【掃除機のおすすめ】最新注目機はコレ!時短&おまかせ機能に特化したアイテムをプロが厳選

掃除機のジャンルでは、コードレス掃除機が、近年、各段の進歩を遂げている。また、ルンバに代表されるロボット掃除機の注目度は相変わらず高く、追随する製品も多い。ラクラク掃除ができる、おすすめモデルを見ていこう。

安蔵靖志
IT・家電ジャーナリスト。「AllAbout」家電ガイド。最近はフードテックを中心に取材・執筆活動をしている。テレビやラジオなどのメディアにも多数出演。

コヤマタカヒロ
デジタル&家電ライター。生活・調理家電を中心に、さまざまな製品を取材・検証しているライター。家電をテストするための空間、「家電スタジオ」を用意している。

諏訪圭伊子
フリーライター。特選街本誌にて「我ら!家電体験隊。」の連載を長年担当するアラフィフライター。家電の助けを借りながら、日夜仕事と家事を切り盛りする。

コードレス掃除機バルミューダ「BALMUDA The Cleaner」

浮遊感があって自在に動く大型ヘッドで部屋じゅうを効率よく掃除できる

一般的な掃除機とはまったく異なるスタイルを採用したのが、このBALMUDA The Cleanerだ。いちばんの特徴は ブラシを2本装備する30センチ幅の大型ヘッドを搭載したこと。2本のブラシが内向きに回転することで、電源を入れるとヘッドが浮き上がったような状態になり、軽い力で、360度自由に取り回せる。バルミューダではこのホバー式の構造により、掃除時間を46%短縮できるとしている。

実際に掃除をしてみたが、電源を入れた瞬間にヘッドに浮遊感が出て、スルスルと滑り出した。フロアモップのように左右にも自在に動かせるのが心地いい。ヘッドは横向きにも動くため、狭い場所もそのまま進入できる。さらに使い勝手がよかったのが、壁際の掃除。ヘッド側面にローラーがあり、壁に沿ってスムーズに清掃できた。

同社製品らしいデザイン性の高さも魅力の一つ。専用スタンドに立てかけてリビングに置いておける。バッテリー駆動時間は標準モードで約30分。 効率よく掃除できるため、広い空間でも問題なく床掃除が完了できた。
(コヤマ)

バルミューダ
BALMUDA The Cleaner
実売価格例:5万9400円

大型ヘッドを採用しているため、一度に広いエリアのゴミが吸引できる。

ヘッドは横向きにも動くので、16.5センチまでのすき間であれば、そのまま進入できる。

すきま用ノズルとハンディハンドルが付属しており、ハンディ型として使える。

「ココがおすすめ!」
フロアモップのように前後左右滑らせるように掃除できるのが気持ちいいです。

コードレス掃除機パナソニック「パワーコードレス MC-SBU840K」

大パワーで効率的に掃除。狭い場所でもスムーズに使える

最大吸込仕事率205ワットのパワフルモデル。強力なパワーでしっかり吸い取るため、効率的な掃除が可能だ。ペダルを踏むとヘッドが外れて小さいノズルに切り替わる「親子ノズル」の採用で、狭い場所の掃除もスムーズに行える。

ヘッドには、円錐型のブラシを二つ組み合わせた新構造「からまないブラシ」を採用。かき取った毛を回転しながら先端に移送し、真ん中に集めて吸い込む仕組みで、お手入れの手間を大幅に軽減してくれる。
(諏訪)

パナソニック
パワーコードレス
MC-SBU840K
実売価格例:7万5800円

円錐型ブラシを使った新機構。かき取った毛は、回転しながら先端に送られる。

ペダルをポンと踏めば、付け替えの手間なく、子ノズルに早変わり!

「ココがおすすめ!」
「からまないブラシ」は、ペットの毛にも有効。また、子ノズルもLEDライト付き。

コードレス掃除機三菱電機「iNSTICK ZUBAQ HC-JD2X」

ハンディでもスティックでも自在に使え、ブロワーにもなる

ZUBAQがユニークなのは、充電台と一体化したデザインだけでなく、ワンタッチでスティック掃除機としてもハンディ掃除機としても使える点にある。

本体を引っ張る方向によってスティックとハンディを使い分けられるので、わざわざパイプを取り外して、それをどこかに置いておくという一手間がいらないのが魅力。

ノズルを排気口に装着することで、サッシなどのゴミを吹き飛ばすブロワーとして使えるのもユニークなポイントだ。
(安蔵)

三菱電機
iNSTICK ZUBAQ HC-JD2X
実売価格例:8万7620円

手前に引くとスティック掃除機、真上に引くと延長パイプとヘッドを充電台に残したままハンディ掃除機として使える

「ココがおすすめ!」
とにかく、スティック掃除機とハンディ掃除機の切り替えがラクラクなんです!

コードレス掃除機シャーク「EVOPOWER SYSTEM FLEXモデル CS501JRG」

腰を曲げずに家具の下をラクラク掃除可能なスティック型

約1キロのハンディ掃除機で、スティックとしても約2キロと、実に軽量なモデルだ。延長パイプがワンタッチで折れ曲がるため、ソファーやベッドなどの家具の下をかがんだり、腰を曲げたりせずに掃除できるというのが、他社にはないポイント。

充電台で本体と予備バッテリーを同時に充電できるスタイルで、バッテリー2個で最大24分(スティック時)使用可能だ。充電台にアクセサリーも収納できるようになっているため、いろいろな場所をサッと掃除できる。
(安蔵)

シャーク
EVOPOWER SYSTEM
FLEXモデル CS501JRG
実売価格例:5万5000円

ボタンを押すだけで延長パイプが曲がるため、かがまずに家具の下を掃除できる。

「ココがおすすめ!」
腰痛持ちなどで腰に不安がある人でも、安心して掃除できるモデルなんです!

ロボット掃除機エコバックス「DEEBOT OZMO T8 AIVI」

障害物をAIが認識し、回避しながら効率よく自動掃除

前方122度をとらえる広角カメラと、スリッパやケーブルなど7種類の障害物を認識できるAIを搭載し、部屋の中を効率よく掃除できる。スマホアプリからのきめ細かな操作設定にも対応できるほか、吸引とともに水拭きができるのもポイント。

実際に動かしてみると、障害物を避けながらもギリギリまで攻めて掃除ができる印象。カーテンの下やテーブルの脚の周りなどもきれいになっており、短時間でしっかりとゴミが吸引できた。
(コヤマ)

エコバックス
DEEBOT OZMO T8 AIVI
実売価格例:8万6850円

ゴミの吸引と同時に水拭きが可能。床に付いた足裏の雑菌などを99.26%除去できる。

前方のカメラが障害物をとらえ、AIがそれを認識。そのため、しっかりと障害物をよけることができる。

「ココがおすすめ!」
障害物を回避する機能としっかり掃除する機能のバランスが優れています。

ロボット掃除機アイロボット「ルンバ i7+」

ゴミ捨ての手間を大幅にカット。掃除のおまかせ度も向上

ルンバ内のゴミを吸い上げて自動収集する「クリーンベース」を採用し、ダスト容器30杯分のゴミを紙パックに格納。掃除後に行っていたゴミ捨ての手間を大幅にカットした。

また、機械学習により家具を認識する物体認識機能も便利。「机の下だけ掃除して」などの指示が可能となり、気になる場所だけを掃除させることができるので、おまかせ度がアップ。
(諏訪)

アイロボット
ルンバ i7+
実売価格例:14万2860円

ゴミを自動回収するクリーンベース。持ち上げるとフタが閉まる紙パックを採用している。

「ココがおすすめ!」
掃除だけでなくゴミ捨てまで自動化。紙パックは密閉型で、きれいに捨てられる。

ロボット掃除機アイロボット「ルンバ e5」

スマホと連係でき、掃除のスケジュール設定などが可能

高機能ながら安価なエントリー機。上位機種と同じクリーニングシステムの搭載で高い掃除能力を保持するほか、Wi-Fi接続機能も装備。スマホアプリで清掃状況の確認や掃除のスケジュール設定、外出先からの操作ができ、利便性がアップした。最大稼働時間が90分と長く、広いスペースにも対応する。
(諏訪)

アイロボット
ルンバ e5
実売価格例:4万9800円

ユーザーの使い方を学習して、清掃スケジュールを提案してくれる機能も搭載する。

「ココがおすすめ!」
親しみやすい価格設定など、ルンバの恩恵を受けられる、買いやすい一台。

ロボット掃除機アイロボット「ブラーバ ジェット m6」

高度なマッピング機能で複数の部屋の拭き掃除もできる

床の拭き掃除をきれいに仕上げてくれるブラーバ。ジェットスプレーが床のベタつきを浮かせ、パッドで念入りに拭き取ってくれる。高度なマッピング機能で複数の部屋の拭き掃除も可能。カメラで部屋の形状や家具の位置を把握しながら、隅々まで丁寧に磨き上げる。モードは水拭きと乾拭きの2種類。
(諏訪)

アイロボット
ブラーバ ジェット m6
実売価格例:7万6860円

洗濯して繰り返し使える拭き取り用パッドが付属している。

「ココがおすすめ!」
床に付いた皮脂汚れもきれいにしてくれる。水拭き後の床は気持ちがいい!

※価格は記事作成時のものです。