外なほど多くの荷物が入りますよ。
Mサイズを着てみた
170cmの私にはMサイズがピッタリ
実際に着てみると、肌ざわりが気持ちいい…。綿100%ならではの優しい感触で、イヤなチクチク感がありません。肌に触れていると温かいのに、動くと気持ちのいい風を感じることができます。上に羽織っておけば、季節の寒暖をおだやかにしてくれるかもしれませんね。
着用した状態で肩を回してみたところ、動きやすさは抜群。元はお祭り用の衣装とあって、体の動きを邪魔しないように考えて作られているようです。また生地が適度に伸びてくれるので、突っ張り感がないのもGOOD。体を締めつけないリラックスした作りは、パジャマにしても違和感がなさそうです。
鏡に映った全身のシルエットは、意外にスッキリした印象。ゆったりした着心地の同商品ですが、オーバーサイズのジャケットにありがちなくたびれ感がありません。若い子はもちろん、私くらいの年代が着ても“だらしなさ”を感じさせないはずです。
しかし同商品を着た時に面白いのは、やっぱりコーディネートのユニークさ。綿の素材感は下に着ている服がシンプルであれば際立ち、色柄モノを着れば自然に馴染んでくれます。とはいえ八分程度の袖丈と和風な素材感を活かしきるには、着る人のコーディネート力が試されるのも事実。使いやすいインディゴカラーを活かして、自分なりの使い方を発見するのも楽しいかも。
実際に購入した人からは、「とにかく着てて楽なのがいい。寝巻に使っているけど、ちょっとコンビニへ出かける時も着ていける“キチンと感”もあるんだよね」「白シャツの上に羽織って袖をまくるとカッコいいし、意外に他の服と合わせやすい! 丸首だから下はVネックの方がいいかなとか、いろいろ考えるのが楽しい人にはおすすめ」「最初はパジャマにする気満々だったんだけど、着てみると案外使いやすくて愛用してます。伝統的な衣装とは思えないほど自由な使い方ができて面白い」といった声が続出しています。
【無印良品調査隊(1)】購入レビューまとめ
使い勝手のいい和風デザインが面白い!
オンオフどちらでも使えるリラックスしたデザインと、意外な収納力を備えた同商品。和のテイストを残しつつも、コーディネートの幅は広めです。綿の心地いい感触と余裕のあるサイズ感は、一度着たら手放せなくなるはず。
伝統衣装の意外な使い勝手の良さを、ぜひ手に取って実感してみてください!
◆文・撮影=植松英明(編集ライター)
※価格や情報は記事作成時のものです。