北海道を中心に、茨城や埼玉にも店舗を展開するコンビニエンスストア・セイコーマート(セコマグループ)では、セイコーマート1号店開店から50周年を記念して、選抜した50樽のワインをブレンドした特別な「G7(ジーセブン)スペシャルエディション」(本体価格1,480円)と50周年限定エディションのスペイン産スパークリングワイン「カヴァ グランバロン ブリュット レゼルバ ゴールドエディション」 (本体価格980円)を、数量限定で販売しています。この特別なワインを実際に購入し、飲んでみました。その様子をご報告します。
執筆者のプロフィール
齋藤千歳(さいとう・ちとせ)
元月刊カメラ誌編集者。新しいレンズやカメラをみると、解像力やぼけディスク、周辺光量といったチャートを撮影したくなる性癖があり、それらをまとめたAmazon Kindle電子書籍「レンズデータベース」などを出版中。まとめたデータを元にしたレンズやカメラのレビューも多い。使ったもの、買ったものをレビューしたくなるクセもあり、カメラアクセサリー、車中泊・キャンピングカーグッズなどの記事も執筆。現在は昨年8月に生まれた息子と妻の3人、キャンピングカー生活にハマっており、約1カ月かけて北海道を一周するなどしている。
セイコーマート50周年記念限定ワイン
G7(ジーセブン)スペシャルエディション
セイコーマートとは、北海道を中心に約1200店舗を展開するコンビニエンスストアチェーンです。ワインに強いこだわりをもつコンビニとしても知られ、北海道では「ワインを買うならセイコーマート」というのが半ば常識となっています。
2021年12月7日からセコマグループから数量限定で発売された「G7(ジーセブン)スペシャルエディション」(本体価格1,480円)。セイコーマート1号店開店から50周年を記念し、選抜した50樽のワインをブレンドした特別なものだといいます。チリ産フルボディの赤ワインで、ヴィンテージは2019年。使用されているブドウ品種は、カルベネソーヴィニヨン55%、シラー35%、カルベネフラン5%、プティヴェルド5%です。
G7シリーズは、2009年の発売以来、セイコーマートナンバーワンのワインブランド。累計販売本数は、2021年10月末時点で1,100万本を突破するほどの人気のワインシリーズです。
販売店舗は、セイコーマートの酒取り扱い店舗(北海道1,054店/茨城県83店/埼玉県9店)のほか、ハセガワストア、ハマナスクラブ、タイエーとなっています。
カヴァ グランバロン ブリュット レゼルバ ゴールドエディション
セコマグループが、2021年11月30日から販売を開始したスペイン産スパークリングワイン「カヴァ グランバロン ブリュット レゼルバ ゴールドエディション」(本体価格980円)。カヴァは、シャンパンと同じ製法で作られる、スペイン産のスパークリングワインです。本品は、セイコーマート店舗でのスパークリングワイン売上実績(2021年1月〜10月)ナンバーワンの「カヴァ グランバロン ブリュット」のなかでも、瓶内2次発酵を15カ月以上行った「レゼルバ」、しかもゴールドエディションというわけです。
「カヴァ グランバロン ブリュット レゼルバ ゴールドエディション」は、チャレッロ (40%)、マカベオ(30%)、パレリャーダ(30%)といったブドウ品種が使われています。
販売店舗は、前項のG7スペシャルエディションと同様、セイコーマートの酒取り扱い店舗(北海道1,054店/茨城県83店/埼玉県9店)、ハセガワストア、ハマナスクラブ、タイエーです。
50周年記念ワインを試飲
「G7スペシャルエディション」を飲んでみた
まずは「G7スペシャルエディション」を飲んでみました。赤ワインなので常温のままです。
株式会社セコマ広報部のニュースリリースによると「豊かな果実味と樽熟成によるバニラの香りに滑らかな口当たりと優雅でしっかりとしたタンニンが感じられる個性的な味わい」という解説がありました。
残念ながら筆者には、ワインに関する特別な知識はありませんので、単純に素人が飲んでみた感想ということになります。 チリ産カルベネソーヴィニヨン主体の赤ワインなので、フルーティーで濃厚、甘みの強いワインを想定していました。 しかし実際に飲んでみると、濃厚でフルーティーなのですが、タンニンによる苦味と渋みが感じられ、フルーティーで軽やかというよりは、しっかりとした重みのあるワインと感じました。解説どおり、やや個性的な味わいですが、甘いだけではなく、渋みや苦味とのバランスがよく、飲み飽きない印象です。
「カヴァ グランバロン ブリュット レゼルバ ゴールドエディション」を飲んでみた
続いて「カヴァ グランバロン ブリュット レゼルバ ゴールドエディション」も飲んでみました。こちらはカヴァ(スパークリングワイン)なので、冷蔵庫で数時間冷やしてから抜栓し、試飲しています。
株式会社セコマ広報部のプレスリリースによると「アーモンドやトーストしたパンのようなほのかな香りとバナナやフェンネルのような熟した白い果実と熟成の香りが広がり、エレガントでバランスの取れた味わいです。」 とのこと。
筆者は「フェンネルって何?」というレベルの知識でワインを試飲しています。そのことを考慮したうえで、参考にしていただけると幸いです。「カヴァ グランバロン ブリュット レゼルバ ゴールドエディション」への第一印象は、非常にバランスがよく上品と言ったものです。驚くほどドライというわけでもなく、かといって過剰に甘いということもない、そのまま飲んでも、食事と一緒でも楽しめるワインだと感じました。本体価格が980円ということを考えると、非常にお買い得なスパークリングワインなのではないでしょうか。
まとめ
話題性抜群!お土産にもオススメ
初めてセイコーマートに行った人は、その品揃えの多さに「コンビニなのに、なぜこんなにワインが充実しているんだ!?」と驚くでしょう。セコマグループのプレスリリースによると、「ワインを日常の食卓で楽しむお酒にしたいという思いで世界各地のワイナリーへ足を運び、良質で納得できる美味しさお手軽でお届けしてきました。セイコーマートでは10ヶ国約70種類のワインを取り扱っており、幅広い味わいを楽しんで頂けます」とのこと。
そんなセイコーマートが50周年を記念して発売したワインは味や品質はもちろん、コストパフォーマンスにも強いこだわりを感じます。「G7スペシャルエディション」で本体価格1,480円。「カヴァ グランバロン ブリュット レゼルバ ゴールドエディション」で本体価格980円。どちらも比較的購入しやすい価格設定なので、ぜひ一度試してみてはどうでしょうか。筆者は年末年始用に数本と、セイコーマートのない地域からの来客やお土産用に、さらに何本かをストックしておくつもりです。セイコーマートの50周年記念ワインというだけで、友人知人とワインを開ける際の話題性は十分。みつけたら何本かまとめ買いすることをおすすめします。