自宅でのお手軽ランチや、キャンプなどのアウトドアメニューとしておなじみのレトルトカレーですが、たくさんのメーカーで販売されていますよね。その中には、本格的なものや思わずびっくりする変わり種まで、様々な種類があります。今回はそんなレトルトカレーの中でも、インパクトの強い変わり種レトルトカレーを紹介していきます。日々のランチはもちろん、キャンプなどの食事シーンの特別感をより引き出してくれるので、ぜひ参考にしてくださいね。
ご当地変わり種カレーとは?
日本全国には、それぞれの地域でご当地グルメがありますよね。レトルトカレーもそれぞれの地域の特色を活かしたものが数多く販売されています。
オーソドックスなものでいえば、ご当地のチキンやポーク、ビーフを使ったレトルトカレーは多種多様なものが登場していますね。
しかし中には「え?コレ美味しいの?」と思うものや、「これをカレーにしてきたか」と感心させられるような変わり種レトルトカレーもあるのです。
こういった面白い変わり種カレーをキャンプ場にもっていけば、キャンプの食事がいっそう楽しくなるでしょう。とくにレトルトカレーはキャンプの定番メニューなので、持ち運び食としてもオススメです。
全国の変わり種カレー7選
ここでは、全国の変わり種カレーを実際に7種類ご紹介します。どれも独創的で地域色の強いものを選んだので、ぜひ参考にしてくださいね。
大間まぐろカレー
青森県の北端に位置する大間崎で捕れたまぐろを使ったカレーです。「大間のまぐろ」といえば、日本で一番有名なまぐろのブランドではないでしょうか。
まず目を引くのがインパクトのあるパッケージ。まぐろの頭が大きく写っており「わかめ入り」「りんごジュース」使用と書かれています。カレーにわかめとは、なかなか斬新な組み合わせ。
中身のカレーにはわかめがたくさん入っているので、磯の香りを存分に感じられます。またりんごジュースを使っているので、フルーティな甘みもあります。そして大きめにカットされたマグロが入っており、カレーに旨味がプラスされています。
入っているまぐろは少し固めですが、噛めば噛むほどまぐろの味を引き出せるので時間をかけて食べましょう。
宇治抹茶カレー
続いては、京都の名産「宇治抹茶」を使ったレトルトカレー「宇治抹茶カレー」をご紹介します。一番摘み宇治抹茶に人参、じゃがいも、さらに国内産の鶏肉を入れたカレーです。
パッケージを見ると、抹茶を思わせる鮮やかな緑色が目立ちます。そして「抹茶香るコクと辛み」と書かれており、食欲をそそります。
抹茶だけでなくこだわりの具材を使っており、高級なカレーとしても味わえます。またホワイトペッパーがベースとなっており、多くのスパイスが配合されています。抹茶の風味を引き出すために鶏肉を使っているため、宇治抹茶の豊かな香りが広がる一品です。
キャンプで抹茶を立てるのは難しいですが、このレトルトカレーを持っていくことで、屋外にいながら抹茶の香りを感じられます。
四万十ぶしゅかんカレー
四国・高知県の四万十市で作られている「酢みかん」の一種である「ぶしゅかん」を使ったカレーです。ふじゅかんはご当地でお酢代わりに使われることが多く、酸味の中に爽やかな香りが広がります。
「四万十ふじゅかんカレー」はグリーンカレーにぶしゅかんを入れた、果実の爽やかな香りのするタイカレー。高知県の名産品である生姜も使用され、さらに爽やかな香りのするカレーに仕上がっています。
グリーンカレーの多くは辛口ですが、ぶしゅかんや生姜によってあっさりと仕上がっており、辛いものが苦手な方でも食べやすいカレーといえるでしょう。
猿払産天然ほたてカレー
続いてはウマいものの産地、北海道から「猿払(さるふつ)産天然ほたてカレー」をご紹介します。オホーツクで育ったホタテを贅沢に使っているので、ホタテの香り、旨味を存分に楽しめます。
また国産野菜を使用するなど、ほたて以外の材料にもこだわっています。辛口と書かれてはいますがホタテの甘みがしっかりしているので、マイルドに仕上がっています。
キャンプで食べれば、バーベキューなどでシーフードを食べられなくても、ほたてを堪能できます。ほたて好きの方にはぜひ食べていただきたいカレーです。
関東・栃木レモン牛乳カレー
栃木県のご当地ドリンクをカレーにしたという、今回一番の変わり種カレー。パッケージもカレーらしくなく、レモン牛乳のパッケージにカレーと書かれています。
ちなみに、レモン牛乳にはレモン果汁は入っておらず、着色料と香料で風味づけされています。牛乳のまろやかさと甘酸っぱい香りが懐かしさを感じられる飲料として、地元の方に愛されています。
肝心のカレーは、薄い黄色。サラッと仕上がっており、スープカレーに近い感じです。レモン独特の香りも強く、カレープラスレモンという斬新な味わいが特徴。
またレモン牛乳独特の甘さもしっかりと表現されており、子供でも食べられるカレーです。キャンプで甘いものが欲しい時、また子ども用のカレーとして使うのにピッタリです。
のどぐろカレー
新潟県をはじめとする日本海側の名産品「のどぐろ」を使ったカレー。パッケージ写真にも大きく「のどぐろ」が写っています。
その写真のイメージ通り、カレーの中にもしっかり「のどぐろ」が入っています。重みの感じられるカット方法でのどぐろも柔らかく仕上がっており、本来の旨味、香りを感じられます。
またのどぐろの旨味が溶け出しており、魚介類本来の味と香りの広がるカレーといえるでしょう。しっかりとした魚の旨味を感じられるので、キャンプでの特別なひとときを演出してくれる一品です。
ぶどう園の葡萄カレー
最後にご紹介するのは山梨県の名産品・葡萄が使用された「ぶどう園の葡萄カレー」です。皮を剥かないままの巨峰が入っており、葡萄本来の味わいを感じられます。温めてご飯にかけるとき、葡萄のいい香りが広がるカレーです。
カレーの辛みと葡萄の甘味が広がり、バランスのとれた味わいに仕上がっています。ルーはサラッとしており、食べやすくなっているのもポイント。
また肝心の葡萄自体は甘みがカレーに溶け出しているため、らしさは薄まっています。食感などは好き嫌いが分かれるところですが、カレーのアクセントとしてピッタリです。
まとめ
日本には様々なレトルトカレーがありますが、探してみるとビックリするような面白素材をつかったカレーがたくさんあり、中にはご当地グルメと掛け合わせたものも多く、試してみると案外美味しい物も多いので、冒険してみると楽しいですよ。
マンネリしがちなおうちごはんの気分転換にもおすすめですし、個人的には、キャンプなどのアウトドアの食事にもおすすめ。キャンプの定番メニューのレトルトカレーを一風変わったものにすることで、外ごはんをより特別感あるものにできます。ぜひ、今回の記事を参考に、キャンプに持っていくレトルトカレーを選んでみてくださいね。