モノクロ専用機のイメージセンサーにはカラーフィルターが内蔵されていない。そのため鮮鋭度の高い写りが得られるのが特徴だ。また、カラー撮影モデル同様、JPEGのほかRAW(DNG)でも撮影が楽しめる。2012年に最初のモノクロ専用レンジファインダー機「ライカMモノクローム」が発売、2020年1月発売の「ライカM10モノクローム」もすごい。

写真・解説/大浦タケシ(フォトグラファー)
宮崎県都城市生まれ。今回の「ライカMモノクローム」は筆者所有のもの。センサーのコーティングはがれが発症し部品を交換したが、修理代がフルサイズミラーレス1台分ほどでビックリ。

フィルムカメラ感覚で撮れるモノクロ専用デジタルカメラ

画像: 撮影データ●ライカMモノクローム●キヤノン50㎜レンズ F1.2(Lマウント)●F4●1/4000秒●絞り優先AE●ISO320●RAW

撮影データ●ライカMモノクローム●キヤノン50㎜レンズ F1.2(Lマウント)●F4●1/4000秒●絞り優先AE●ISO320●RAW

初代「ライカMモノクローム」で撮影。撮影フォーマットはRAW(DNG)で、アドビの「Photoshop」で現像し、JPEGに。画質は、鮮鋭度が高いうえに階調豊かな仕上がりだ。筆者はフィルムで撮影していた時代、M型ライカにモノクロフィルムを詰めて撮影することが多かったが、本機は当時の感覚のまま撮影が楽しめる。

ライカならではの鮮鋭度の高い写りが得られる!

モノクロしか撮れないデジタルカメラがあることをご存じだろうか。一般的なモデルでも、仕上がり設定などにモノクロのモードが搭載されているが、イメージセンサーや画像処理エンジンなどはカラー仕様。それに対し、モノクロしか撮れないカメラは、イメージセンサー自体がモノクロ専用仕様で、画像処理エンジンもそれに応じたものであるため、カラーで撮ることは一切できない。そんな右斜め上を行くカメラをリリースしているのがライカだ。

2012年に最初のモノクロ専用レンジファインダー機「ライカMモノクローム」(有効1800万画素)を発売し、現在は3世代目となる「ライカM10モノクローム」(有効4000万画素)をラインアップする。さらに、コンパクトデジタルカメラである「ライカQ2」にも「ライカQ2モノクローム」(有効4730万画素)が用意され、モノクロ専用モデルの根強い人気を裏付けるものとなっている。

モノクロ専用機のイメージセンサーにはカラーフィルターが内蔵されていないため、より鮮鋭度の高い写りが得られるのも特徴。また、カラー撮影モデル同様、JPEGのほかRAW(DNG)でも撮影が楽しめる。新品も中古も高価だが、本格的にモノクロ撮影に挑戦してみたい人なら、十分検討に値するモデルだ。

ライカ「ライカMモノクローム(2012年発売)」を使用

画像: ライカならではの鮮鋭度の高い写りが得られる!

メニュー画面は「色合い」や「彩度」などの設定はなくシンプル

画像: 初代「ライカMモノクローム」のメニュー画面。仕上がり設定はなく、画質のパラメータは「シャープネス」と「コントラスト」のみ。なお、「Mモノクローム」の中古相場は状態にもよるが、40万円前後のものが多い。

初代「ライカMモノクローム」のメニュー画面。仕上がり設定はなく、画質のパラメータは「シャープネス」と「コントラスト」のみ。なお、「Mモノクローム」の中古相場は状態にもよるが、40万円前後のものが多い。

後継のM10モノクロームも発売!

画像: 2020年1月発売の「ライカM10モノクローム」(実売価格例115万5000円)の有効画素数は、4000万画素。ライブビューでの撮影も可能で、メニューなど操作性は初代と比べ、かなり洗練されている。

2020年1月発売の「ライカM10モノクローム」(実売価格例115万5000円)の有効画素数は、4000万画素。ライブビューでの撮影も可能で、メニューなど操作性は初代と比べ、かなり洗練されている。

◆写真・文/大浦タケシ(フォトグラファー)

This article is a sponsored article by
''.