本機は、HDMI入力3系統などを備えたプロセッサー部と専用ワイヤレスヘッドホンがセットになっている。実売価格例は11万円で、ビクターが独自に開発した頭外定位音場処理技術「EXOFIELD」をオンにすると、身体全体が音に包まれているような印象だ。

スピーカーで聴くような立体音場をヘッドホンでも実現!

ビクターが独自に開発した頭外定位音場処理技術の「EXOFIELD(エクソフィールド)」は、スピーカー再生で聴くような音場をヘッドホンで再現する技術。

これは、2017年に「WiZMUSIC(ウィズミュージック)」として製品化されたが、専用の試聴室へ行ってユーザー特性の測定が必要になるなど、購入時のハードルが高く、価格も高価(当初の直販価格30万円~)なのがネックだった。

しかし、今回のXP-EXT1では、EXOFIELDの測定を簡易化するなどして、専用アプリによる自宅での測定を実現。価格を抑える一方、新たに、ドルビーアトモスやDTS:Xに対応する7・1・4チャンネル(7・1・4チャンネルとは、7が従来の7スピーカーによるサラウンド、1がサブウーハー、4が天井などに設置するスピーカー)のサラウンド再生が可能になった。

ビクター
XP-EXT1

実売価格例:11万円

製品は、HDMI入力3系統などを備えたプロセッサー部専用ワイヤレスヘッドホンのセット。ヘッドホンの左右のハウジング内には測定用マイクが内蔵され、耳の形状などによる異なる各人の音響特性を測定し、精度の高い立体音場の再現を行う。測定のためにはスマホ用アプリ(無料)を使用する。

「EXOFIELD」専用のワイヤレスヘッドホン。ドライバーは口径40ミリで、強力なネオジウム磁石を採用。厚手のイヤパッドのフィット感も良好で、長時間装着していても疲れにくい。内蔵バッテリーの持続時間は、約12時間となっている。

画像: XP-EXT1(専用ワイヤレスヘッドホン)

XP-EXT1(専用ワイヤレスヘッドホン)

4Kパススルー対応のHDMI入出力端子を搭載

HDMI入力3系統、光デジタル/アナログ入力を備えたプロセッサー部。HDMI出力はeARC対応で、テレビの音も高音質で楽しめる。

画像: XP-EXT1(プロセッサー部)

XP-EXT1(プロセッサー部)

スマホアプリで簡単に個人特性の測定ができる

測定を行うための専用アプリ(iOS、Android対応)。測定した個人特性は四つまで登録できる。測定のほか、音量や入力切り替えなどの操作も可能だ。

画像: スマホアプリで簡単に個人特性の測定ができる

実際に試聴してみたが、測定が完了して、「EXOFIELD」をオンにすると、ヘッドホン特有の頭の中で音が響く感じがなくなり、身体全体が音に包まれているような印象。

また、前方から聴こえるセリフの定位が明瞭な点も特徴的で、左右や後方の音の定位もなかなか良好だ。スピーカーによる再生とまったく同一ではないが、かなり豊かなサラウンド空間が再現され、これまでのサラウンドヘッドホンとは別格の空間表現ができている。

ドルビーアトモスなどのサラウンド再生はハードルが高いと感じていた人にとっては、まさしく注目の製品といえる。

※価格は記事作成時のものです。

◆テキスト/鳥居一豊(AVライター)

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