筆者は、液晶と有機EL両方のテレビを使っているが、実使用時の両者の消費電力の差は、そこまで大きくはないように感じている。ここでは、電気代に関することや画面の汚れをとる方法など4Kテレビの疑問についてわかりやすく解説する。

テレビと録画 疑問と悩み
4K放送といえばBSやCSだけど、どうして地上波では4K放送をやらないの?

地上放送は、約10年前、アナログからデジタルへと完全移行しました。そこには放送画質の改善(2K化)、高機能化とともに、限られた電波帯域の有効利用というねらいがあったわけですが、半面、全国民はテレビ、ビデオの買い替えを強いられるなど、相当な混乱がありました。

そして現在、地上放送の4K化による高画質化は時代の流れであり、技術的には特に問題はないのですが、できれば地デジ移行時のような混乱は避けたいところです。

そのためには、現在の地デジをそのまま続けながら、「地デジ4K」を同時に放送するという「サイマル放送」のスタイルがベストで、現在、その可能性を模索しているところだといえます。

実用化のタイミングは不明ですが、放送局側の設備の負担も少なくありませんから、今すぐ、というわけにはいかないと思われます。

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有機ELテレビは液晶テレビに比べて電気代がかかるって本当? 製品の寿命はどうなの?

まず、有機ELテレビの寿命に関する不安は、ほぼ払拭されています。一般的に液晶パネルの寿命(輝度の半減期)は約5万~6万時間ですが、最新の有機ELパネルは、10万時間に達しています(LGディスプレイ社発表)。

続いて電気代ですが、各社の液晶と有機ELの年間消費電力を同サイズで比べると、約1.4倍程度、有機ELのほうが高めです。ただし、これは液晶テレビの算出方法を規準としているため、その精度には疑問が残ります。私は液晶、有機EL両方のテレビを使っていますが、実使用時の両者の消費電力の差は、そこまで大きくはないように感じています。

LG「OLED55CXPJA」

画像: かつてはパネルの寿命が短いのではないかという指摘もあった有機ELだが、現行品ではそうした不安はほぼ払拭されている。

かつてはパネルの寿命が短いのではないかという指摘もあった有機ELだが、現行品ではそうした不安はほぼ払拭されている。

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NetflixAmazonプライム・ビデオなどのストリーミング動画は録画できないの?

ステイホームが求められる中、「Netflix(ネットフリックス)」や「Amazonプライム・ビデオ」といったストリーミング動画サービスが人気を集めています。多彩なコンテンツを、毎月定額で、どこででも手軽に楽しめるのが大きな魅力ですが、残念ながら放送のように録画することはできません。

その代わり、すべてのコンテンツではありませんが、スマホやタブレットにダウンロードして、オフラインで視聴することができます。例えば「Netflix」の場合ですが、映画やドラマをタップしたときに、「ダウンロード」アイコンがあれば、ダウンロードが可能で、加入しているプランに応じた数の端末に、一度に最大100作品をダウンロードすることができます。

ただし、視聴はダウンロードに使用したデバイスに限定され、一定の期間が過ぎると期限切れとなり、視聴不可能となります。

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ホコリや指紋が付いた液晶や有機ELのテレビ画面は、何を使って、どう掃除するのが正解?

テレビ画面の表面には、コントラスト感を改善したり、反射による映り込みを抑えたりと、より見やすい映像を再現するために特殊な表面処理が施されています。こうした加工技術は、メーカーや機種によって異なりますが、直接洗剤をかけたり、ざらついた布でこすったりなど、不用意な手入れは、トラブルの元になります。

画面のホコリは柔らかなハンディモップで軽く払ってください。手の脂が付いてしまった場合は、眼鏡拭きなどの乾いた柔らかい布でそっとふき取ります。このとき、画面表面を力ずくで、ゴシゴシこするのは禁物です。

これらのやり方ではどうしても汚れが落ちない場合は、水で薄めた(1%以下)中性洗剤を布に含ませて拭き取り、仕上げに乾いた布で軽く拭くといいでしょう。なお、こうした注意事項は、有機ELテレビだけでなく、液晶テレビも同じです。

■解説/藤原陽祐(AV評論家)

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