情報が溢れる世の中、忙しい日々を送る中で自分なりのリセット方法を見つけておくことが大事だったりしますよね。まずはカラダを休めることが大切なのは言うまでもありませんが、現実から少し離れたい時には他のことに集中することで気持ちをリセットできたりもします。今回は筆者のリセット方法のひとつをご紹介。縁があって手に取った『シールパズルブック 〜美しい名画〜』に地味にハマったのでご紹介!
そもそも「シールパズルブック」って何?

『シールパズルブック 〜美しい名画〜』(ブティック社・税込2,475円・2025年4月21日発売)
シールパズルブックとは、番号通りにシールを貼るだけで美しい作品が完成するというもの。道具は必要ありません。いつでもどこでも始められます。
塗り絵のように色選びに悩んだり、パズルのように複雑なピースを繋げていくことを考えなくてもいいんです。「それって面白いの?」と思うかもしれませんが、このシンプルさが誰でも始めやすく、取りかかりやすいのです。
美術鑑賞が好きな著者は、パズルが「美しい名画」という点にも惹かれました。世界の有名画家(フィンセント・ファン・ゴッホやレオナルド・ダ・ヴィンチなど)の作品の中から12点を厳選。シールを貼ることで作品を完成させていきます。お子さんなどには、名画を知るキッカケにもなりそうですね。
世界の名画をシールで完成させていく楽しみ
シール台紙はミシン目付きだから手で切り離せる!
それぞれの作品に対して、シールを貼る作品ページとシール台紙が綴じられています。
シール台紙はミシン目が入っているので、手で簡単に切り離せるようになっています。
「シールを貼り終えてから、作品を本から切り離す」となっていましたが、著者は作品ページを先に切り離して作業していくことにしました。
ゴッホの「星月夜」をセレクト!
選んだ作品は、ゴッホの「星月夜」です。1889年にフランスの療養所で描かれた作品で、渦巻く夜空と輝く星が印象的なゴッホの代表作のひとつですね。
番号通りにシールを貼っていくだけ! 何かに没頭する気持ち良さ
ローボリゴンデザイン(少ない多角形で表現された3D風デザイン)を取り入れて構成されています。作品のページはやや厚みのある光沢のある紙で、番号が記されています。
そしてシールの方にも、貼る順番の番号が記されています。これを剥がして、同じ番号のところに貼っていくだけ!
剥がしてピタッと貼る。一見するとシンプルに思える作業ですが、これが地味に集中力を必要とします。
小さな集中力と指先を動かすことで脳を活性化
貼っていくからにはやっぱりキレイに貼りたいですよね。シールの向きを確認しながら、絵柄が繋がるようにピタッと貼っていきましょう。シールは貼る場所の中央に合わせていくのが綺麗に仕上がるポイントです。
貼る時は意外と慎重になります。ちょっとズレてしまったという時はすぐであれば貼り直しも可能でした。しっかりと貼り付けてしまうと、綺麗に剥がすのは少し難しくなります。
ピンセットの扱いに慣れている人は、ピンセットを使って貼っていくのもいいかもしれません。
どこで終わってもOK! 自分のペースで楽しめる
とにかく番号通りに貼っていくだけです。作品を一気に仕上げてもいいし、少しずつ楽しんでもいい。時間を決めて集中するのもいいでしょう。中断しても、また分かりやすく始めやすい。いつでもやめることができる点も良かったです。
現代は何かと情報に溢れすぎていて、モバイルツールから離れたいと思うこともしばしば。そんな時の意識の切り替え方としてアナログなツールに没頭することは、自分が思っている以上に気持ちをリセットできていることに気がつきました。
作品ができていく達成感に気持ちもリフレッシュ!
シールパズルブックだったら、作品を作るための広いスペースもいりません。またシールだからこそ、パズルのようにピースが散らばらない。途中でやめた時に片付けも必要ありません。シールをペタペタ貼っていくだけ。色彩も刺激になるし、絵柄がどんどん出来ていく時の達成感もあります。
全部貼り終えたら、綺麗な作品が出来上がりました。仕上げに、点線に沿ってカットしてサイズを整えたら、いよいよ完成です。
今回はPC作業で疲れた時の合間に少しずつ作っていきました。一気に仕上げたい時は大人であれば20~30分程度で完成するでしょう。
完成した時はやはり「できた!」という小さな達成感があります。名画に触れるのも楽しいですし、この「シールを貼る」という作業になんだかハマってしまいました。青が多い作品でしたので、気持ちを鎮めてくれるような効果もあったと思います。
子どもも、大人も、シニア世代にも! 誰でも楽しめる「シールパズルブック」の世界
年代を問わずにできるという点も魅力的です。指先を使うことで注意力や集中力を高めてくれるので、子どもたちにも取り組みやすい。大人は日常から少し離れたい時や、子どもと一緒になにかを楽しみたい時にもいいかもしれません。またシニア世代の方にも取り組みやすい。何かに夢中になることで、脳も活性化しそうです。
まとめ:シールを貼るのが楽しかった! 他のことに意識を向けて、日常にメリハリをつけたい時にぴったり
その日の気分で、色彩から選んでもいいでしょう。何も考えないでできるので、現実からちょっと離れたい時にちょうどいいです。
シールパズルに集中することで、思考を別の方向に向けることができたりします。自分なりのリラックス方法やリフレッシュ方法があると、気持ちに余裕も生まれますよね。誰でも、どこでも、いつでも「できる」のも魅力でした。
「美しい名画」ということで、美術好きな人へのプレゼントにも良さそうです。シールパズルブックには、他にも「美しい花々」、「世界の美しいランドマーク」などのシリーズがあります。地味にハマるシールパズルブックは全国の書店にて購入可能です。

今回使用した『シールパズルブック 〜美しい名画〜』(ブティック社・税込2,475円・2025年4月21日発売)ブティック社公式ページ
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