【ダイソー・ペチャンコポンプ】税込220円でゴミが減る!軽い力でペットボトルを小さくする便利グッズ

暮らし・生活・ペット

飲み終わったペットボトル。想像以上にかさばって、場所を取りませんか。筆者は1つ1つ手で潰して、リサイクル用のゴミ袋に入れていたのですが、妻や母は、ものによっては固くて潰せないと言います。そんなペットボトルを、驚くほど簡単にぺったんこに潰してくれる便利アイテム「ペチャンコポンプ」をダイソーで発見。当然、速攻で購入しましたので、その使い勝手などをレポートしたいと思います。

執筆者のプロフィール

齋藤千歳(さいとう・ちとせ)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在は昨年8月に生まれた息子と妻の3人、キャンピングカー生活にハマっており、約1カ月かけて北海道を一周するなどしている。

ダイソーの「ペチャンコポンプ」

大気圧の力でペットボトルを圧縮する仕組み

自宅で過ごす時間が長くなると、お茶や清涼飲料水、さらには晩酌用の炭酸水や烏龍茶などなど、消費する飲み物の量も多くなります。すると、それに従って増えるのがペットボトルのゴミではないでしょうか。

ペットボトルはリサイクルできるので、ゴミとしての罪悪感は小さいのですが、リサイクルに出すまで自宅に置く間、非常にかさばるのが嫌なところです。そのため、筆者は一つ一つ手で潰してリサイクルの用のゴミ袋に入れていたのですが、妻や母が潰したペットボトルは、私から見ると潰し方が中途半端で、あまり圧縮されていませんでした。

「どうしてきちんと潰さないの?」と聞いたところ、ペットボトルによっては、彼女たちの握力ではきれいに潰れないといいます。

知人などにも聞いてみたところ、種類にもよりますが、女性や子供の握力ではペットボトルをきれいに潰すのはなかなか難しいようです。

そんな時にダイソーに見つけたのが、「ペチャンコポンプ」。100円ショップの商品としてはやや高めの税込220円。ペットボトルの中の空気を抜いて、文字通りペットボトルをぺっちゃんこに潰してくれるアイテムになっています。

ダイソーで見つけた「ペチャンコポンプ」。とても人気のようで品切れのお店も多いみたいです。

ペットボトルの中の空気を抜き、真空に近い状態にし、大気圧でペットボトルを潰すわけです。

小学校だったか中学校だったか忘れてしまいましたが、中の空気を抜いた一斗缶が大気圧で潰れる様子を、理科の授業で見たような気がします。実際のところ、一般的な1気圧、1013hpa(ヘクトパスカル)では、1㎠あたり1kgの力がかかっています。一般的なハガキサイズ(10cm×14.8cm)の面積に約148kgの力がかかる計算になるので、手で潰すよりもはるかに簡単にペットボトルが潰れるわけです。非常に期待できるではありませんか!

また、この「ペチャンコポンプ」は、たいへん人気の商品です。ダイソーのWebサイトによると、最近モデルチェンジしたとあります。その際に、青と水色だったボディカラーを、黒と灰色に変更したようです。筆者は新モデルのカラーの方がシックで好みに合っています。

参考までに「ペチャンコポンプ」は、縮小時で長さが約17cm、最大径が約4.5cm、質量が約70gです。

ペットボトルの飲み口に先端を差し込み、ポンプを動かすと空気が抜けていく仕組みになっています。

ペットボトルを実際に圧縮

ポンプを7〜8回動かすだけでぺっちゃんこに

大気圧を利用するので、手で潰すよりもはるかにしっかりとペットボトルが圧縮できそうです。

まずは、圧縮しやすそうな、比較的やわらかい500mlのペットボトルを「ペチャンコポンプ」で潰してみました。

比較的やわらかい500mlのペットボトルを「ペチャンコポンプ」に取り付けたところです。

手でつかんで固定するのがコツ

ポンプの先端をペットボトルに差し込んで、ポンプを7〜8回動かします。素材にもよりますが、500mlのペットボトルなら、これだけで簡単にぺっちゃんこになってしまいます。あっけないほどです。

うまく潰すコツとしては、「ペチャンコポンプ」の先端をしっかりとペットボトルに差し込み、手でつかんで固定すること。また、外すときにも注意が必要です。潰したペットボトルを「ペチャンコポンプ」から無防備に取り外すと、空気が入ってやや膨らんでしまいます。そこで、ペットボトルを手で押さえつけながら外し、手早く蓋をすること。この2点を守ると、ペットボトルをより小さく圧縮できると思います。

ポンプの作動もそれほど重くないので、握力に自信のないかたでも、気持ちいいほどペットボトルをぺっちゃんこにできます。

「ペチャンコポンプ」を使って圧縮した500mlのペットボトル。かさが減ってホントに助かります。

種類や大きさの違うペットボトルを潰してみた

潰して廃棄することに配慮したやわらかいタイプのペットボトルなら、手で潰しても、かなり小さくなるという意見もあると思います。実際筆者もそう思うので、2l の大きいものや、手で潰すことを想定していない硬いタイプ、炭酸飲料水が入っていたものなど、種類の異なるペットボトルを5本ほど潰してみました。

さまざまな種類のペットボトルを集めて潰してみました。

厚くて硬いペットボトルも楽に潰せる

ペットボトルの素材や気圧などにも影響を受けるのでしょうが、実際に「ペチャンコポンプ」でペットボトルを潰してみると、500mlのペットボトルなら7回前後ポンプを動かすと中の空気が抜けぺっちゃんこになるようです。2lのペットボトルでも、25回前後で潰すことができました。

最終的にペットボトルがどれだけ圧縮されて小さくなるかは、ペットボトルの素材次第。当たり前ですが、薄くてやわらかいものほど、小さくなる傾向です。ただし、うちの女性陣の言う「厚くて硬くて潰しづらいペットボトル」でも、「薄くてやわらかいペットボトル」でも、「ペチャンコポンプ」で必要な力はほとんど変わらない印象です。「ペチャンコポンプ」を使えば、今までは潰せなかったペットボトルも圧縮でき、リサイクル用のゴミ袋がいっぱいになることも減るでしょう。

また、これまで筆者は、手で十分に潰していると思っていましたが、「ペチャンコポンプ」で潰すと、びっくりするほど小さくなります。もはや、その作業自体が気持ちよくなっています。

体積がかなり圧縮されます。潰すのにほとんど力を必要としない点も嬉しいところです。

まとめ

「ペチャンコポンプ・アルミ缶用」の登場を期待

大気圧でペットボトルを潰すという仕組みのおかげでしょうか。ペットボトルの素材、厚さ、強度が違っても、潰すのに必要となる力はほとんど変わらないように感じました。

しかもポンプを動かすのに必要となる力も、よっぽどムキになってギリギリまでぺっちゃんこにしようとしない限り、女性はもちろん、子供でも問題のない程度といえるでしょう。誰でも気持ちよく、ペットボトルがキレイに潰せる秀逸なアイテムと言えます。自分だけではなく、家族の誰かがペットボトルを潰すのに苦労しているようなら、ぜひ1本購入することをおすすめします。

きっとすでに研究しているのでしょうが、「ペチャンコポンプ・アルミ缶用」も登場するのではと、筆者は期待しているのです。

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齋藤千歳(フォトグラファーライター)

元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在はキャンピングカーを「方丈号」と名付け、約9㎡の仕事部屋として、車内で撮影や執筆・レビューなどを行っている。北海道の美しい風景や魅力を発信できればと活動中。

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