筆者は坂角総本舗の海老せんべい「ゆかり」が大好物です。こっそり隠れて食べようとしても、海老の香ばしい香りとバリボリ音で、必ず見つかってしまうやみつきのおいしさが魅力なんです。今回ご紹介する『〈ゆかり〉干支ノ箱BIG[午(うま)]』は、2026年の干支・午(馬)のイラストが描かれたお年賀におすすめの特別な1品。縁起物の海老をふんだんに使っていることに加え、「名古屋東照宮に奉納」された開運の海老せんべいなんです。午年の筆者が食べてレポート!
坂角総本舗と海老せんべい「ゆかり」について 〜人と人を結ぶ「縁(ゆかり)」

創業者は坂 角次郎(ばん・かくじろう)で、2025年4月に創業137年目を迎えたそう。
坂角総本舗(ばんかくそうほんぽ)は、1889年(明治22年)に愛知県東海市で創業した老舗のお菓子メーカーです。江戸時代に徳川家へ献上されていた「えびはんぺい」に創意工夫を重ねて生み出したのが、海老せんべい「ゆかり」です。ゆかりのこだわりは、原材料の約7割に天然海老の身だけを使用しており、二度焼き製法を採用。自社工場生産で、1枚が完成するまで7日以上の手間がかけられています。同社では、ゆかりをはじめ様々な種類の海老せんべいを作っています。
海老は縁起物のチャンピオン!

海老は目が出ることから「めでたし」とされ、長い髭を持ち腰の曲がった姿から「長寿」の象徴ともされています。そのため、縁起を担ぐ正月のおせち料理の定番食材として古くから親しまれてきました。
坂角総本舗では、この縁起の良い海老を使った「ゆかり」を名古屋東照宮に奉納し、みなさまの一年のしあわせと健康を祈願する伝統を大切にしています。
海老と言えば筆者の実家でも、昔は大晦日の夜になると、父が黒いペンで活きのいい海老の絵を書いて、鏡餅の下に敷いて飾るのがお正月の風物詩でした。食べるというよりは視覚的な思い出ですが、子どもの頃から「海老=お正月」のイメージはありました。
『〈ゆかり〉干支ノ箱BIG[午(うま)]』とは

坂角総本舗『〈ゆかり〉干支ノ箱BIG[午(うま)]』(64枚入・税込5,529円・2025年12月1日発売※オンラインショップや全国百貨店などで販売)は、来年の干支である馬をテーマにした特別な商品です。中には『〈ゆかり〉干支ノ箱[午]』が4箱入っており、合計64枚の海老せんべいを楽しめます。
名古屋東照宮に奉納された開運の一品

名古屋東照宮の祭神は、贈正一位太政大臣 徳川家康公。現在の社殿は愛知県の重要文化財。
この商品は名古屋東照宮に奉納され、一年のしあわせと健康を祈願した縁起物です。奉納された海老せんべい「ゆかり」は、年明けに参拝者へお福分けとして振舞われます。まさに福を呼ぶ開運の一品と言えます。

側面は躍動感のある馬(午)と、お年賀の熨斗(のし)の蝶結び(花結び)の水引が描かれています。
馬は干支の中でも「駿馬のように駆け上がる」「千里を走る」といった飛躍や前進の象徴とされており、新年の運気アップにふさわしい縁起物です。海老の長寿と馬の飛躍、両方の開運パワーが詰まった商品なのです。
実際に食べてみた感想
開封前の驚き

箱を手にした瞬間、「けっこう大きな箱!」と驚きました。でも持ってみると軽いんです(おせんべいですから)。箱の表面には、来年2026年の干支・馬の愛らしいイラストがドーンと大きく描かれていてインパクトがあります。しかも馬の正面だけでなく、走っている躍動する姿(側面)や後ろ姿・尻尾(裏面)まで描かれています。
開封時の感動

外箱を開封すると、蹄(ひずめ)のイラストが表れました。こうした遊び心、好きですね。これまでの「ゆかり」のイメージは、日本の伝統を大切にする、海老せんべい一筋の、いい意味で真面目一本でした。ただ、『〈ゆかり〉干支ノ箱BIG[午(うま)]』を知って、ユニークな一面があることを知りました。

さて、観音トビラを開けると4つの箱がお目見え。外箱をアレンジしたイラストが描かれています。

箱を開けると、「ゆかり8枚入×2袋」が入っていました。

いつも自分用に店頭で買うときは、8枚入りを2袋買うことが多いです。なので、『〈ゆかり〉干支ノ箱BIG午』をもらえたら、ただただ“ゆかりがたくさん入っていてうれしい!”です。

個包装だから、湿気ってません。
香りと味わい

手のひらサイズのゆかり。
個包装を開封すると、海老せんべいの香ばしい香りが漂います。“コレコレ!”と思わず笑みがこぼれます。隠れて食べることは絶対にできない、濃い海老の香ばしい香りがします。

薄い生地ですが、主成分の約7割は海老です。

おいしくカルシウムが摂れる!
多くの海老せんべいの主成分は小麦粉なので、糖質を気にする筆者にもうれしいポイントなんです。
1枚当たりの主な栄養成分は、エネルギー21kcal、炭水化物3.4g、カルシウム17mg。
原材料は、えび、小麦粉、でん粉、砂糖、食塩/調味料(アミノ酸等)とシンプルです。

このデコボコとしたあぶり焼き感もおいしい。
そして口に入れた瞬間、バリッとした食感とともに海老の旨味が口いっぱいに広がります。一枚食べると止まらなくなり、あっという間に何枚も手が伸びてしまいます。個包装の意味ないかも。と思うことも……。
年賀限定商品も充実
『〈ゆかり〉干支ノ箱BIG[午]』以外にも、坂角総本舗では年賀限定商品が充実しています。

(左上から時計回りに)〈ゆかり〉干支ノ箱[午]、〈ゆかり〉慶ノ箱[午]、〈ゆかり〉慶ノ箱[午]、〈さくさく日記〉[セット]の4種類。
- 『〈ゆかり〉干支ノ箱[午]』(16枚入・税込1,382円・2025年12月1日発売):ゆかり8枚入が2袋入っており、ちょっとした手土産に最適です。
- 『〈ゆかり〉慶ノ箱[午]』(18枚入・税込1,620円)と(24枚入・税込2,160円)の2サイズ展開で、2025年12月15日発売です。
- 『〈さくさく日記〉[セット]』(税込1,296円・2025年12月15日発売)。海老と帆立の2種類の味が各6袋入っており、食べ比べを楽しめます。
年賀限定商品はどれも縁起の良い干支をあしらったデザインで、開運を願うお正月の贈り物にぴったりです。用途や予算に合わせて選べるのも魅力的。
まとめ 〜年始の手土産にも最適
坂角総本舖の『〈ゆかり〉干支ノ箱BIG[午(うま)]』は、2026年の干支・馬(午)のイラストが描かれ、見た目にも楽しい海老せんべいです。縁起の良い海老を使い、名古屋東照宮に奉納された特別な一品ですから、年始のご挨拶・手土産や開運を願う贈り物にぴったりだと思います。
また、家族や親戚、友人が集まる年末年始のおやつとしてもおすすめです。お酒やドリンクのおつまみとして、個包装なので、みんなでシェアしやすいのも魅力です。
海老の風味が好きな人や、手土産を軽くしたい人、糖質を気にしている方にもおすすめです。主成分が海老なので、罪悪感なく楽しめます。初めて食べる人は、少し固めの食感で、海老の香ばしい香りと旨味が詰まった濃い味わいに、驚くかもしれません。
長寿の象徴である海老と、飛躍の象徴である馬、両方の開運パワーが詰まったこの一品を、お正月にぜひ楽しんでみてはいかがでしょうか。
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