スーパーやコンビニで必ず見かける、あの赤と青のパッケージ。雪印メグミルクの『6Pチーズ』は、1954年の発売から70年以上愛され続ける国民的プロセスチーズ。現在は全7種類が展開されており、どれを選ぶか迷う方も多いのではないでしょうか。今回は6Pチーズ大好きな筆者が実際に食べ比べながら、好きな順ランキングを作成しました!
誕生は戦前!90年近い歴史を誇る『6Pチーズ』
プロセスチーズならではのつるつるプリッとした食感がおいしい『6Pチーズ』。他にもこうした6Pタイプはたくさん存在しますが、元祖といえば雪印メグミルクの『6Pチーズ』(102g/6個入・実勢価格 税込400~500円・1954年9月発売)。各スーパーやコンビニで価格がバラバラですが、スーパーでおトクな時はついつい買っちゃいますね。

中でもレギュラータイプは目馴染みがすごく、クラシックなムードが漂っていて、筆者は、改めて音楽ファンがビートルズを聴き直したくなるように、定期的に食べたくなる味わいだと思っています。

公式サイトより初代の写真。今とほとんどデザインが変わっていないのがすごい!
『6Pチーズ』の歴史は意外にも古く、1928年に雪印メグミルクの前身である有限責任北海道製酪販売組合がチーズの製造・販売を開始したことに始まります。1935年には『6Pチーズ』の前身となる『6ポーションチーズ』を発売し、生産開始当初は包装をすべて手作業で行っていたため、1日に400箱程度しか作れなかったそうです。
1954年9月、ついに現在の形に近い『6Pチーズ』が発売されました。当時は6オンス(170g)のスチロール入りで、その後も時代とともに進化を続け、1993年には開けやすいイージーオープン仕様に、2017年には蓋を開けるテープがさらに改良されました。
読み方は「ろくピーチーズ」ではなく「ロッピーチーズ」!

実は正式な読み方は「ろくピーチーズ」ではなく「ロッピーチーズ」なんです。パッケージの横部分にもこっそり書いてあります。ちなみに「6P」の「P」は、英語の「Piece(ピース)」ではなく「Portion(ポーション=部分)」が由来です。丸いチーズを6分割したという意味で、「6ポーション」=「6P」という名前になっているのです。
円形のチーズをカットしているわけではない!
そういう意味だというのに、実は円形のチーズを6等分にカットしているのではありません。『6Pチーズ』が現在の形になったのは、1952年にスイスから輸入された機械を日本でそのまま使い始めたのがきっかけ。当時の機械は三角のチーズを6個または8個ずつ作る構造になっていたそう。
『6Pチーズ』の製法は、アルミ箔をセットした三角の枠に、加熱したチーズを流し込み、フタをして端を折り込んだものを6個ずつケースに入れてから、急速冷蔵して完成させます。そのため最初から三角形に成型したチーズなのです。

累計生産個数は20億個以上!
これまでに生産された『6Pチーズ』の累計生産個数は、なんと20億個以上。パッケージを積み重ねると東京スカイツリー60,000棟以上、エベレスト4,300峰以上に相当し、横に並べると地球を4周以上する計算になります。
『6Pチーズ』のむき方
『6Pチーズ』は何となく開けてますが、取り出しにくいと感じることも。筆者がやっているのは基本的な技ですが、取り出し方のコツがないわけではありません。

まずは赤いテープを引っ張って開けます。

シールの貼ってある方が開けやすいです。シールのまま引っ張るよりも途中からシール自体をつかむと剥がしやすくなります。
この状態で左の指で本体真ん中を押しながら、サイドの銀紙を右手で下にゆっくり押すと、きれいにポロッと外れます〔外れないときもあります)。

きれいに剥けました。

箱の裏面にある穴は空気抜きのための穴で、工場でチーズを入れたり蓋をしやすくする他、ユーザーが普段開けやすさのために設けられている。
雪印『6Pチーズ』全7種類食べ比べランキング
それでは、現在販売されている全7種類を特徴とともにもぐもぐと次から次へと食べ比べながら、筆者の個人的ランキング順を作成してみましょう。
第1位 『6Pチーズ コクとうまみ』:プロセスチーズのつるつると本格ゴーダチーズの旨味

(90g/6個入・実勢価格 税込400~500円・2000年発売 / 100g当たり:エネルギー327kcal・たんぱく質21.4g・脂質26.0g・炭水化物0.8~5.2g・食塩相当量2.9g・カルシウム580mg)
2000年に発売された『6Pチーズ コクとうまみ』。発売当時は『6Pチーズ芳醇』という商品名でした。見た目はレギュラータイプと変わりませんが、よりコクとうまみを強化した、ワンランク上の味わいが特徴。40%使われている北海道産ゴーダチーズを軸とした、味の濃厚さ、迫り来る旨味が筆者の心をずっと捉えて放しません。
第2位 『6Pチーズ(レギュラー)』:6P好きが帰ってくる港のような王道味!

おしゃれにクラッカーに載せてみました(102g/6個入・実勢価格 税込400~500円・1954年9月発売 / 100g当たり:エネルギー321kcal・たんぱく質20.6g・脂質26.0g・炭水化物0.1~3.5g・食塩相当量3.0g・カルシウム580mg)。
1954年9月に発売された元祖『6Pチーズ』。シンプルで飽きのこない味わいが70年以上愛され続ける理由でしょう。濃すぎず薄すぎず、つるつるテクスチャーとぷりぷり食感が王道で、いろんな味を食べた後の帰り着く港だと、筆者は思っています。数種類のナチュラルチーズをブレンドし、75度~80度に加熱して作られており、おやつにもおつまみにも万能で、どんなシーンにも合わせやすい人類がきっとみんな大好きな味です。
第3位 『6Pチーズ スモーク味』:ほどよい燻製風味で嫌みのない旨味!

(90g/6個入・実勢価格 税込400~500円・2019年発売)
2019年に発売された『6Pチーズ スモーク味』。燻製(くんせい)の香ばしい風味がプラスされ、お酒のおつまみに最適で、ビールやワインのお供に欠かせないと感じている人も多いはず。見た目が全然スモークカラーじゃないのに、ほどよく万人受けしそうな絶妙なスモーク感で飽きさせません。
第4位 『6Pチーズ ペッパー入り』:刺激が強そうでもそこまで辛くないちょうど良さ!

2021年に発売された『6Pチーズ ペッパー入り』。ピリッとした黒胡椒と白胡椒のアクセントが効いた、スパイシーな味わいが特徴で、クラッカーに乗せたり、サラダに添えたりと、料理のアクセントとしても活躍するタイプ。

(90g/6個入・実勢価格 税込400~500円・2021年発売)
よくよく見るとコショウの粒がしっかり入っていて、辛いのかなと思いますが、チーズのマイルドさがうまくコーティングして、万人が喜ぶペッパー感で寸止め。ここら辺のバランス感がさすがだと思います。
第5位 『6Pチーズ 鉄分入り』:健康が気になりだしたらチーズで補填!

(90g/6個入・実勢価格 税込400~500円・2023年発売 / 1個当たり:エネルギー48kcal・たんぱく質3.0g・脂質3.9g・飽和脂肪酸2.4g・炭水化物0.0~0.6g・食塩相当量0.5g・カルシウム96mg・鉄2.5mg)
2023年に発売された『6Pチーズ 鉄分入り』は、健康志向の人におすすめな機能性チーズ。1日分の1/3の鉄分が摂取でき(※栄養素等表示基準[18歳以上、基準熱量2,200kcal]に対する割合)、原材料はニュージーランドまたはオーストラリア製造ナチュラルチーズで、鉄分は2.5mg。別に鉄の味はしませんが、弾力が少し弱いかもしれません。
第6位 『6Pチーズ 塩分25%カット』:物足りなさを感じてしまうがヘルシー!

(90g/6個入・実勢価格 税込400~500円・2004年発売 / 100g当たり:エネルギー324kcal・たんぱく質17.7g・脂質27.4g・炭水化物0.5~6.4g・食塩相当量1.8g・カルシウム460mg)
2004年に発売された『6Pチーズ 塩分25%カット』は、当時は『6Pチーズ 塩分ひかえめ』という商品名でした。「プロセスチーズ日本食品標準成分表2015」と比較して塩分を25%カットしているのが特徴。お医者さんなどに塩分に気をつけてと指導が入った人でも安心して6Pチーズが楽しめます。
食べてみるとやはりあっさりとした風味が目立ち、ちょっと物足りない。やわらかい食感もぷりぷり好きとしてはやはりちょっと物足りない。でもヘルシーなんですよね。
第7位 『6Pチーズ 雪印北海道バター入り』:立ち位置に悩む不思議な一品

(90g/6個入・実勢価格 税込400~500円・2025年9月発売 )
2025年9月1日に発売された最新作『6Pチーズ 雪印北海道バター入り』。ただ、バターも好きでチーズも好きだけれど混ぜてしまうとどうなのかと、最初から疑惑を感じていました。製品中『雪印北海道バター』を1.0%使用しており、バターのコクとまろやかさがプラスされた贅沢な味わいということですが、かなり柔らかいのが疑問。
雪印メグミルク創業100周年を記念して開発され、「うまみ」「コク」「濃厚」の3要素を満たすべくバターを加えたそうですが、筆者は改めて別々に味わいたいと思ってしまいました。もちろんそこまでこだわりがない場合は、家族全員が楽しめるまろやかな味わいは料理にも使いやすいかも。実際に、熱してトルティーヤに挟んで食べたらまろやかでおいしかったです。
まとめ:いろいろな個性が一気に味わえるアソートパックがほしいかも

結果として筆者はこのようなランキングになりました。でも全体を通していろいろな6Pチーズを楽しめるというのはかなり楽しい体験でした。いっそのこと1種類1個ずつ入ったアソートパックがあったらうれしいと感じたくらい(7種類だと1個余ってしまいますが)。
おつまみとしてはもちろん、おやつタイムにも、テレビや映画タイムにも楽しみやすい6Pチーズ。キャンディタイプだと1個じゃ物足りない筆者としては、手軽だけどしっかり味わえるところが大好きです。今後も目を離さない予定です。

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